みずほクリニックTOP » ブログ » 美容皮膚科 » たるみ(美容皮膚科) » 鼻横の表情たるみを取るボトックス注射
みずほクリニック院長ブログBlog

鼻横の表情たるみを取るボトックス注射

2023年02月13日(月) | カテゴリ: たるみ(美容皮膚科)
以前のブログ記事で、笑った時に出来る
目の下の表情筋による皮膚のたるみ(細かなたわみ)を改善するのに
ボトックス注射が有効だった症例について解説しましたが、
その派生型のような症例がありましたのでこちらもあわせて紹介しておきます。
前回のブログ詳細はこちらです




今回の方(42歳の女性)も、笑ったり何か表情を作った際に
皮膚に波状のたるみ(たわみ)のような変化が生じるケースですが、
今回は、下まぶたではなく「鼻の横(外側)」に生じるというものです。


今回の方も前回同様に皮膚の波打った箇所に段々が見られますが、
一般的な加齢や乾燥による「しわ」ではなく、表情を作った際だけに現れる
「表情じわ」ならぬ「表情たるみ」の一種としてとらえることが出来ます。

どうしても気になるため以前も別のクリニックに相談したそうなのですが、
そちらの医師は通常のしわ治療のようにヒアルロン酸では改善できないと思われたのでしょう、
これを治す方法はないとお断りされてしまったそうです。

そこで当院では、前回の下まぶたの「表情たるみ」と同様に
筋肉の動きによって生じる皮膚のたわみが原因で生じるものと考え、
ボトックス注射を行うことを勧めました。




鼻横に生じた皮膚のたわみの箇所を中心にボトックスを注射して2週後の状態です。

上の写真では術前同様に笑って表情を作ってもらっていますが、
今までは鼻横に生じていた膨らみと凹みによる段差がなくなり、
ほぼフラットな状態となっています。

ボトックスの筋肉の動きを抑える作用でこのような結果となっていますが、
術後に笑いにくさや不自然な違和感もないと大変気に入ってもらいました。

このような「表情たるみ」(表情筋によって生じるしわのようなたるみ)へ
ボトックス注射を行うのは、一般的な美容医療のセオリーからすると
少し使用方法が異なるのかもしれませんが、
このような応用の仕方によって患者さんの利益になるのであれば、
私としては行ってよいのではないかと考えています。

※左が術前・右が術後の変化です。

ボトックスには、まだまだ知られていない有効な使い方があるようなので
今後も折あるごとに当ブログで紹介してゆこうと思います。
当院のボトックス注射の詳細はこちらです。


<本ブログの症例に関する情報>

施術名:表情たるみ取りボトックス(鼻横)費用;両側28,600円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、表情のつくりづらさ、左右差など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士