しみ・肝斑
最新のレーザー機や光治療機を使い
原因にあわせた治療法を提案します。
しみ・肝斑治療は、美白治療と共通する内容も多くありますが、しみ・肝斑の場合は「より限定した部位」の「濃い色むら」を治療することが課題です。また、しみか肝斑か、原因をしっかり突き詰めずに間違った治療法を行うことで、逆にしみや肝斑が濃くなってしまうケースもあります。紫外線対策、健康的な食事、十分な睡眠、ストレス・コントロール、適切なサプリの摂取など普段からの心がけが違えば、ある程度予防することは可能とも言われていますが、いずれにせよ美容皮膚科や専門院へ相談することをお勧めしています。
当院では事前に肌の診察を行った上で治療法を確定していますが、基本的な治療法としては、まずはレーザートーニングによりお顔全体に弱いレーザーを照射して肝斑やくすみを飛ばしつつ色調を整えることが多いです。トーニングの弱いパワーに反応しない境界明瞭な限局性の色の濃いしみに対しては、Qスイッチ・ヤグレーザーを照射してしみを除去します。また若干の厚みが有り、表面に凹凸の見られるようなしみについては、老人性イボ(しみのように見える出来物)である可能性が高いので炭酸ガスレーザーor 電気分解法などで削りとってしまうこともあります。全体にハリ・ツヤがほしい場合には、フォトセラピー(光治療)で肌質を改善するとよいでしょう。いずれにせよ、事前に色素沈着の様子を見たうえで、適切な治療法を提案しています。
なお、一度除去したしみが、半年から数年を経て再び沈着することもあります。良いコンディションをキープするという意味で、美白内服、美白軟膏を継続して行うことが美肌への近道です。 手間と労力を惜しまず掛けた皮膚は老化のスピードが断然違います。この努力は決して将来を裏切りません。
※なおご本人はしみ・肝斑と思っていても、診療の結果でADM(後天性真皮メラノサイトーシス)と診断されることが多くあります。保険診療適用の治療もありますのでお気軽にご相談ください。
しみ・肝斑の種類
老人性色素斑

比較的よく見られる丸い形の褐色斑です。日光性色素斑ともいい、紫外線を浴びるとできるしみです。
肝斑(かんぱん)

左右バランスよく、両頬の頬骨上にできる薄い茶褐色斑です。30代以降の女性に多く見られます。
雀卵斑(そばかす)

粒のような茶色の斑点で、目の周囲や頬上、鼻の上等に複数できるケースが多いです。思春期頃から増えてきます。
炎症後色素沈着(ニキビ跡/傷跡)

虫刺され、ニキビ跡、かぶれなどがそのまま皮膚に炎症の跡として残ってしまい、できる褐色のしみです。
炎症後色素沈着(ニキビ跡/傷跡)

肌色のものから黒いものまであり、イボのように少し盛り上がったものです。皮膚の老化などが原因です。
炎症後色素沈着(ニキビ跡/傷跡)

色によって、太田母斑(青あざ)、血管腫(赤あざ)、扁平母斑(茶あざ)、色素性母斑(黒あざ)などがあります。


施術情報
当院のしみ治療の方針について
当院のしみ治療法は以下があります。
・ピコレーザー(ピコシュア)
・レーザートーニング
・Qスイッチレーザー
・フォトセラピーアイコン(光治療/IPL)
・電気分解除去
・トレチノイン治療
・しみ用内服薬(シナール、ユベラ、トランサミン)
・イオン導入
上記がすべての症状に適合するわけではありませんのでそれぞれの症状にあわせて適した治療を行っています。
症状 | 治療内容 |
---|---|
肝斑 | ピコレーザー、トーニング、しみ用内服、イオン導入 |
日光性色素斑、そばかす(雀卵斑) | ピコレーザー、Qスイッチレーザー、トレチノイン治療 |
脂漏性角化腫 | 電気分解、トレチノイン治療 |
ADM(遅発性太田母斑) | ピコレーザー、Qスイッチレーザーとトーニングの組み合わせ |
炎症後色素沈着(PIH) | レーザートーニング、しみ用内服 |
色むら・くすみ | ピコレーザー |
といっても、しみの原因は複雑で、上記原因が複合的に合わさっているケースも多々あります。
30代以上以降の女性で多いケースで例えば「肝斑」×「日光性色素斑もしくはADM」の場合、
レーザー治療→光治療の順番で以下3段階の治療を行うことが多いです。
①レーザートーニング5回~10回照射で肝斑の下地を抑える。
②トーニングに反応しない色が濃く輪郭の明瞭なしみ
(日光性色素斑/日光斑やADM/遅発性太田母斑)をQスイッチレーザーで除去。
③残った色むらをフォトフェイシャルで整える。
(毛穴引き締めなど肌質改善効果もあり)
※ADMの場合は①と②を交互に繰り返します。
※肝斑は、光治療/IPLでは悪化する可能性があります。
※日光性色素斑やソバカスは、フォトフェイシャルで治療して中途半端に薄くなっていると、その後にQスイッチレーザーを照射しても抜けづらくなることがあります。
まずは実際のしみの状態を確認することが大事ですので、気になる際にはカウンセリング時に確認できればと思います。
しみ治療は全て院長の指示のもとで治療を行います。
当院ではレーザーも光治療も全て、施術の度に院長が照射設定に細かく調整指示をした上で施術を行っています。その理由は、皮膚の実際の状態を見て機械のモードや出力設定、パス数を調整する必要があるからです。
一般的にレーザー治療に定評のあるクリニックの場合、照射設定を看護師やアルバイト医師に任せているところはありません。レーザー治療・光治療は、安全に最大限の効果をあげるためには経験に基づく微調整が必要だからです。
札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士
美容外科・美容皮膚科
形成外科・一般皮膚科

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