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しわのしわざ(アラガン・キャンペーン)

2015年03月02日(月) | カテゴリ: しわ
いきなりタイトルからおっさんのダジャレみたいですが、
3月から始まる、アラガン・ジャパンが行うキャンペーンのキャッチ・コピーです。

なんでも4月8日は、「しわの日」なのだそうです。

ダジャレ好きの私ですが、
これを営業担当から聞いた時はさすがに苦笑いしてしまいました。



これは、

「同じ女性でも、顔に皺があるのとないのでは、
こんなにも見た目年齢が違って見えます。」

ということを少々漫画チックに表現した写真です。

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【追記】
2015年8月31日からアラガン社では
再び「しわのしわざ」キャンペーンを行っているようです。

20~60代の女性の9割がしわについて悩みを抱えており、
最も気になる個所は「ほうれい線」、2位は「眉間」という
アンケート結果が出ているそうです。

確かに当院でも、
ほうれい線や眉間、目元のしわのご相談は大変多いご相談です。

当院ではヒアルロン酸ボトックスともに
はじめての方でもチャレンジしやすい料金体系にしておりますので
本キャンペーンで興味を持った方もお気軽にお問合せください。
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地下鉄広告のポスター、雑誌記事などで
数週間にわたりこれから頻繁に目にすると思います。

「しわ治療ならアラガン社のボトックス、ヒアルロン酸で!」
という主旨のキャンペーンです。

アラガン社は米国の由緒ある医療メーカーで、
しわ伸ばし注射のボトックスの製造元として有名です。

なおボトックスには、韓国製のナボタ、
ドイツ製のゼオミンなどが競合薬としてあります。

どれもボトックスに近い効果はあるものの、
「ボトックス」という言葉自体は商標登録されているので、
本来はボトックスと言えばアラガン社のもののみを呼ぶわけです。

最近は、ボトックスという名前があまりに一般に浸透し
一人歩きしてしまっているため、あえて他社のものと区別するため
「ボトックス・ビスタ」という商品名を使用しています。

我こそは本家ボトックスなり! みたいな感じでしょうか。

決して他社のものが大きく効果で劣ったり
問題があったりするわけではありませんが、
他のものは言わばジェネリックのようなものとお考え下さい。
(ちょっと違うけど)

ちなみにアラガン社のボトックスは、
厚生労働省認可の安心・安全の折り紙付きのものです。
さらに韓国製のものに比べると、元値がかなり高いため
ワンランク上の高級品という位置づけです。

また、ほうれい線、目の下のクマなどの
しわ伸ばし・溝埋めに用いられるヒアルロン酸注射

Juvederm vista ultra(ジュビダーム・ビスタ・ウルトラ)と
鼻・アゴ・頬などに注入して輪郭形成に用いる
Juvederm vista ultra plus(ジュビダーム・ビスタ・ウルトラプラス)も、
高級ヒアルロン酸として美容医療にこだわりを持つ方達から支持を得ています。
*当院価格;7万円。

さらに、ルミガンというまつ毛の育毛剤がありますが、
これに対しても厚労省認可のグラッシュビスタという製品が
アラガン社から出ており人気があります。

しかしこちらもルミガンより結構髙い価格設定です。
(下まぶたの皮膚に付いた場合、グラッシュビスタのほうが
色素沈着が起こりづらいなどのメリットがあるようです。)

*当院価格;ルミガン;4000円に対し、グラッシュビスタ19800円。

この価格を髙いと考えるか、
そうではないと考えるかは患者様の考え方次第ですが。。。

こうして見ると、主力のボトックスビスタ、
ジュビダーム・ビスタ、グラッシュビスタともに3商品そろって

厚労省認可=保証されている=安心・安全 

だから、

「他社製品よりも価格は確かに高いけれども
体に入れるものだから少しいい物を使いたいという方にお勧め」
というアラガン社のブランド戦略の方向性が見えてきます。

徹底して高級路線を貫くことで
他社との差別化をはかってゆこうという意図が感じられます。

ただし当院は、
美容医療通の方だけを対象に受け入れるクリニックではなく、
「質の高い医療をリーズナブルな価格で幅広い層の方々に提供する」
というということをモットーとしておりますので

ボトックス・ビスタ、ジュヴェダーム、グラッシュビスタといった
ワンランク上の高級品もとりそろえつつ、
一般的な価格帯のボトックス、ヒアルロン酸のご用意ももちろんあります。

そのほうが、患者様としてはむしろいろいろ選べるし、
比較して試せるということもあり面白みがあると思います。

通常の価格帯のもの一辺倒でもつまらないし、
髙いものばかりで手が届かないということでは
患者さんの多様なニーズに適切にこたえているとは言えないのではと
考えております。


…話をアラガン社に戻します。

これからアラガンが提唱する新しい施術ブランド、
「ビスタ・シェイプ」についても大々的な宣伝が行われることでしょう。

この「ビスタ・シェイプ」とは、
上記のジュヴェダームとボトックスを組み合わせることで
現代女性が求める輪郭のトレンドとされるいわゆる
「逆三角形の輪郭」を作り出すというコンセプトです。

例として、

・頬骨付近をヒアルロン酸注入でボリュームを与えふっくらとさせる。
・ボトックスを咬筋に注射することで、咬筋の収縮力をおさえることで
 やせさせてシャープなフェイスラインを作る。

ヒアルロン酸とボトックスの協同作用により
下の写真のような輪郭形状を実現するのが狙いです。




私的なアイデアとしては、
頬に入れるヒアルロン酸のうち余った分をアゴに入れて
アゴ先を尖らせればもっとシャープさが強調されるのにと思いました。


ビスタ・シェイプで四角い輪郭から逆三角形の輪郭へ。

理想の小顔を手に入れるために、エラの骨削り手術などの
アグレッシブな治療を希望されない患者様にとって、
ほぼノーダウンタイムでできる手軽な輪郭治療として
今後注目を集めてゆくことでしょう。
監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士