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黒あざのレーザー除去(Qスイッチルビーレーザー)

2022年02月28日(月) | カテゴリ: その他の美容皮膚科
先週のブログ記事で、黒あざは基本的に手術によって
切って縫うことで除去するということをお伝えしましたが、
これはあくまで原則であって、あざの部位などによっては
切除法によるあざ除去が難しいケースもあります。




たとえば上は、
58歳の女性で黒あざ除去希望で当院にご相談にこられた方ですが、
このような部位のあざを手術によって切って縫うと、
縦にかなりの長い傷跡が頬に残ってしまうので
現実的な選択肢とはとても言えません。

但し、これよりもう少し外側耳側(つまり耳前部)にあざがある場合は、
切除縫合の適応が充分あり、以前にそのような症例をブログ記事に上げています。

今回の症例の方は、やむを得ませんが
術後の傷跡を考慮してレーザー治療をすることとなりました。

照射による結果として全く取れないか、
少し薄くなる程度で終わる可能もあるという点をご了承いただいた上で、
Qスイッチルビーレーザーを照射しています。






上が術前、下が3ヶ月ごと5回の照射を終わったところです。
ほぼ完全に近い形で除去することが出来ました。

黒あざと言ってもいろいろなタイプがあるため一概にひとくくりには出来ませんが、
今回のようにQルビーレーザーに充分反応するものもあることが
この結果から分かります。

よって黒あざの除去方法には主に以下の3つの方法があるといえます。

1.切除縫合(1回or 複数回)
2.Qルビーレーザー
3.剥削(はくさく)術

1つ目、2つ目についてはブログ記事内でお見せした方法ですが、
場所によっては、第3の方法として剥削術というのもあります。

剥削とは、高速で回転するローターの先に
ダイヤモンド製のヤスリがついている器械で皮膚を削り取る施術方法です。

特に鼻に生じたあざについては、剥削術によって
かなりの程度まで削り取ってしまうことが出来た経験があります。

鼻の皮膚は特殊部位のため皮膚の治りが良く
キレイに取れて傷跡も目立ちません。

その他、上の2と3を組み合わせたりするような方法もあります。
(つまり少し表面を器械で削り取ってから、ルビーレーザーを打つ)

施術を組み合わせることで、よりあざの色味を目立たなくしつつ、
かつ傷跡を目立たせることなく仕上げることも可能となります。

当院では黒あざ、赤あざ、青あざ、茶あざと全てのあざにおいて
治療をご用意しておりますのでお気軽にご相談ください。
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当院のあざ治療全般の詳細はこちら

<本ブログの症例に関する情報>

施術名:黒あざのレーザー除去(Qスイッチルビーレーザー) 費用:1回・44,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:熱傷、傷跡、色素沈着、水疱形成、白抜けなど
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士