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口角挙上術(スマイルリップ)の症例

2022年03月15日(火) | カテゴリ: 口元・唇・耳など
スマイルリップと呼ばれることもある口角挙上術は、
注射やレーザーなどによって口角をわずかにリフトアップすることで
日常的に軽く微笑んでいるような印象を与える美容医療です。

第一印象がよくなる、優しそうな雰囲気に見えるなどの効果があり、
口角挙上術(スマイルリップ)は近年ひそかに人気のメニューです。

美容医療によって口角を引き上げる治療には様々な方法があります。

・口角下制筋の働きを弱めるボトックス注射
・口唇にボリュームを出すヒアルロン酸注入
・皮膚切除による口角挙上術(手術)
・口腔内アプローチによる口角挙上術(手術)
・糸リフト(スレッドリフト)による口角挙上術
・エルビウム・ヤグレーザーの口腔内照射(スマイルリフト)

ヒアルロン酸やボトックス、レーザーによる口角挙上術(スマイルリップ)は
シンプルで負担が少ない方法ですが、定期的なメンテナンスが必要ですので
その点がデメリットになるかもしれません。

一方、皮膚切除や口腔内切開による
手術での口角挙上(スマイルリップ)は半永久的効果が得られるため
繰り返しのメンテナンス治療を面倒に感じる方には向いています。





上は、口角を手術によりリフトアップしたいという希望で
当院にご相談にこられた26歳の女性です。

最もオーソドックスな手術である皮膚切除によって
口角の位置を引き上げる手術を行うこととなりました。





上が手術のデザインです。

口角の赤唇と白唇の境界部を切開して口角の上の皮膚をわずかに三角形に切除し、
その際に生じた傷のスペースに口角の皮膚を挿入するようにして移動し、縫合します。

この時、口角下制筋を切断したり口角挙筋や大頰骨筋を
切除短縮縫合することで、術後に後戻りが生じることを防ぎます。





上は術後1ヶ月目の状態です。

表情を作らずとも、口角が上方に上がって
ニッコリと微笑んで見えることが分かります。

微笑みを浮かべた表情は、若々しく見えたり
表情が柔らかくやさしい印象を与えるなど、
他者とコミュニケーションする上で、はかり知れないメリットを与えてくれます。

いわゆるノン・バーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)には、
見た目・表情・声の調子・ジェスチャーなどが含まれますが、
特に見た目・表情は、相手に与えるインパクトの50%以上を
占めるとされていますので、他者との関係構築上とても重要です。

今回ご紹介した手術による口角挙上術(リップリフト)術では
皮膚を切るということに若干の抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、

赤唇と白唇の境界部を正確に切開し、
ルーペもしくは顕微鏡縫合によって創縁をコンマ1ミリの段差無く、
高い精度でピタリと合わせる縫合テクニックがあれば
ほとんど傷跡は分からなくなります。
(傷跡の赤みは、1ヶ月目がピークであり、3から6ヶ月で落ち着きます)

なお、手術による口角挙上術(リップリフト)には
口角を上げる以外にももう一つの知られざるメリットがあります。

それは、口角が上がるだけでなく
口唇が横方向に広がって見えるというメリットです。

一般的に、美人の条件として
顔のパーツがある程度以上の大きさを持っていることが上げられますが、
唇についても、適度に厚みがあると同時に、横方向の幅があったほうが
いわゆる美人の基準に近づきます。

また目・鼻と同様に、顔の構成パーツが大きいと
顔の輪郭サイズが相対的に小顔に見えるという効果もあります。


「口角挙上術(スマイルリップ)」という名称にて知られている手術ですが、
自分の唇が普通よりも小さいと感じていたり、
もう少し口唇を大きく見せて顔にメリハリを付けたい、
もしくは小顔に見せたいといった際にも、
ご希望に十分ご期待にこたえられる手技ですので、
当院としてもこの手術をもっと推していきたいと最近感じております。

口元・口唇に変化を与える美容形成外科手術には、
今回紹介した口角挙上術(スマイルリップ)の他にも
口元を立体的に見せるM字リップ形成や口唇縮小術、口唇増大術など
実に多種多様なアプローチがあります。

目、鼻に次いで顔の重要パーツである唇についても、
美意識の高い方からの妥協のないリクエストが増えつつあります。
>スマイルリップ(皮膚切開による口角挙上術)の施術詳細はこちら

<本ブログの症例に関する情報>

施術名:口角挙上術(皮膚切開) 費用:1回 220,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、傷跡、ケロイド、左右非対称、化膿など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ


監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士