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フォトフェイシャルM22が入りました!

2018年09月03日(月) | カテゴリ: しみ
今やというか、既にだいぶ前からですが、
光治療/IPLは美容皮膚科の治療においてもはや欠かせない存在です。

レーザーとは少し異なるコンセプトですが、さまざまな波長の光をミックスして一度に打つことで、
しみ・くすみ・色むら、毛穴、毛細血管拡張、赤ら顔などの改善や、
ハリツヤを与えてリフトアップ効果など皮膚にとって様々な良い結果をもたらします。

そしてこのたび当院でも、ルミナス社のフォトフェイシャルM22(IPL)が、
2018年8月末導入されました。今現在既に稼働中です。





歴史的に光治療の先駆けとなったのはルミナス社のフォトフェイシャルです。

本来は「フォトフェイシャル」と言えばルミナス社の登録商標となるため
正式にフォトフェイシャルを名乗ることが出来るのは、ルミナスのM22のみということになります。
元祖にして本家にして、キングオブIPLとまで呼ばれる最高級機種です。




ルミナスのフォトフェイシャルには、これまでに歴史的にいくつかのバージョンがあり、
その変遷は

1998年 Vasculight(ヴァスキュライト)発売
2000年 Natulgiht(ナチュライト)発売
2003年 Lumines one(ルミナス・ワン)発売
2010年 M22 発売
2013年 M22 (薬事承認取得バージョン)

と進化をとげ、現在は第4世代のマシンとなっています。

ちなみに、このマシンの名前の由来ですが、「M22」とは射手座にある球状星団の名前で
1716年にハレー彗星の発見者であるエドモンド・ハレーにより発見され
「この星団は冬至点に近く、小さくてよく輝く」というコメントを残しています。

小さい筐体にぎっしりとものすごい機能が詰まっているみたいなニュアンスです。

そして今回の導入にあたって私もいろいろ調べてみて驚いたのですが、
最新バージョンである当院のM22を導入しているのは池袋を含む豊島区エリアにおいて
当院のみということが判明しました。(2018年9月現在)

つまり豊島区初導入ということに図らずもなっていたようです。

本体価格は以前よりもかなり安くはなっていましたが、
それでもトータルで700万円近くするなどちょっとした高級車が1台買えるくらいのお値段でした。



上はM22のロゴマークですが、Ⓡの字から見てとれるように
本来はこの機種にのみ与えられた固有の称号であるということが分かります。

しかしフォトフェイシャル施術がもはや余りにも有名になりすぎたため
既に一般名として一人歩きしていますが、M22以外の他の光治療マシンに関しては、
正式にはIPLもしくはフォトセラピーという名称が本当の呼び方です。

機能的には、上述のように
カバー出来る治療範囲がかなり広くあらゆる肌トラブルに対応できることもあり、
M22の製品キャッチコピーとして “M22, All you need. All in one” と記されていることにも
なんだか頷けてしまいます。

ルミナス社はイスラエルの会社ですが、
イスラエルと言えば今まで数多くのノーベル賞受賞者を出すことで特に有名な国であり、
科学技術分野での優秀性は一般に広く認知されているところです。

ユダヤ人は勤勉で頭脳明晰な民族であるという好印象があり、
こういった民族特有の性質なども実はその国の会社のブランドイメージを押し上げる
一つの重要要因であると常日頃感じています。

(翻って我々日本人が海外に行った際も、
言葉や振る舞いには重々気をつけるべき点があろうかと思います)

また、イスラエルのメーカーには「テノール」や「ソプラノ」で有名なアルマレーザーズなどもあり
アメリカやヨーロッパのメーカーとはまたひと味違った優れた製品を生み出す国として
美容医療業界では常に注目を集め続けています。

ルミナス社の製品では今回導入のフォトフェイシャルM22以外ですと、
有名どころではレーザー脱毛の一大ブームを巻き起こしたデュエット(ダイオードレーザー)や、
不要な炭化現象を一切起こさずにホクロやイボなどの皮膚腫瘍を削り取ることができる
ウルトラパルスの炭酸ガスレーザー;アキュパルスとアンコアなどがあります。

製品ラインナップの数自体は決して多いとは言えないのですが、
それぞれが他社とはまた違った特色を備え、個性光る珠玉のマシン達をとりそろえています。

ところで当院には、
既にサイノシュア社(米国)のアイコン・MaxGというこれまた優れたIPLがあります。




こちらはこちらで、しみ、ニキビ、にきび跡、毛穴の開き、たるみ、しわなど
総合的な肌若返りなどに効果を発揮するマルチな機能を持つマシンとして大変重宝していますので
今後も引き続き使う予定です。

よって当院のIPLは、これからこれら2ラインで動いてゆくこととなりますが、
将来的にはIPLでさらによいものがあれば、もちろんラインを増やしてゆく予定です。
(次はキュテラのライムライトあたりを狙っています。)

なお、しみの抜け具合・美白効果という点に関しては、
M22 はMaxGと互角かそれ以上の実力があると以前に試した経験から十分に分かっていたので、
いつかは入手したいマシンの一つでした。

念願かなって今回導入マシンに加えることが出来て本当によかったです。

施術価格は、全顔のフォトフェイシャルで 

ドクター施術 33,000円(税込)
看護師施術  22,000円(税込)

でご提供する予定です。

いずれも都内の平均価格よりはかなり安く出していますので、
患者さんにとっては受けやすい施術かと思います。
M22の治療をご希望の際は、お気軽にお問合せください。




監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士