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顎下のたるみが、皺か脂肪かの見分け方(顎下の脂肪吸引)

2018年05月07日(月) | カテゴリ: 美容外科, 脂肪吸引・痩身・ダイエット
脂肪吸引のリクエスト部位として、
太もも、腹部、二の腕などと並んで多いのは頬、首(顎下)です。

今回は、顎下の結果が上がって来ましたので見てみましょう。

顎を引いた時に二重顎になるので、その二重顎が出来ないようにして欲しいと
言われることがよくあるのですが、実はどんなに痩せていて脂肪のついていない方でも
顎を引けば誰でも必ず絶対に二重顎は出来ます。

それは、脂肪ではなく皮膚が顎を引くことでたわんで顎下に二重顎を作っているだけで、
そこに脂肪が余っているから二重顎になっているわけではありません。

首と言えど関節部ですから、前後左右によく曲がったり、
回転してひねったりすることが可能なのは皮膚にある程度の余裕つまり余りがあるからです。

腕の肘をまっすぐに伸ばせば、肘頭に皮膚の余り(たわみ)が生じるのと同じ理屈です。

では余っているのが脂肪なのか皮膚なのかはどうしたら見分けがつくのでしょうか?

顎の位置を通常の位置に固定して横から見てみればすぐに分かります。

(他の人に写メを横から取ってもらうのが一番良いでしょう。)

顎の先端部から喉仏にかけて、ヘコミあるいはクビレが十分にあるのなら
脂肪が取れる量はかなりわずかに限られます。

逆に下の写真のように、顎の先端から喉仏までのラインがストレートで直線的であり
ヘコミ(クビレ)が一切ない場合は、男性でも女性でも確実に脂肪が取れます。


上は、32歳の男性で首回りの脂肪が多く、顔の輪郭と首の境界が分かりづらいため
顔が大きく見えるのが気になるとのことで当院を訪れた方です。

このコメントを見て分かるように、実は首回り(顎下)の脂肪を除去することは
二重顎の解消という目的だけでなく、小顔効果にも密接に関係してくることを憶えておいてください。

そして、下は脂肪吸引を行って約3ヶ月後(2ヶ月+20日目)に横から撮影したプロフィールです。


顎先から喉仏にかけてクビレが明瞭に形成されて、
術前には見えなかった喉仏の形がハッキリと分かるようになりました。

男性において喉仏は男らしさの象徴であり、
異性にアピールするパーツの1つされることもあるため、
これもまたこの手術によるおまけの効用と言っていいでしょう。(少々マニアックですが)

この患者さんは、上の写真のような変化を得ることを目的として、
脂肪吸引を行う前の段階で実は脂肪溶解注射(BNLS)を何度か行っていましたが
思ったほどは変化が得られなかったということで、今回思い切って顎下の吸引を決心されました。

脂肪吸引は、比較的低侵襲ですがいちおう手術ということになるため
また腫れや内出血は必ず出ますが、1回の施術で確実な効果が得られます。
ですので、もし2週間から1ヶ月のダウンタイムがOKの方ならお勧め出来る治療です。

二重顎は元より、顔を小さく見せたい、顔の輪郭にメリハリを付けたいなどの希望の方も
是非一度ご相談ください。
当院の脂肪吸引詳細についてはこちらです。


<本ブログの症例に関する情報>

治療名:脂肪吸引 費用:77,000円(税込) およびサポーター代6,270円(税込)
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、塞栓症、耳たぶの根本の傷跡など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ


監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士