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二重形成+目ヂカラ強化を目的とした二重整形(切開法+眼瞼下垂術)

2024年02月27日(火) | カテゴリ: 二重整形・眼瞼下垂・目元
生まれつきそれほど目ヂカラが強くない人に二重切開法を行うと、術後に眠たそうな目になってしまったり、逆に術前よりも目が小さくて細く見えてしまうことがしばしばあります。

このような方については、眼瞼下垂手術(挙筋腱膜前転法)を同時に行うことで目が小さくならずに、理想とする大きくてパッチリとした印象的な目元に変えることが出来ます。

挙筋腱膜前転法は眼瞼下垂手技の中で最もオーソドックスな方法で、瞼を開ける挙筋の一部の腱膜を前方に引き出して、瞼板に固定する方法です。

当院では年間約500件超の眼瞼下垂手術を行っているため、切開二重術の際に眼瞼下垂の手技をプラスで行うことは日常的に行っているルーチン作業のため、追加料金を頂かずにプラスαのサービス手技としています。(眼瞼下垂術は通常550,000円でご提供しているので、我ながらかなりお得だなと思うことはありますが…)

そこで今回は、二重切開法と同時に眼瞼下垂術をプラスした症例をご紹介したいと思います。





上は、切開法で二重まぶたを作りたいとご相談に来られた25歳の女性です。
写真でもお分かりいただけるかと思いますが、もともと目ヂカラがそれほど強くない傾向にあったため、このような際に単純に切開法だけで二重整形を行うと術後に眠そうな見た目になってしまうリスクが高く、今回は二重切開法と同時に眼瞼下垂の手技をプラスする形で施術を行いました。





術後は約1ヶ月目の状態です。
黒目の縦幅が術前と比較してかなり大きくなりました。

目ヂカラを強化する眼瞼下垂術併用の二重整形における注意点として、二重にはなったものの「上まぶたの肉がまぶたの上に乗っかっているような状態」になりやすいということが挙げられます。これは二重整形の際に腱膜前転を同時に行うことで、目ヂカラが付いた分だけ二重の折り込みが深く入り、術後に上まぶたの厚みが強調されてしまうことによって生じます。そのため二重整形の際に目ヂカラアップも行いたい(=眼瞼下垂術も併用する)際には、当院の場合は二重幅を控え目に作ることが多いです。

そのため今回についても二重幅をあえて広くとっておりません。前述したような「二重ラインにまぶたの肉が乗っかっている感じ」は最低限に抑えられているかと思います。

しかし患者様の中には、「もっと二重ラインが太くて華やかな目元にしたい」といったご希望をお持ちの方も勿論いらっしゃいます。このような際には、二重ライン上の皮膚を切り取って(切除して)二重幅を広げることも出来ますが、そうするとやはり術後にまぶたに厚みがでてくるため当院ではあまり実施することはありません。それよりも、眉下切開を併用して皮膚を上方に持ち上げて、二重ラインの拡大を狙うほうが美しい仕上がりになります。

二重整形は数ある美容整形の中でも最も基本中の基本のような立ち位置になっていますが、一人ひとりの目元の状態(目の開き・脂肪の付き方など)や仕上がりへのイメージによって、どの術式でどのようにアプローチするかはかなり異なります。簡単そうに見えて大変奥が深く、また医師のセンスも問われる施術といえるかもしれません。
二重切開法の詳細はこちら
眼瞼下垂術(眼瞼挙筋前転法)の詳細はこちら

<本ブログの症例に関する情報>

施術名:二重切開法 ※眼瞼下垂手術(挙筋腱膜前転法)併用 費用:両目 220,000円 リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、血腫、左右差、傷跡、後戻りなど 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士