二重整形・眼瞼下垂・目元


20年超の形成外科医による手術のため
内出血も腫れも少ないのが特徴です。
日本人を始めとする東洋人は目元付近に凹凸が少ないこともあり一重まぶたであるケースが多いです。西洋人に多い二重まぶたは、目元の印象を大きくして目ヂカラを強くする効果があります。そのため二重整形を希望する人は年齢を問わず、私が形成外科医になった当初から変わらず多くいらっしゃいます。
目元の治療法一覧
1.二重整形術
二重埋没法
(切らない二重)

メスを使わず縫合のみの手術のため、腫れ・内出血がほとんどない二重整形術です。ダウンタイム(術後の回復期間)が短く済むため、人と接する機会の多い仕事の方や周りに分からずに二重にしたい方に最適です。従来の方法では二重ラインが数年で消失することがありましたが、糸の掛け方に工夫を施しているためライン消失率が限りなくゼロに近い方法もあります。
マイクロ切開
(部分切開)

二重埋没法と切開法のメリットを合体させた二重整形術です。埋没法の腫れの少なさ・ダウンタイムの短さと、切開法のラインの持ちの良さという二つの長所があります。埋没法で手術したものの、ラインが消えてしまった方にとって切開法と埋没法の間のステップとしても活用いただいています。
二重切開法

埋没法で過去に二重整形を受けたことがあるけれども、二重ラインが消えてしまった方に最適な方法です。当院の切開法には2バージョンあり、埋没法とほとんど変わらないレベルに腫れを抑える方法(ライト版)と、筋肉・脂肪などをシッカリと切除して仕上げる方法があります。 埋没法よりもクッキリとした深い二重ラインを好む方に選ばれる方法でもあります。
二重整形の修正術

昨今増えているのが、二重整形の修正術・やり直し術です。他院にて二重整形を行ったものの「元に戻ってしまった」「術後に眠たそうな目になった」「左右差が気になる」といった際には、当院にて修正が可能ですのでご相談ください。
77,000円
皮膚切除のみ 片目
110,000円
挙筋腱膜短縮含む 片目
385,000円
2.目元を大きく見せる治療
目頭切開

目頭の皮膚を切開し目を横方向に大きく見せる手術です。目元の切開術の治療としては他の手術と比較して腫れが少ない点が特徴です。二重整形でラインを平行型にする場合や、目頭側のラインをしっかり広く見せる目的でも用います。
目尻切開

目頭切開同様、目を横方向に大きく見せる手術です。単独では大きな変化が出づらいのですが、目頭切開と組み合わせることでいわゆる「切れ長の目」になります。 傷跡が最初からほとんど分からず、腫れもほぼゼロに近いという点が特徴です。
目頭形成
(蒙古ひだを作る)

上記2つと異なり、逆に蒙古ひだを作って目元に丸みを出す手術です。蒙古ひだなない場合に行う他、目頭切開手術で目頭を作りすぎてしまった際の修正術としても行っています。
グラマラスライン
(タレ目)形成

下まぶたの表側もしくは裏側を切開してグラマラスライン(タレ目)を形成する手術です。当院オリジナルの手法では表側からの切開でも傷跡はほとんど目立たず、また後戻りも非常に少ない点が特長です。糸のみによる切らない施術もあります。
ボトックス注射による
グラマラスライン
(タレ目)形成

ボトックスを下まぶたの目尻側へ注射して眼の下にある筋肉(眼輪筋)の収縮力を緩和することで、アーモンド型のたれ目がちで大きな目元にする施術です。手術不要で注射によって手軽に目元を大きく魅力的に見せることができる施術です。
3.眼瞼下垂治療
眼瞼下垂・
眼瞼挙筋前転法
(自由診療)

眼瞼下垂は、上まぶたが下がって目元にかぶさり、黒目の見える面積が減っている状態です。症状が著しい場合は保険診療で治療を行いますが、軽度の場合は自由診療で行います。局所麻酔注射にて、上まぶたの皮膚を切開して挙筋腱膜の縫合により短縮します。
眼瞼下垂・
眼瞼挙筋前転法
(保険適用)

目が開きづらく、上まぶたのヘリの位置が下がり、その下がり具合が重度の場合には保険適応の治療となります。基本的な手技は自由診療の眼瞼下垂手術と同じですが、自由診療が左右差調節、二重ラインの調整などの修正手技を含むのに対して、保険診療では審美的な改善を目的とした手術を治療内容に含みません。
眼瞼下垂・筋膜移植術
(保険診療・自由診療)

先天性の重度の眼瞼下垂がある場合、前転法(挙筋腱膜前転法)では改善が見込めないケースがあります。このような際には、大腿部(太もも)や側頭部からご自身の筋膜を移植して開眼力を補強する筋膜移植による眼瞼下垂手術が適応となります。他部位からの筋膜の採取に抵抗がある際には人工素材のゴアテックスやシリコンシートなどを使用することも可能です。眼瞼下垂が重度の場合、保険診療になります。
自由診療 片目 550,000円
眼瞼下垂術の修正術

眼瞼下垂の修正術の相談も増えています。他院にて眼瞼下垂術を行ったものの「眠たそうな目になった」「左右差ができた」「目が開きすぎてしまった」といった際には、当院にて修正が可能ですのでご相談ください。
4.まぶたのくぼみ治療
上まぶたくぼみ取り
(ヒアルロン酸注入)

上まぶたのくぼみは、くぼみ目、奥目、Sunken eyeなどと呼ばれ目元を老けて見せる原因の一つです。その他、二重が極端に広く見えて眠そうに見えるなどの問題もあります。くぼみに対しヒアルロン酸注入をすることで、くぼみを手軽に改善することができます。また上まぶたのくぼみと併せて眼瞼下垂を伴っている場合が多いのですが、当院では眼瞼下垂治療も同時に対応可能です。
上まぶたくぼみ取り
(脂肪注入)

上まぶたのくぼみ(凹み)は、年齢よりも老けて見える原因になることも。くぼみ部分にヒアルロン酸等をいれることで若々しい印象に変えます。ヒアルロン酸、ご自身の脂肪など複数の方法があります。
上まぶたくぼみ取り
(コンデンスリッチ脂肪注入)

不純物を除去し特殊な濃縮技術によって生成された脂肪を注入するコンデンスリッチ脂肪注入なら、しこりやダマができることなくより自然で滑らかなラインを形成することができます。
5.まぶたのたるみ治療
上まぶたたるみ取り
(切開なし)

上まぶたの皮膚がたるんで、目元にヒサシのように被さっている状態を解消する目元の手術です。二重埋没法の手技を用いて、余った皮膚を上方に留めてたるみを取れます。
自由診療 両目
55,000円~154,000円
上まぶたたるみ取り
(皮膚切除)

上まぶたの皮膚がたるんでいる状態を解消する目元の手術です。切開しない埋没法では数年で戻ってしまうこともありますが、皮膚切除の場合は半永久的です。術後のまぶたの厚みも気になりません。
自由診療 両目 20,000円
上まぶたたるみ取り
(皮膚切除・二重形成)

上まぶたのたるみを解消する際に、あわせてくっきりと深い二重ラインにすることができる、二重整形を兼ねた若返り術です。
上まぶたたるみ取り
(眉下切開)

二重形成や皮膚切除法などではまぶたに厚みが出てしまう方について、眉下の皮膚を切除縫合することで、まぶたの皮膚を上方に引き上げる若返り術です。上瞼リフトとも呼ばれ、傷跡は眉毛に隠れるため最終的にはほとんど目立たなくなります。
三重まぶた治療

加齢によってまぶたにたるみやくぼみが生じると、本来2本であるはずのラインが3本、4本となってしまうことがあります。これらはヒアルロン酸注入や二重埋没法の応用などで改善することができます。
55,000円
6.まぶたの脂肪とり
7.その他

二重整形の失敗例と原因
勇気を出して二重整形手術を受けることを決意したものの、失敗したらどうしよう、という不安をお持ちの方も多いようです。
二重整形に関連するトラブルの多くは、医師と患者さんのコミュニケーション不足や医師の技術力不足が原因であることが多いです。ときおり患者さんから伺う過去の失敗談の中には、同じ医師として驚くような話もあります。
せっかく勇気を出して二重整形の決心をした患者さんに残念な思いをさせてしまうクリニックが存在していることは、同じ業界にいるものとして残念な限りです。
せっかく勇気を出して二重整形を考えてくれた患者さんに対して、少しでも有益な情報を提供できればと思い、患者さんから伺った失敗談などをもとに私の所感をまとめてみました。よろしければご参考ください。
内容など、気になることがあれば直接当院にご相談いただいてもかまいません。
目的にあわせて選ぶ
一重を二重まぶたにしたい

瞼の皮膚にそれほど厚みがない場合でも一重まぶたになるケースがあります。これは眼輪筋の影響と併せて、遺伝などが関係していることもあります。比較的脂肪が少ないスッキリとした一重瞼の場合は、手軽な埋没法などでもしっかり二重ラインを作ることができます。
<症例に関する情報>
治療名:埋没法(2点連結・両目)
費用:132,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、皮膚の傷跡、ライン消失、左右差など
腫れぼったい目を治したい

まぶたが厚い場合、一重まぶたになるだけではなく脂肪の重みで視界が狭くなり目尻に行くにあたって上瞼が下がってくることがあります。眼窩脂肪の量が多いことが原因ですが、脂肪以外が原因の可能性もあるため脂肪除去が適しているとも限りません。よって診察の上で最適な治療法を提案しています。
<症例に関する情報>
治療名:埋没法(3点連結・両目)
費用:154,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、皮膚の傷跡、後戻り、左右差など
末広型の二重にしたい

目頭部分は一重まぶたで、蒙古ひだの内側からラインが始まっているタイプの末広型の二重まぶたは、日本人になじみやすい自然な二重まぶたのため、長きに渡って定評がある二重ラインのタイプです。バレない自然なラインを希望される際にはお勧めです。
<症例に関する情報>
治療名:埋没法(3点)
費用:66,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:しこり形成、化膿、皮膚の傷跡、後戻り、左右差、糸露出など
平行型の二重にしたい

ここ10年ほどで急にご要望が増えたのが平行型二重です。目頭部分もしっかりと二重ラインができるため、より目を大きく見せる効果があります。またメイクが映えるラインのため若い方に特に人気です。しっかりしたラインを形成する必要があるため切開法がベストではあります。
<症例に関する情報>
治療名:埋没法(二点連結・両目)
費用:132,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:しこり形成、化膿、皮膚の傷跡、後戻り、左右差、糸露出など
二重の幅を広く・狭くしたい

二重のラインが希望している幅よりも狭い・広いという際は、二重整形によって調整することができます。元々のラインの上や下にラインを作ることで希望通りの二重ラインを形成することができます。
<症例に関する情報>
治療名:切開法(両目)
費用:220,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、皮膚の傷跡、ライン消失、左右差など
目ヂカラアップ(黒目アピール)

目元に印象を付けたいというご相談もかなり多いです。方法はいくつかありますが、黒目を大きく見せる施術がシンプルですが効果的です。特に上まぶたが黒目に被っている眼瞼下垂やそれに近しい状態の目元の場合、二重整形によって改善することができます。
<症例に関する情報>
治療名:埋没法(3点)
費用:132,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:しこり形成、化膿、皮膚の傷跡、後戻り、左右差、糸露出など
目を大きくしたい

目を大きくするには二重整形によって目ヂカラをつける他、目頭切開や目尻切開によって白目が見える範囲を大きくする方法もあります。特に最近はたれ目形成(グラマラスライン)という目尻をたれ目にする施術も人気です。
<症例に関する情報>
治療名:切開法
費用:220,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、皮膚の傷跡、ライン消失、左右差など
三重まぶたを治したい

加齢だけではなく若い方でも、二重のラインが落ち着かずに2本以上のラインが瞼に入ってしまっていることがあります。こういった際もラインを希望の幅で統合しキレイな二重ラインを形成することができます。
■オススメの二重・目元治療
三重まぶた治療<症例に関する情報>
治療名:ヒアルロン酸注入
費用:66,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、左右差、アレルギー、塞栓症など
まぶたのたるみを改善したい

まぶたの脂肪ではなく、加齢に伴い皮膚が伸びることで視界が狭くなることもあります。この場合は脂肪除去ではなく余った皮膚を除去することになりますが、切開せずに埋没法を応用することで改善することもできます。
<症例に関する情報>
治療名:眼瞼下垂症手術(皮膚切除を含む・両目)
費用:220,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、皮膚の傷跡、後戻り、左右差など
眠そうな目元を改善したい

加齢などでまぶたが下がってくると、視界が狭まりものが見えにくくなります。なお他院で眼瞼下垂と診察された場合でも、瞼の下垂状態によっては脂肪の厚い一重まぶたであることもあります。この場合は二重埋没法で改善することができます。
<症例に関する情報>
治療名:ヒアルロン酸注入
費用:66,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、アレルギー、塞栓症、眼瞼下垂症状など
悩みにあわせて選ぶ
目が離れている

日本人の平均的な目の間は約3.5㎝と言われています。目頭の蒙古ひだのボリュームを調整することで離れている目元を近づけることができます。出来るだけ自然に、且つ傷跡が残らないように治療をすることがポイントです。
■対象となる施術例
目頭切開まぶたのくぼみが気になる
以前二重整形をしたが取れてきた
時間を掛けたくない

手術時間はもちろん、手術後の赤みや腫れといったダウンタイムもできるだけ最小限にしたいという場合には、二重整形の中でも2点留めや3点留めといった埋没法がお勧めです。ただし点数が少ないと取れてしまうリスクはあります。
■対象となる施術例
二重埋没法痛みが不安・手術が怖い

当院では笑気麻酔や静脈麻酔、ブロック麻酔、クリーム麻酔等を用意しており、これらを使用することで痛みを最小限に抑えることが可能です。麻酔を注射する際に一瞬だけチクっとする程度です。また麻酔についても当院では極細針を使用しており、注射の痛みもできるだけ少なくしています。痛みが不安な方はお気軽にご相談ください。
■対象となる施術例
全施術知り合いにバレたくない

学校や職場で友人や恋人にバレないようしたい場合は、術後の腫れや赤みを最小限に抑えること、さらに傷跡が目立たない状態にすることが最も大切です。バレないように治療をしたい際は、治療法の選択というよりも手術を行う医師の技術力のほうが大きいでしょう。
■対象となる施術例
全施術家族・恋人の理解が得られない

メスを使う手術に抵抗を持たれることもあるようです。ご家族や恋人に理解を得ることは大切ですので、この場合はしっかりと話し合いをされた上で施術を行うことをお薦めします。メスを使うことに抵抗を持たれている場合は、まぶたに糸を通して二重にする埋没法等もありますので、当院としても最大限のご協力をさせていただきます。
■対象となる施術例
二重埋没法二重整形のメリット
二重ラインすることだけではなく、二重整形によって改善される症状は多岐にわたります。美容外科治療の中で、二重整形は「基本中の基本」でありますが、同時に応用範囲の大変幅広い治療法とも言えます。一般には整容的な改善目的の治療と考えられがちな二重整形術ですが、見た目を変えるだけでなく、皮膚のコンディションが改善したり視野が広がったり、睫毛が目に入るのを防いだりと良いことがたくさんあります。 二重整形によって改善できる点について以下まとめてみました。
1.目が大きく見える

術前

術後
比較的若い年齢層において、いわゆる二重整形手術の目的として最もニーズの多いものです。細い目、眠そうな目、厚ぼったい目などをパッチリと明るく元気な雰囲気の目もとに変えることができます。
切らない方法(埋没法)が現在人気ですが、目ヂカラ自体を強化するなら二重切開法もよいです。 若い方であっても眼瞼下垂手術の一つである挙筋腱膜短縮術を行うことで目ヂカラをさらにアップさせたり、瞼の形自体を好みの形状に変えることも可能です。 また、皮膚が余ってまぶたの上からかぶさって目が細く見えるケースでは、切らずに二重埋没法で余った皮膚を二重ラインに折り込む手術を行うだけでも充分に目が大きく見えるようになります。
2.目が若々しく見える

術前

術後
これは30代以上の方に人気の、二重整形を応用した若返り治療です。 30代後半くらいから皮膚の光老化、加齢性変化などにより組織内のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸など皮膚にハリや弾力を与えている成分が減少し、上まぶたの皮膚が次第に緩んで伸びてきます。 通常、この傾向は上まぶたの外側で強く、内側はよほど症状が進まない限りかぶさりが強くでることはありません。年齢が進むと外眥靱帯がゆるむことと相まって目の形は目尻が下がったたれ目になります。また、外側のかぶりに伴って次第に上瞼上縁のカーブが半円だったものが三角形となり、高齢者特有の「ハの字形の目」と表現される形に変わってゆきます。 このような目元の状態を改善する目的に、二重整形は有効です。
外側の皮膚を糸で留めて持ち上げるだけで、目もとの見た目年齢は10歳は若返ります。必ずしも切る必要はなく、切らない方法(二重埋没法)なら片目につき2点糸で留めるだけなので、そのまま施術の後に買いものをして帰ったり、知人と会って食事をすることも可能です。 営業職・接客系など人と接する機会の多い職業の方でも、術後の回復期間のための休みを取る必要はありません。 手術というと身構える人が多いですが、二重埋没法を活用した若返り治療は、とても手軽な治療法です。
3.視野が広がる・眼瞼下垂治療

加齢により、もしくは生まれつきまぶたが開きづらかったり、皮膚が伸びて視野が狭くなっている状態を「眼瞼下垂」と言います。 視野が狭いと、額の筋肉に力を入れて眉毛を上方に吊り上げようとするため常に額の筋が緊張状態にあり、それが原因で慢性的な頭痛・肩こり・首のこりの原因となることがあります。 これらが、二重手術によって視野が広がり、額の筋がリラックスすることで改善する可能性があることがあまり知られていません。 目を開けるための腱膜が伸びているタイプの眼瞼下垂(腱膜性)の場合は、切開手術でなくては治癒しませんが、皮膚性のものについては切らない手術(二重埋没法)を上瞼のたるみ取りに応用することでも上記症状が改善することが多いと言えます。
4.逆さまつげ治療

術前

術後
目の表面に睫毛が当たって、痛み・かゆみなどのつらい症状が出る逆さまつげ。上まぶたの逆さまつげ治療は、基本は二重ラインを作ることです。また、二重整形をすることで逆さまつ毛が直るのと同時に既に上に挙げたような様々な良いことが起こり、一石が二鳥にも三鳥にもなるわけです。 二重ラインの作り方は、切らない二重埋没法でも切開法でも良いのですが、切開法のほうがより効果が高いと言えます。 逆に切開法でなくては治せないような重度の逆さまつげの方に対しては、当院では保険適応で手術を行っています。 逆さまつげにに対して保険適応の治療を行っている病院がまだまだ少ないことを考えると、当院で治療を受けるメリットはあるかと思います。 なお、逆さまつげ治療はほとんどのケースで症状の90%位以上改善しますが、目の外側(耳の側)、内側(鼻の側)の数本のまつげがまだ目に当たる というということが稀にあります。 そのようなケースには、症状の原因の睫毛数本を毛根と皮膚を一塊として切除もしくは、脱毛レーザーで脱毛してしまうという手段があります。 目のそばの場合は、レーザーを通さない特殊なコンタクトを装着しますので安全性は確実です。 このような治療方法を組み合わせることで今や逆さまつげはほぼ100%の確率で治癒可能な症状となりました。 (上まぶたに限らず、下まぶたも同様にほぼ100%治せます。) もし上記のようなメリットにご納得、ご理解いただけるようであれば、一度当院までご相談ください。
5.アイテープやのり、目細工の必要がなくなる
今の若い方はほとんどの方が使ったことがあるようですが、アイテープ、のり、目細工をし続けることの弊害は、数多くあります。 まず見た目で言いますと、二重のライン自体の折り込みが浅いためラインがしわように見えて不自然です。 また、のりを塗布し続けることで皮膚が伸びてたるみが生じます。また、皮膚表面が荒れて固くなります。 ひどい場合には、皮膚表面に潰瘍(穴があいている状態)を作ったりすることがあります。 いったん皮膚が硬くなってしまうと、その後二重整形術を受けても二重ラインがすぐに取れて元の状態に戻ってしまったり、 またそもそもの皮膚が固いため二重に折り込むことが出来ず切開法でさえも二重が作れない状態にまでなってしまった人も見て参りました。 アイテープ、のり、目細工を長く続けることは、将来的に肌にデメリットを生じることが多いと感じております。 二重にしたいのであれば、将来の肌のことを考えると一度でしっかりラインが付く二重手術によって皮膚に加わるダメージを避けることが、ベストな選択肢なのかもしれません。
院長のアドバイス
オーソドックスな治療法だからこそ、
医師の経験や目利き力が問われる治療です
二重手術は単に一重の人が二重になるということだけでなく、若返り治療にも用いることの出来る、応用範囲が広く人気の美容整形術です。具体的には、上瞼に皮膚のたるみがあった場合、この皮膚を切除することで、美容整形的に目もとが若くなるだけなく、額の筋肉を使って瞼を持ち上げる必要がなくなるため、額のしわが消えて頭痛・肩こりが解消されるというケースがよく見られます。また、たるみ取りの手術とあわせて、一重まぶたを二重まぶたにするという二重整形も同時に可能です。
さらにまぶたのたるみの改善で来院される患者様のなかには、実際には皮膚ではなく、目を開ける筋肉の一部(腱膜)が緩んでいる方もいます。目が昔よりも開け辛くなっている状態のことで、この場合は眼瞼下垂という症状となり、保険適応での治療も可能です。二重ラインについてこだわりのある方の場合には、美容治療的な要素が入ってまいりますので自由診療とさせて頂きます。 さらに、下瞼についても脂肪除去(脱脂)、皮膚切除など、目もとにハリ感を出すことでより若々しく見える治療法も行っております。二重整形や目元のたるみ、眼瞼下垂など様々なご相談を受けてきた20年超の形成外科医が診察を行いますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。

- みずほクリニック院長 小松磨史
- <経歴>
- H6年 札幌医科大学卒業
- H6年 札幌医科大学・形成外科入局
- H10年 札幌医科大学・大学院卒業
医学博士取得 - H10年 米国フロリダ・モフィット国立癌センター
勤務(ポストドクトラル・フェロー) - H12年 札幌医科大学・形成外科 助教
- H14年 北海道砂川市立病院・形成外科 医長
- H17年 大塚美容形成外科入職
(大塚院・金沢院・名古屋院など) - H26年 みずほクリニック開院(院長)
- <免許・資格>
- ・日本形成外科学会・認定専門医
- ・日本美容外科学会・正会員
- ・医学博士
失敗を避けるために
術前の対面カウンセリングの重要性
二重手術において患者さんの理想の結果により少しでも近づけるためには、術前カウンセリングが重要です。そして術前カウンセリングは、必ず患者さんと医師が対面で行うことがポイントです。
よく相談メールに写真が添付されていて、「この目なら埋没法でも大丈夫でしょうか?」といった質問を受けることがあります。しかし、実際に私が上瞼の皮膚を指で触って厚みを確認したり、脂肪の量を触診したり、ブジーと呼ばれる細い針金を瞼に当てて開瞼・閉瞼を繰り返してみて、本当に希望の二重の幅や形がその人にあっているかを見なくてはならないので、やはり対面での診察なしで上記のような質問に答えるのは難しいといえるでしょう。
手術結果を予測する術前シミュレーションについては、コンピューターによる専用の整形シュミレーションソフトもありますが、実際の仕上がり結果とプログラムが行う画像処理結果が一致することはまずないため、ほとんど場合であまり意味がないです。以前からあるオーソドックスな方法とはなりますが、ブジーを上瞼の皮膚に当てて患者さんに鏡でじかに見て確認してもらう方法がほぼ手術結果の仕上がりに一致するので、このやり方が今も昔も変わらずベストです。
術前シミュレーションの際のポイント
そして術前シミュレーションにおいて私が重点的に見るポイントは、以下のごとくです。
- 睫毛の生え際から何ミリくらいでラインを作るか?(二重幅)
- 末広型、平行型、中間型のいずれでゆくか?(ラインの形とカーブのデザイン)
- 二重の幅が目ヂカラ(開瞼力)にマッチしているか?
- 埋没法でゆくべきか? 切開式でゆくべきか?
- 目頭の蒙古ヒダとラインの関係性
- 皮膚の厚みが目立たない二重幅か?
- 睫毛の上がり方は十分か?
- 左右差は出るか?出るとすれば、目立たなくするには何をすべきか?
- 上瞼の脂肪の量および脱脂術は必要か?
- 平行型とする場合は、目頭切開は必要か?
- 眼瞼下垂手術手技(腱膜短縮術)は、必要か?
- 切開でゆくなら皮膚切除(たるみ取り)は必要か?
- ラインは十分外側まで走っているか?
実際にはもっとずっとたくさん細かく観察・判断しなくてはならない項目はあるのですが、最低限の重要チェックポイントのみを挙げると上記のごとくということになります。
これらのファクターを総合的に判断して、患者さんの希望とあわせて、当方からお勧めする自然でかつ目元が美しく見える二重を何パターンかご提案します。もちろん、こちらの提案したラインを患者さんが気にいるとは限りませんので、患者さんの意見をよく聞きつつ無理のない範囲ですり合わせを行い、患者さんの納得のゆくラインデザインと術式を、対話の中で徐々に探っていくという作業がカウンセリングにおける一番重要なポイントです。
ラインの設定に迷いや不安がある場合
二重ラインに対して強いこだわりをもつ方がいる一方で、自分でもどうしたらよいか初めてのことでいったい全体全く分からないという方もいます。そのような場合は、私たちプロの経験に基づく美的感覚にまかせていただくというのが無難な選択となることでしょう。
とはいえ、こちらの提案に対して患者さんが迷い始め、どれにしたら良いか決められないということもしばしばあることです。こういった場合はいきなり切開式で二重を作るのは常にリスクを伴います。心の中に迷いがあるなら、まずは埋没法で行う方が間違いありません。
いったん切開式二重で二重整形をしてしまうと、完全に術前の状態に戻ることはできませんし、若干の術後修正が効いたとしても、変更の幅はかなり限定的になってしまうからです。埋没法の場合は、1年以内なら皮膚面に2mmほど穴のような切開を行うだけで糸を抜糸して元の状態に戻すことができることがほとんどです。(既に二重のクセがついてしまっていた場合にはこの限りではありませんが) そこからまた仕切り直せば済むので、いきなり切開式を行うよりは比較的リスクが少ないと言っていいでしょう。あるいは初回の埋没法はあくまで、いずれ取れて元の状態に戻ることを前提として、いずれ切開法にステップアップするためのシミュレーションとして位置づけてまずは埋没法をやってみるという方もいらっしゃいます。
二重術後1~2週で腫れが引いても、埋没法で作った二重にご自身の目が慣れてくるまでには、しばらくの時間が掛かります。仮に自然な仕上がりだったとしても、自身の目が慣れていないせいで最初は違和感があることもあることでしょう。数ヶ月から数年経過して、その時点での二重ラインが自分にあっていると感じているのであれば、そのお気に入りのラインと同じ線上で切って切開式二重を作成すれば自分のイメージと著しくかけ離れた違和感のある二重ラインになることはまずないでしょう。(埋没式二重よりもごくわずかに深い二重に見えることはありますが)2回も目元の手術をするのは面倒だという考え方もあろうかと思いますが、これはこれで、「自分の理想と違った」という失敗をできるだけ避けるための非常に堅実な方法の一つだと言えます。
目元の構造について


瞼は瞼板という軟骨状組織(線維性結合組織)とくっついている眼瞼挙筋が収縮することで開閉を繰り返しており、二重まぶたになる方の場合、開眼時に眼瞼挙筋が完全に持ち上がりまぶたがしっかり開くことで二重のラインが形成されます。
一重まぶたの場合は、瞼の表側の脂肪の厚みなどが原因で開眼時も眼輪筋がしっかりと持ち上がらずに厚みを持った状態になります。いずれも日常生活を行う上で支障はないものの、目元の印象を強くしたい、目ヂカラを付けたいという場合は二重まぶたにすることでよりはっきりした印象を与えることができます。
二重整形・眼瞼下垂・目元関連施術情報
- 二重整形・埋没法(切らない二重)
- 二重術・切開法
- 目頭切開
- 目尻切開
- 眼瞼下垂・眼瞼挙筋前転法(自由診療)
- 眼瞼下垂・眼瞼挙筋前転法(保険適用)
- 上まぶた脱脂(上瞼脂肪除去)
- 上まぶたのくぼみ・へこみ取り(脂肪注入)
- 上まぶたのくぼみ・へこみ取り(ヒアルロン酸注入)
- 上まぶたたるみ取り(皮膚切除)
- 上まぶたたるみ取り(皮膚切除・二重形成)
- 上まぶたたるみ取り(切開なし)
- マイクロ切開法(部分切開法)
- 三重(みえ)まぶた改善治療
- 目頭形成(蒙古形成)
- 眼瞼下垂症手術・筋膜移植術(保険診療or自由診療)
- グラマラスライン(タレ目)形成
- グラマラスライン(タレ目)形成(ボトックス注射)
- ドライアイ治療(M22/IPLマシン)
二重整形・眼瞼下垂・目元関連情報
札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士
美容外科・美容皮膚科
形成外科・一般皮膚科

〒171-0014
東京都豊島区池袋2-2-1
ウイックスビル4階
【最寄り駅】
JR池袋駅西口C6出口徒歩1分
年中無休 10時~19時
※学会等で休診となる場合があります
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(土日祝対応)