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永続的な目の上のくぼみ改善には脂肪注入術(コンデンスリッチ)がお勧めです

2020年07月14日(火) | カテゴリ: 上まぶたのくぼみ・たるみ
上まぶたにくぼみがあると、目元が10歳くらい老けて見えることもあります。

さらに、くぼんだ部分に新たに二重ラインのようなものが生じて「三重」となったり、
二重幅が極端に広く見えてしまうことで、眠そうな眼瞼下垂状態と見まがうこともあります。

さらに、くぼみがあることで目が開きづらく感じたり、
夕方になると目が疲れて開いているのが困難に感じるなど
機能的な問題が発生することもしばしばあります。

このような目の上のくぼみについては、
ヒアルロン酸注入か脂肪注入で見た目と目の開きづらさを治すことが出来るのですが、
一般にはまだ治療が出来ること自体あまり知られていないようです。

そのため別件で当院に相談でこられた患者様と
カウンセリングの際に上まぶたのくぼみに関する話になった際に、
「ここは治せないと思っていた」とか、「他院で相談したけれども治せないと言われた」
とおっしゃる方が本当に多いです。

上まぶたのくぼみ改善治療として、脂肪注入とヒアルロン酸注入であれば
手軽なヒアルロン酸注入で勧めることが多いのですが、すでに何回かヒアルロン酸注入を行っており、
永続的な効果があるものが良いという方には脂肪注入をお勧めしています。

といっても、ヒアルロン酸注入による上まぶたのくぼみ改善治療でも、
当院で使用しているヒアルロン酸製剤で、かつ当院のオリジナルの打ち方であれば
1回の注射で1~3年程度は効果が持続する方がほとんどです。

そのため数年に1回程度で繰り返し打っている方が多いわけですが、
ヒアルロン酸の吸収が比較的早い方や、永続的効果を希望される方には脂肪注入を行っています。

脂肪注入は、一種の移植手術ということになりますが、
ご本人の体の別部位から脂肪吸引手術のテクニックを用いて頂いたものを用いているため
アレルギーや感染などのリスクはほぼありません。

下は、上まぶたのくぼみが気になるとのことで来院された52歳の女性です。




以前にヒアルロン酸注入を1回行っていますが、1年ほどでくぼみが再発してきたとのことで
今回は脂肪注入による上まぶたのくぼみ治療を行うことにしました。

当院では脂肪注入の精製キットとしてコンデンスリッチを使用しており、
通常の脂肪注入法よりも移植脂肪の生着率を上げることが出来ます。(遠心分離による脂肪性製法です)
>コンデンスリッチ脂肪注入法については詳しくはこちら。


術前後の写真で比べてみましょう。

術後写真は、脂肪注入後5ヶ月が経過した時の状態です。
(ちなみに施術後のダウンタイムはほぼゼロだったとのことでした。)



▼術前

▼術後5か月



上まぶたに入っていたスジ状のクボミによる影が完全に消えています。
下まぶたのクマも目立つので注入を勧めましたが、本人的には不要とのことでした。


通常移植した脂肪は、
注入直後から少しずつ減った後に2~3ヶ月かけて生着結果が出て完成するので、
5ヶ月程度でこの状態であればほぼ全量生着したといえます。

今後、よほど痩せて減量でもしない限り、この状態をキープできるはずです。

上まぶたのへこみに対する治療法として、
ヒアルロン酸注入は行っているクリニック自体が少ないので問い合わせ件数は多い施術の一つですが、
ヒアルロン酸の効果持続期間が短いと感じられる場合は、脂肪注入法をご検討ください。

上に紹介した方のようにコンデンスリッチ法を使えば非常に高い生着率が得られるので、
何度も定期的な施術をするという手間が省け、お金の節約にもなります。
>コンデンスリッチ脂肪注入術の詳細はこちら

<本ブログの症例に関する情報>

治療名:上まぶたのくぼみに対する脂肪注入(コンデンスリッチ法)
費用:330,000円(税込)
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:脂肪生着不全、しこり形成、石灰化、脂肪壊死、眼瞼下垂、上瞼浮腫、血栓症など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ



監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士