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眼瞼下垂手術後の二重ライン調整

2016年08月09日(火) | カテゴリ: 美容外科, 二重整形・眼瞼下垂・目元
眼瞼下垂治療のひとつである皮膚切開をともなう腱膜前転法を行うと
目の開きが良くなりますが、その一方でまぶたのフチの位置が上方に上がることで、
予想していたような二重ラインを得られないことがあります。

特にこの手術では、局所麻酔注射をまぶたの表と裏に打っていることと、
皮膚切開や眼輪筋の切除などにより腫れはある程度必須のため、
術直後の二重ラインの幅は広く見えます。

ところが、時間がたって腫れがひくと二重の幅が狭くなったり、
ラインの形・カーブが気になったり、それにともなってラインの幅の左右差が
気になったりすることはままあることです。

つまり、眼瞼下垂手術単独で左右の二重ラインがドンピシャそろったり、
思ったような幅でまとまるとは限らない場合があります。

そのような場合、しばしば埋没法二重を追加で加え、二重ラインの微調整を行います。

下は、生まれつき左目の上まぶたの開きが悪い、34歳の女性です。
先天性の眼瞼下垂です。

視野の悪さを額の筋肉を使って代償性にカバーしているため、
かなり左の眉毛が上がっています。

局所麻酔を用いて、皮膚切開ありの腱膜短縮法(腱膜前転法)を
左目に対してのみ行いました。

下が、手術後約1年後の状態。

左目の開きの改善は充分ですが、二重ラインのカーブに若干カドが入っており、
またラインに左右差があるのがやはり気になるとのこと。
さらに、もう少し両目ともに目を大きく見せたいとの希望がありました。

そこで二重埋没法を両目に対して行い、ラインの微調整を行いました。
下が、埋没法二重後2ヶ月目です。

二重ラインの角が取れ、左右の形・幅の差も気にならないレベルとなっています。
本人的にも満足とのことでした。

眼瞼下垂治療の場合、1回の手術では理想的なラインにならないケースもあります。
そのような場合は、二重埋没法といった負担が少ない施術でもライン調整が
可能なことが多いので、気になる方は遠慮せずにご相談頂ければと思います。

なお自由診療で行う眼瞼下垂手術の場合は、そのようなライン調整は無料で行っています。

<本ブログの症例に関する情報>

治療名:二重埋没法(片目) 費用:66,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、皮膚の傷跡、後戻り、左右差など
治療内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士