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今、ヒゲ脱毛が熱い! 

2015年04月27日(月) | カテゴリ: 医療脱毛
脱毛といえば女性のものと当然思われがちですが、
当院の場合、女性の患者さんももちろんそれなりにはいますが、
何故か「男性のヒゲ脱毛」がかなりの人気を集めています。

ホームページのトップページ・バナーに出しているというのもありますが、
巷ではついに「ひげ脱毛ブーム」到来か? と思うくらいに多いです。

当院の医療脱毛の詳しい値段はこちら


一般に、多くの会社では
ヒゲはNGということになっている所が多いかと思います。

ヒゲの濃い方にとっては、
出勤前の朝の髭剃りに時間がかかることと、
夕方くらいになるともはや既に生え始めているなど、
煩わしいことが多いという悩みを聞きます。

かく言う私も昔、一時期ヒゲを生やしていた時期がありましたが、
一度コメンテーターとしてテレビ出演する機会があり、
その時に周りからテレビに写った時にむさくるしいから剃ったほうがいいよ
と言われて渋々剃って以来、常に肌をツルツルに保つように心がけています。

昨年開業して自前の脱毛機を手に入れたこともあり、
定期的に鼻下・アゴ・頬・首などを中心に看護師にレーザーを掛けてもらっていますが、
ヒゲの手入れが本当に楽になりました。

まだ、3回しか掛けていないためわずかには生えて来ますが、
髭剃りはさっと電気シェーバーを1回かけるだけで剃れてしまい、
朝の貴重な時間の節約になっています。

ところで、レーザー脱毛機には
男性のヒゲに強い機種があることは皆様ご存知でしょうか?

当院の脱毛機は、米国最大手サイノシュア社のエリート・プラスです。

この機を選んだ理由が、アレキサンドライトとヤグの2波長を
状況に応じて使い分けられるということがあります。

男性のヒゲ脱毛の場合、私のように通常の濃さである場合
アレキサンドライトだけでも充分な効果が得られますが、
濃い方の場合毛根が深い所にあるケースが多くアレキサンドライトの波長では
充分に毛根を破壊することが出来ません。

ある程度まで薄くなってもすぐに効果が頭打ちになり、
回数を重ねてももはや薄くならないということがよくあります。

そこで、より深くまで届く長波長のヤグレーザーを用いることによって
それまでアレキサンドライトで破壊できなかった毛根を根絶やしにすることが
可能となります。

ちなみに、ヤグが使えるということは、肌の色の黒い方の場合も有利です。

アレキサンドライトは黒い色(メラニン)に反応しやすいので
パワーを上げてゆくとヤケドを起こす可能性があります。

その場合もヤグレーザーなら熱傷のリスクを最低限に抑えることが出来ます。
(同じ意味で、女性のVIOなどでもヤグは有効です)

このように男性のヒゲ脱毛を行う上でアレキサンドライトだけでなく
ヤグが使えるということはかなり有利ということがお分かり頂けるかと思います。

↓当院の脱毛機・エリートプラス
ただ2種類の波長を使えるということで、1波長のみの機種よりも
ワンランク上の高級機種となり本体価格もそれなりに高くなります。

この機種と同レベルの脱毛機は、
メジャーな会社ではキャンデラ社のジェントルマックスが有名です。

開業時にどちらを買うか大変悩みました。

値段も伯仲し、脱毛の性能も差が無く、
2機種ともに脱毛の他にレーザーフェイシャルも出来る。

ライバル機として比べれば比べるほど差が無いように思えましたが、
最後の決め手は照射ヘッドの大きさと冷却方式でした。

このヘッドの大きさというのが結構重要です。

脱毛については、カウンセリングは私が行うものの、
実際に当てるのは看護師が行うのですがその際にヘッドが大きく重いと
看護師の手が疲れます。

脇や肘下、膝下など小範囲で照射する場合にはそれほど看護師の負担になりませんが、
全身脱毛など広範囲を1時間以上の時間をかけて照射する際には、
大変な負担になります。

肩が悲鳴を上げるというのも聞いたことがあります。

その点、エリートプラスのペンのような
小さく軽いヘッドは確かに腕・肩にかかる負担は小さいと言えます。

また、冷却方式がジェントルマックスはガス方式、
エリートプラスはエア方式です。

これはあくまでサイノシュアの主張ですが、
冷却方式がガスよりもエアの方が照射面をむらなく均一に冷やせるので、
万一の熱傷発生リスクが低く、それによって熱傷による色素沈着(しみの発生)も
抑えられるとのこと。

まあ、実際のところは分かりませんが
ガスを補充するカートリッジを毎回買わなくて済むというのも
エリートプラスを選んだ理由です。

なにせ空気で冷やすのですから、空気はタダです。

但し、冷たい空気を送る時に必要な装置が別売りで初期投資は必要でしたが、
この冷却装置はフラクショナルレーザーを行う時の皮膚面の冷却にも使えるので
重宝しています。

↓当院の冷却装置;クライオエアー
話をヒゲ脱毛に戻しますが、男性のヒゲ脱毛で問題となるのは主に

1.照射時の痛み
2.毛嚢炎(もうのうえん)

の2点です。

自分で施術を受けてみて分かるのですが、
口周りは神経が敏感な所なので痛いですね。

特に、鼻下が苦手です。

では痛みに弱い方はどうすればよいのか?

男なら根性と気合いで耐えましょう(笑)!

・・・と言ってしまうと身もフタもないありませんので、
いちおう麻酔クリームは用意しています。

打つ前に15分ほど塗っておくことで、ある程度は痛みを和らげることは可能です。

また、クライオエアでキンキンに冷却することで
痛みをある程度までやわらげることは可能です。

2つ目の「毛嚢炎」は、レーザー照射により死んだ毛が毛穴に残存し、
このような壊死組織に細菌がとりつき感染を発生して炎症を引き起こします。

ただこのようなトラブルは抗生物質を施術後に3日間ほど内服してもらえば、
ほとんど防げます。

薬が苦手などの理由で薬を飲まないでいると、
翌日顔中に大きなニキビのような赤いふくらみをたくさん作って
当院に戻って来る患者さんがたまにいますので、
抗生剤は飲んでおいたほうが絶対に無難です。

そして、一定の回数で確実な効果を上げるにはレーザーの種類も重要ですが、
ただ当てればよいということではなく、設定値が重要です。

設定値とは、脱毛機の場合パルス幅(照射時間)と熱量(パワー)の2つです。

パワーをただ闇雲に高くするだけでは、痛みと熱傷の問題があり無理があります。

パルス幅とパワーのバランスによって効果が出たり出なかったりします。

下は、アレキサンドライトでパワーを16J/cm2 で一定とし、
鼻下のヒゲに、右半分を照射時間20ミリ秒,
左半分を40ミリ秒で照射して1ヶ月目です。(初回照射)
前日朝髭剃りをして、24時間毛を生やして朝の撮影です。

明らかに左側と右側で毛の密度と長さが違います。
照射時間を長く取った左側が、効いていることが分かります。

ただ、この一事を見て照射時間が長いほうがよいとは必ずしも言えません。

照射時間を長くとれば、ピークパワーが下がってしまうので
逆に充分に効かなくなるケースもあるでしょう。
個人個人の毛の太さ、毛根の深さによっても設定値を変えて行く必要があります。
ここにヒゲ脱毛の難しさがあります。

脱毛は、マシンの性能も重要ですが打つ側が毎回反応(毛の減り方)を見ながら、
レーザーの種類とパワー、照射時間という3つのパラメーターを変化させながら
最大の効果を得られる組み合わせを探ってゆく作業なのだということが分かります。

誰がどう打っても結果は同じだなどとは絶対に思いません。

その証拠に他院で医療用レーザーを打ったのに
ほとんど効かなかったという話をかなり頻繁にカウンセリングで聞きます。

当院なら、結果が出ていないのに
漫然と同じ方法でレーザーを打ち続けるということはありません。

また、このようなマシンや技術的な側面とは別に
当院のヒゲ脱毛が好評な理由は、値段が何と言っても安い! ということがあります。

同業ドクターからも「先生の所はいくら何でも安すぎませんか?」
と言われてしまうくらいです。

あまりにも好評なので、
さらに広く知ってもらうためにもう少し余裕が出てきたら
いずれ期間限定「男の脱毛祭り!」などキャンペーンも考え中です。
またその際にはブログでお知らせしたいと思います。

<本ブログの症例に関する情報>

治療名:ひげ脱毛(鼻下+あご) 費用:5,000円/1回
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、水疱形成、熱傷、熱傷による色素沈着など
治療内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士