怪我・傷によって生じた皮膚の色素を取る治療です。
レーザーを中心に、様々な治療手段があります。
事故や転倒などを原因とした、切り傷、擦り傷などにより生じた色味を、除去ないし薄くする治療です。レーザー治療を軸として外用薬、飲み薬など様々な治療手段を組み合わせるとより効果的です。
アスファルト上での転倒などで、傷から砂利などの異物が皮膚内に入り込んだケースは、特に外傷性刺青(Traumatic tattoo)と呼ばれ、Qスイッチ・ルビーレーザーの照射による治療が即効性に優れており、少ない照射回数と短い期間で効果を発揮します。さらに、このような異物混入による外傷性色素沈着に対するレーザー治療は保険が効くため自由診療と比較して費用を抑えることができます。
またこれとは別に、熱傷の跡など異物混入を伴わないケースでは、レーザートーニング(Qスイッチ・ヤグレーザー)の低出力・複数回照射にハイドロキノン、トレチノインといった外用薬の塗布、さらにはしみ治療用の内服薬であるトラネキサム酸の服用を組み合わせることで、色味を薄くしてゆく効果が期待出来ます。