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ウルセラ最新モデル「ディープ・シー」(たるみ治療)

2015年03月30日(月) | カテゴリ: たるみ(美容皮膚科)
「たるみ取りに効果あり!」とうたっている美容医療機器は世に数あれど、
公式に効果を認定されたマシンは、現在のところ当院導入の「ウルセラ」のみです。

たるみ分野のマシン開発が最も進んでいるとされる米国において
FDA(日本の厚生労働省相当)の厳しい審査基準をクリアした唯一の
たるみ取りマシンであり、まさに世界がその実力を認めたと言ってよいと思います。

そのウルセラも、初期モデルから何回かバージョンアップを重ね、
現在の最新モデルは、「ディープ・シー」という機種になっています。

日本語で「深く見る」という名が示すように、
超音波エコーで皮下組織の状態を画面上で見ながら、
超音波を発射して皮下の脂肪組織(表在性筋膜;SMAS)を多数の点状に焼き縮めます。 

先週の記事に書いたフラクショナル・レーザー(マドンナリフト)
「皮膚表面に多数のドット状に」エネルギーを与え引き締めるのに対し、
ウルセラは同じことを「皮膚の下の深い脂肪組織で」行っているようなイメージです。

超音波というと、検査で用いるイメージがあり
本来発射すると距離にともない拡散・減衰するエネルギーなわけですが、
エネルギーを拡散させずにレンズで集め一点に集中させるようにして発射することで
高エネルギーを組織の一定の深さに与えます。(高密度焦点式と呼ばれる方式です)

それによって、極めて限局した部位においてですが、
組織温は瞬間的に70度もの高温に達します。
まさに組織に焼きを入れて、引き締めている訳です。

なお「焼く」と言うと怖いイメージを持つ人もいるかとは思いますが、
実際には施術後に腫れや内出血など全くなく仕上がるのが、この施術の良い所です。

ウルセラ本体の写真です。↓

見た目はコンパクトかつシンプルなデザインで、
「ん?PCか?」と見まがうほどですが、本体価格1000万円前後の高級機です。

一方、同様の機械で韓国製のダブロというマシンがありますが、
これはウルセラのコピー品でありこの半額程度の本体価格です。

ダブロについては、ウルセラを買う前に複数の業者から
買いませんか?と何度も打診をもらい、誘惑に負けそうになりましたが
やはりブランド・ストーリーや実績など様々な点を考慮して、
本家本元のウルセラの方を導入することに決めました。

高性能スポーツカーが買えてしまうような価格帯の製品ですが、
それだけに効果も確かなものがあります。

今は買ってほんとによかったと大変満足しております。
(もちろん患者様も大満足です!)

超音波を見ながら打つ際に重要なのは、

1.超音波を効かせる深さを目で確認しながら打てる。
2.骨があれば骨に当たらない向きに発射する。
 (骨に超音波があたるとそれなりには痛いのでこれを避ける)
3.皮膚と超音波を発射する部位の接触面の間に空気が入ると
 黒い影として超音波画像に見えるので、入らないように密着させる。
 (空気が介在するとエネルギーが皮下に入らない)

などです。

下は独特の形をしたウルセラのプローブです。
尖端にトランスデューサーと呼ばれる消耗品をセットして使います。
「ディープ・シー」だけに形が何となく魚っぽく見えるのは気のせいでしょうか?

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施術中には若干の痛みを伴いますが、チクチクとした刺激感がある程度です。
超音波が発射された瞬間に皮膚の奥のほうで、
点と点が直線上に順番に並ぶ様に連続的に焼きが入るのが実感出来ますが、
痛みに比較的弱い人であっても十分に耐えられるレベルです。

ある患者さんは、施術中に寝息をたてて完全に寝ていました。
ちなみに同じ引き締め系マシンでサーマクールというマシンがありますが、
サーマクールをなさったことがある患者様いわく、
こちらの方が全然痛くないとのことでした。

超音波を発射するたびにピピピピーと独特の効果音が部屋に響き渡ります。

打つたびに耳元で音がするので、
患者さんは「ウルセーラ(ナ)」なんて思っているかもしれません。。。

下は、無料モニターの患者様の写真です。

56歳の女性で、頬のたるみ・しわが気になるとのことで来院されました。

口元のマリオネットライン外側のフェイスライン上に
ポッコリとしたふくらみが目立ちます。

左から術前、術直前と術直後の写真です。
(クリックすると拡大します)




術直前の白いペンのマーキングは照射範囲のデザインを表します。

術後はマリオネットラインふくらみが取れ、
シャープなフェイスラインに仕上がっています。

顔の幅が術前と明らかに異なり、スッキリとした卵形の輪郭となっています。

左頬にうっすらとした赤みが見えますが、
プローブを頬に密着させてスライドさせたために生じたものです。
内出血ではありませんので、数時間で消えてしまうものです。


この施術の時に、日本での販売元であるJMEC社のスタッフの方に同席してもらい、
上記の写真を撮影しましたが、あまりに結果が良いので
JMECでこの写真を使わせてもらいたいくらいと言われました。

それくらい効果のハッキリと分かる写真です。

ウルセラによるたるみ治療の良い点は、
施術直後も上記写真のように効果が鏡で見て明らかなのですが
さらに2ヶ月目、3ヶ月目と、徐々にリフトアップ効果が進行する点です。

効果の持続期間は6ヶ月から1年と長期間に及ぶ点もうれしいですね。

気になる価格は両頬のリフトで98,000円、
全顔(頬、首、目尻、額を含む)で200,000円と、都内最安値レベルです。

それでもまだ高い!と思う方は、上記のような変化の出やすいケースの場合
モニター価格の適応があるかもしれませんので一度是非ご連絡ください。
お待ちしております。
※ウルセラ詳細ページはこちらです。

<本ブログの症例に関する情報>

治療名:ウルセラによる頬たるみ治療 費用:107,800円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、水疱形成、熱傷、熱傷による色素沈着など
治療内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士