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頰の脂肪吸引(ジョールファット)による小顔整形

2023年09月12日(火) | カテゴリ: 脂肪吸引・痩身・ダイエット
小顔ブームの現在にあって、「頰の脂肪吸引」は当院でも大変人気の施術です。

若い方であれば、脂肪吸引単得でしっかりと小顔効果を得られることが多いですが、ある年齢以上(30代以上)になると、脂肪吸引後に皮膚のたるみが生じてしまうことがあるため、そのような際にはたるみ予防として糸リフトを組み合わせて行うこともあります。また若い方であっても「最大限の小顔効果を得たい」という際には、糸リフトを組み合わせた頬の脂肪吸引をお勧めしております。

ちなみに頬の脂肪吸引は、患者様のお顔の状態(脂肪の付き方)によって、吸引する脂肪の部位が異なります。マリオネットライン外側の脂肪(いわゆるジョールファット、もしくはプレジョールファット)を吸引するケースが最も多いですが、脂肪の付き具合によっては、同時にほうれい線外側の脂肪(メーラーファット)や顎下の脂肪吸引、もしくはバッカルファット除去なども併用することで、より高い小顔効果が得られます。



「小顔整形」=「頬の脂肪吸引」というイメージが広がっていることもあり、脂肪吸引の治療を希望してカウンセリングに来られる方も多いのですが、実際には顔が大きく(四角く)見える原因には大きく分けて4つあり、それぞれの原因にあわせて適した小顔整形を行う必要があります。

顔が大きく見える原因を皮膚の外側から見ていくと以下が挙げられます。

1.皮膚のたるみ
2.脂肪量
3.筋肉量
4.骨格の厚み


それぞれについて簡単に治療法をまとめると、

1.皮膚のたるみ
皮下組織の垂れ下がり(下垂)によって顔が大きく見える場合には、糸リフト、HIFU(ウルセラ)、切開フェイスリフトなどの小顔整形を行います。余った皮膚のたるみを取り除いてフェイスラインにシャープさを出すことで、ある種の小顔効果を得ることが出来ます。

2.脂肪量
顔が大きく見える原因が脂肪でしたら、頬や顎など該当部位にあわせた脂肪吸引で解決します。

3.筋肉量
筋肉の場合はボトックス注射が適応となります。筋肉が原因で顔が大きく見えるケースは、ほとんどがエラ(咬筋)の過発達です。

4.骨格の厚み
顔が大きく見える原因が骨格の場合は、輪郭整形で骨切り術・骨削り術を行います。骨格の場合は、エラ、アゴ先(おとがい)、頬などの部位が該当します。


また、いくつかの小顔整形を組み合わせることで「究極の小顔整形」を行うことも可能です。顔が大きく見える原因は多くの場合、いくつかの原因(たるみと脂肪、脂肪と骨格など)が組み合わさっているため、これらの原因にあわせて複数の施術を行うことで「マルチレイヤー(=多層にわたる組織)」にアプローチすることができ、よりシャープで美しい輪郭形成を実現することができます。これは、注射やレーザーといった美容皮膚科メニューから、脂肪吸引、輪郭整形(骨切り)といった美容外科・口腔外科分野まで幅広い施術を手掛けている当院ならではの特徴であると言えるでしょう。

さて今回は、複合手技ではありませんが脂肪吸引単独でもこれくらいの効果は出せるという症例をご紹介したいと思います。



フェイスライン(特に下半分)の脂肪が多く、顔が横方向に広がってみえる点を気にしてご来院された22歳の女性です。昨今の流行である、逆三角形のシャープな輪郭にしたいとのご相談でした。

シャープなフェイスラインを形成する小顔整形として、当院では輪郭整形(Vライン形成術)が人気ですが、この方は骨格というよりも顔の前方の脂肪が多かったため脂肪吸引による小顔整形を行うことにしました。マリオネットライン外側の脂肪(ジョールファット)を吸引しています。



術後は1ヶ月目の状態の状態です。メイクはされておりますが、それを抜いてもハッキリと輪郭のラインが変化し、顔の下半分が痩せて見えるのがお分かりいただけるかと思います。

1ヶ月目の段階ですっかり腫れも引きほぼ完成形に近い形ですが、この後3ヶ月ほどかけてさらに変化してゆきます。この年齢の方でしたら糸リフトなどを併用せずとも皮膚のたるみが目立つことはほぼありません。


なお、脂肪吸引は一度でしっかりと小顔効果を得ることができる人気の施術ですが、やはり「ダウンタイムが心配」という声をいただくこともしばしばあります。

このような方にお勧めなのが、超振動による脂肪吸引装置「アキ-セル」を使用した脂肪吸引術です。



脂肪吸引の「効果」については今までに使用していた「ベイザー」(超音波による脂肪吸引装置)でも充分でしたが、「ダウンタイム」をより軽減することができるマシンとして以前から注目されていたのが「アキ-セル」です。


アキ-セルのもう一つの特徴としては、同時に脂肪注入を行った際の「生着率の高さ」が挙げられます。

アキ-セルは脂肪組織を直径2mm以下の粒状にほぐしながら吸引するため、吸引された細胞の生存率は90%を保持することができます。これによって、顔や胸などの脂肪注入に用いた際に高い生着率で使用することを可能にしています。そのため豊胸や顔の脂肪注入を得意とするクリニックでアキ-セルを導入している施設がかなり多いという現状があります。




当院でもアキ-セルを導入し脂肪吸引にて使用しております。他院ですと「アキーセル料金」として、別途追加料金を頂いているクリニックも多いようですが、当院では現在は一切別費用は頂かず(2023年9月現在)、ベイザーと同料金でご提供させていただいております。

・より少ないダウンタイムで脂肪吸引を行いたい
・採取した脂肪をエイジングケアやバストアップとして注入したい

アキ-セルは上記のような方に大変お勧めできる施術法となります。ぜひご相談ください。
頬の脂肪吸引詳細はこちら

<本ブログの症例に関する情報>

施術名:頰の脂肪吸引(ジョールファット吸引) 費用:154,000円 リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、左右非対称、顔面神経麻痺、知覚神経麻痺など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士