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予約が取りやすくなります!(フロア増床と脱毛機追加)

2017年05月22日(月) | カテゴリ: 医療脱毛
既に当院の脱毛ページなどで、お知らせしていますが
当院は、4月からクリニック直上階7階スペースを拡充しスペースの増床を行い、
脱毛やフェイシャル施術を含むレーザー専用フロアとして営業を開始しております。

6階・7階の上下階合わせて100坪近いスペースを確保出来たことで、
今まで飽和状態だった予約の問題をこれでようやっと解決することが出来ました。

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これまで通り、6Fでは手術や注入系治療、レーザー治療を中心に行って参りますが
7Fではさらに、予約が取りにくかった脱毛治療や美肌系のレーザー治療、イオン導入、
ピーリング治療などを割り当てる予定です。

また、せっかく新たなスペースが確保出来ましたので、
これを機に新しくレーザー脱毛機を2台追加導入しました。

またマシンだけ増えても施術する看護師がいないと施術を行えないので、
看護師も新たに増員しています。
それぞれ他院美容外科・美容皮膚科で長年経験を積んだベテラン看護師なので
安心して施術を任せることができます。

今回フロア増床やスタッフ増員を行っておりますが、
今まで通り1部位3,300円はもちろん変わりません。


新しく導入した脱毛機は、1台は既に実績があり患者さん達から絶対の支持を得ている
米国サイノシュア社の「エリートプラス」です。

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上が新しく購入したエリートプラスと、冷風冷却機の「クライオ6」。

クライオはデザインが一新されて、
よりエレガントな筐体となってホースも一回り太くなっています。

そして、もう一台新しく導入した脱毛マシンは、同じくサイノシュア社製の「ベクタス」です。

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上が当院の施術室にあるベクタス。

筐体の見た目が、サイノシュアの光治療機(IPL)アイコンと全く同じデザインです。
元々両方ともPalomar社の製品であり、
Palomarをサイノシュアが以前買収合併したという経緯があります。

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アイコン同様にメラニンリーダー(メラニン量計測器)を搭載しており、
一人ひとりの肌の色調を定量的に解析して、自動で推奨出力とパルス幅を割り出すことで
熱傷のリスクを最小限に抑えることを可能にしています。

開業時、最初の一台目をエリートプラスにするか、ベクタスにするか随分と悩んだものですが、
一代目はできるだけ幅広く活躍できるマシンをと思い、ヒゲ脱毛、VIO脱毛の際に
ヤグレーザー(ロングパルス)が打てる「エリートプラス」を購入しました。

ちなみに、「エリートプラス」がヤグとアレキサンドライトの2波長搭載。
「ベクタス」は、ダイオード・レーザー (波長800nm)です。

では、なぜ「エリートプラス」3台ではなくここであえて、今回ダイオードなのかというと
まず、体の大きなパーツを処理するスピードがダイオードのほうが速いということが言えます。

ヘッドの大きさ(面積)が、
アレキサンドライトやヤグよりもかなり大きく作られている機種が多く、
背中や腹部、大腿などの面積の大きな大パーツに照射する時に
スピードが速ければ患者さんも施術する側も楽だというメリットがあります。

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上が背中、腹部、大腿などに使う大パーツ用の大きいヘッド。(23x38mm)
下のヘッドが小さい方で、手甲指など細かい部位に用いる。 (12x12mm)

ところで、スピードという面では最近蓄熱式脱毛レーザーが、
痛みも少なくスピードも速いということで注目を集めています。

ちなみにここでいうスピードとは、これはあくまで施術スピードが速いとい意味で、
効果が出るのが早いという意味ではありません。

私自身、蓄熱式を自分の肌で試したことがありますが、痛みの少なさは確かに感じました。
しかしながらこと施術スピードという点に関しては大きな疑問が残りました。

というのも、具体的な例を挙げると、カタログスペック上照射スピードでは
今回購入したベクタスは3Hz(1秒間に3発まで打てる)ですが
蓄熱式ダイオードで有名なA社のマシンは10Hzとなっています。

この数字だけ見ると、蓄熱式は施術スピードが従来機より3倍以上速いマシンなのか?
といかにも大きな差があるかのように思ってしまうのですが、それは大きな誤解だと思います。

そもそも蓄熱式ではない、従来のレーザー脱毛機が1カ所に一発だけ打てば良いのに対し、
(むしろ重ね打ちは好ましくないとされる)、
蓄熱式は弱いエネルギーで何度も何度も繰り返し皮膚面をこするように往復させることで、
文字通りターゲット組織に熱を蓄積することで効果を発揮するため、
むしろトータルの施術時間自体は従来機より実際は長くかかってしまいます。
(施術部位や、機種にもよるのかもしれませんが。。)
これは何だかトリックのように思えて仕方ありません。

これで、本当に従来機よりスピードが速いだなんて
果たして言い切ってしまっていいのだろうか??
A社の営業担当の人に率直にこの疑問をぶつけたところ、
一瞬顔が「ギクッ」とひきつったのを私は見逃しませんでした。(笑)

やはり施術スピードの速さではヘッドの大きなタイプの従来型ダイオードが
現段階では最速であるということに結論ずけられるかもしれませんが、
この分野は毎年のように新しい機種が発表されるのであくまで
「現段階では」としか言いようがありません。

とは言うものの、蓄熱式が「痛みが少ない」というメリットがあるということ自体は
確かですので、痛みに極端に弱い人のために今後導入予定の候補のマシンの一つではあります。

またその他の理由として、やはり毛質や部位によっては、波長により効きやすかったり、
効きにくかったりすることがよくあるということと、
硬毛化(治療途中で毛が太くなり抜けなくなる)などのトラブルが発生した時に
波長を変えることで対応が可能なケースがあるということで
脱毛に必要な3つの全波長をそろえておきたかったということがあります。

では、ダイオードなら他社製のもの(L社のDなど)もあるわけですが、
あえてベクタスでなくてはならない理由は?というと、
ヘッドの大きさもさることながら患者さんの体に塗るジェルが不要というのが
大きな魅力でした。

ジェルを塗ったり拭き取ったりするのは、施術する側も実は大きな手間で大変なのですが、
患者さんも案外これを不快に感じ嫌がる方がいます。

特に今まで、アレキやヤグなどジェルなし脱毛に慣れている方の場合
ジェルが苦手というお声も聞きます。

ところが、ベクタスはジェルを介さずに先端が直接肌に接して
コンタクトクーリングが可能なタイプなのでこの点でも有利であると判断しました。

ともあれ、今回脱毛機が3台に増え、スタッフの数も増え、施術スペースも増えたことで
開業以来当院の弱点であり、患者さんからもしばしば指摘を受けていた「予約が取りづらい」
という不便な点が少しでも解消されることにつながればよいなと考えています。
当院ではレーザー脱毛1部位3,300円で脱毛治療を行っていますので、
ぜひお気軽にお問合せください。



監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士