鼻中隔延長(他院修正例)
術前
術後1ヶ月目
術前
術後1ヶ月目
術前
術後1ヶ月目
術前
術後1ヶ月目
術後5日目・ギプス除去時
ドクターによる症例解説
<症例に関する情報>
治療名:鼻中隔延長
費用:550,000円(鼻中隔延長法330,000円、プロテーゼ抜去及び加工修正220,000円)
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:血腫、傷跡、皮膚壊死など
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術前
他院にて、約10年前にL字型プロテーゼによる隆鼻手術(鼻を高くする手術)を受けた35歳の女性です。手術を受けた直後は気にならなかったけれども、時間とともに鼻先が上方に徐々にせり上がり、正面からみて鼻の穴が極端に目立つ状態となっています。よく「ブタ鼻」のように表現される状態の鼻です。 正式には、医学用語で「短鼻」つまり上下の長さが短縮した短い鼻という状態です。L字型のプロテーゼの挿入においてこのようなトラブルが見られることがあります。 鼻の上下の長さを回復し、鼻先を下に向けつつ高くしたいという希望で、元のプロテーゼは鼻スジが低くなるのが嫌なので残して欲しいとのことでした。
術中にプロテーゼをいったん抜去して、鼻先付近部分に加工を加えて再度戻し、さらに耳珠軟骨からの移植軟骨により鼻中隔延長手術で鼻先を斜め前下方に下げつつ前に出します。
術後5日目・ギプス除去時
以前の他院で挿入したプロテーゼの鼻先付近の部分が無加工で挿入されていたため、同部の皮膚が良く伸展されて余裕があり、鼻中隔延長術で鼻先を下方に下げるのは容易でした。 術後5日目のギプス除去時の写真ですが、この時点で腫れも少なく横から見たシルエットのラインは自然です。
術後1ヶ月目
術後1ヶ月目の状態です。 既に腫れは引いて、鼻先の形態も自然に仕上がっています。 L字型プロテーゼ挿入後の短鼻変形トラブルには、鼻中隔延長手術と元のプロテーゼを抜くことなしに加工修正することで、良好な修正結果を得られることが多いという一例を示しました。