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<二重整形>症例紹介シリーズ(埋没法3点留め)

2015年09月28日(月) | カテゴリ: 美容外科, 二重整形・眼瞼下垂・目元
総合美容医療クリニックとして
幅広いメニューを取りそろえている当院ですが、
こと手術に限って言えば一番多いのは<目周り>の手術です。

上まぶたと下まぶたでは、9:1くらいで上まぶたの治療が多く、
上まぶた治療の内訳は、二重整形眼瞼下垂逆さまつ毛などが多いです。
(その他目頭切開、目尻切開などもあり)

二重整形には切開あり(切開法)切開なし(埋没法)の方法がありますが、
切開なしのリクエストがやはり圧倒的に多いです。

なお下まぶたについては
基本的に切開手術のみを行っているということもあるためか、
上まぶたほどは手術を受けてみようという患者さんは多くありません。

下まぶたの切開手術にもいくつかの目的・種類があり、
目の下のたるみ取り、くま取り、目袋取りといった若返り系の治療や、
逆さ睫毛治療をさします。

下まぶた治療も上まぶた同様に
実際に治療を行えば確実に改善効果が期待できるので
気になっている部分がある際には一度カウンセリングに
いらっしゃることをお勧めします。


さて、上まぶた治療に話を戻します。

※今後、折にふれて「二重整形症例紹介シリーズ(or眼瞼下垂シリーズ)」として
紹介してまいります。



今回は、20代の女性です。

二重まぶたを切開法ではなく、切らない方法(埋没法)で
希望されて当院を受診された患者様です。
逆さ睫毛も若干ですがあります。

さらに左右で目の形が違うことも気になるとのことで、
二重整形で左右差も目立たなくしたいという希望もありました。

確かに右目が左目に比して小さく見えますが、
この場合は眼瞼下垂ではなく、単に上まぶたの皮膚が余って
上からかぶさっていることで縦幅が狭く見えるだけです。

そのため、二重整形を行うことで隠されていた
黒目の面積が増えて目が大きく見えます。

というか皮膚のかぶりが除去されることで
本来の目の大きさが明らかとなるとでも言いましょうか。

ダウンタイムをできるだけ短くしたいと希望しつつ、
同時にある程度の耐久性つまり効果の持続性も欲しいとのことで
シンプルな(糸同士の連結・クロスなしの)3点法二重を行いました。


上は手術直後に撮影した写真です。
結膜が若干充血してますが、手術直前にさした麻酔の目薬の影響です。

皮膚の腫れはわずかです。
右側の上まぶたの皮膚面がわずかにふくらんで見えますが
1週間くらいで腫れが落ちつくとしぼみます。

切らない埋没法二重の手術の場合、3点法で「最大」で
この程度の腫れにおさえなくてはプロの仕事とは言えません。

実際には、これよりもさらに少ない腫れであることがほとんどです。
(2点法、1点法など点数が少なくなるに従ってさらに腫れは少なくなります)

患者さんは手術を行うと、ほとんどの方が自撮りを行って記録を残します。

中にはブログやSNSなどで
クリニック名とあわせて手術経過を報告する方もいらっしゃいますので、
美容外科医は埋没二重の術後の腫れには気を使って行わねばなりません。

そういうこともあり、時々カウンセリングや診察の際に
患者さんが他院で以前行った埋没二重の手術直後の自撮り写メなども
見せて頂く機会があるわけです。

「前回直後こんな感じだったのですが、同じようになってしまいますか?」
と尋ねられます。

写真を見ると、腫れ・内出血に全く配慮されていない結果のことが多く、
正直、唖然とすることもしばしばあります。

私が埋没法二重を最小の腫れで仕上げるために
特に気を付けているポイントは、

・麻酔の濃度を濃いものを使い、あまりボリュームを使わない。
(少量で済ませる)

・糸を掛ける際は針先の抵抗を指先で感じることで血管をよけながら、皮膚を貫通させる。
(一番重要な技術だが、習得までにかなりの時間がかかる)

・糸を縛る力の加減;強すぎれば腫れるが、弱すぎれば糸が外に出て来ることがある。

などです。
(他にも色々ありますが、後は企業秘密です)


上は、術後2週目の状態です。

依然として左右差はゼロとはいきませんが
術前よりもかなり差が気にならなくなったとのことで、結果に満足して頂いております。

二重ラインもリクエストにより派手には作っていませんが、
ごく自然な仕上がりです。

腫れを最小限に抑えた二重をご希望なら、シンプルな縫合の2点法や3点法。

耐久性を最大限に上げて、持ちをよくしたいなら
糸と糸をチェーンのように連結・クロスする連結式二重がお勧めです。

いずれの方法であっても、最大で上の写真程度の腫れで仕上げますので
「術後のダウンタイムが心配!」という方は是非一度ご相談下さい。
当院の二重埋没法はこちらです。
二重整形後の腫れ対策などはこちらにまとめています


↑術前

↑術直後

↑術後2週目

<本ブログの症例に関する情報>

治療名:二重埋没法(3点留め) 費用:66,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、皮膚の傷跡、後戻り、左右差など
治療内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士