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みずほクリニック院長ブログ
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TOP/ ブログ/ 美容皮膚科/ 目の下のクマ/  眼瞼下垂手術とヒアルロン酸注入(上瞼のくぼみ治療)のコンビネーション

2019.06.03

目の下のクマ 二重整形・眼瞼下垂・目元

眼瞼下垂手術とヒアルロン酸注入(上瞼のくぼみ治療)のコンビネーション

眼瞼下垂治療は、当院でも相談件数の多いものの一つです。

そしてある程度年齢のいった方の場合は、
高確率で上瞼の凹み(へこみ)も伴っていることが多いです。

わずかな凹みであれば、
目の開きを良くして二重ラインの折り込みがしっかり出来る眼瞼下垂手術によって
凹みも同時に改善することも多いのですが、凹んでいる部分があまりに深い場合は、
追加で後日まぶたの凹んだ部分へのヒアルロン酸注入が必要となるケースもかなりあります。

また、若い頃に切開二重術と上瞼の脂肪取りを行っている場合、
年を取って生じた眼瞼下垂において上瞼の凹みが著しく目立つことがあります。

ゆえに切開二重術の際に、上瞼の眼窩脂肪は切除しないか
もし切除の必要があったとしても必要最小限に控えるべきというのが私の方針です。

また、眼瞼下垂に伴う典型的随伴症状3つを「3つ組み」としてとらえることで
「眼瞼下垂のトライアド」と呼んで患者さんに説明することが多いです。
(私の完全なオリジナル用語ですが)

1. 眠そうな開きづらい目
2. 眉毛挙上による額の横しわ
3. 上瞼の凹み


眼瞼下垂の症状とあわせて、この3つがセットで存在することが多いため、
この3つに着眼して目元プラス額(顔面上部)の若返り治療をご提案することが多いです。

下は、目の開きが年齢とともにどんどん悪くなってきた自覚症状があり
当院を訪れた47歳の女性です。



上に挙げた眼瞼下垂のトライアドが3つともそろった典型的な例です。
(眠そうな開きづらい目、眉毛挙上による額の横しわ、上瞼の凹み)

黒目の見えている面積が大変小さく、
瞳孔から瞼縁までの距離が1mm以下と中程度の眼瞼下垂と言えるでしょう。

視野を確保するために眉毛の位置がかなり上がっているため、
写真上は入っていませんが、額の横しわがかなり深くよってしまっています。
これもまた全体の印象を老けて見えさせる原因となります。

そして、眉毛を上げるクセのある方の場合
上瞼の脂肪がどんどんやせて年齢とともに凹んでくることが分かっています。
(原因はまだ解明されていません)

眼瞼下垂でなくても、表情のクセとして会話中などに
眉毛を上に上げる習慣のある方は気をつけましょう。

この方の場合、ハードコンタクトレンズを30年間ほど使用して来たことにより
挙筋腱膜が伸びてしまった、いわゆる「ハードコンタクト眼瞼下垂」ですので
手術により下垂を直すこと自体は比較的容易です。

術前診察の段階で若い時の写真をご持参頂き、
昔は目の開きが十分に確保されていたことも確認できましたので
挙筋の筋力には問題はないだろうとの予測のもと昨年5月(2018年5月)に
手術(挙筋前転法)を行いました。





上が術前、下が術後1年目の写真です。

目の開きの改善は十分であり、左右差もなく仕上がっているのですが
術前にあまりに深い上瞼の凹みがあったため、手術のみでは改善はされていません。

この凹みがあることでまだまだ目元が老けて見えます。
そこで、目元を若返らせるために先日この凹みへのヒアルロン酸注入を行いました。










上から眼瞼下垂手術前(1年前)、そしてヒアルロン酸注入前と注入後の写真です。

術前と比べて目元が軽く10歳以上は若返ったのがわかるかと思います。

ほとんど別人の写真のようにも見えてしまいますが、
一番下の状態となり「昔の若い頃の自分の目元を取り戻せた」と言って大変喜んで頂けました。

眼瞼下垂治療だけでも目ヂカラに加えて上瞼の凹みもかなり改善し、
そこで治療をいったん終了するケースももちろん多くあります。

が、当院では目元の凹み治療に力を入れていることもあり、
上の2番目の写真の段階(眼瞼下垂手術終了後)で治療が終わると
どうも片手落ちの仕事のような気がして私自身スッキリせず、余計なお節介かもしれませんが
ついつい患者さんにくぼみ治療を合わせて行うことを提案してしまいます。

上瞼の凹みへのヒアルロン酸注入は、通常一回注入すると数年もつはずですが、
他院で注入を行なったところ3ヶ月ほどで消えたという話をよく聞きます。

おそらくは、水で薄めたヒアルロン酸を注入されているのだと思います。

原液だと濃度が濃いため注入後に皮膚表面が凸凹することもあるようですが、
技術があれば、水で割らず原液を入れても表面に凹凸を作らずに注入することが可能です。
もし他院で行ってみたものの、持ちが悪かった方はご相談ください。

またいかに持ちが良くても、定期的にヒアルロン酸を入れ続けるのは苦であるという方には、
脂肪注入を行っております。
注入した脂肪の生着率を上げる「コンデンスリッチ・ファット」も当院にはありますので、
こちらもあわせてご検討ください。

>眼瞼下垂治療(自由診療)詳細はこちら
>上瞼の凹み治療(ヒアルロン酸注入)はこちら

本ブログの症例に関する情報

治療名:眼瞼下垂(腱膜前転法)、上瞼ヒアルロン酸注入 
費用:眼瞼下垂手術 550,000円(税込)、ヒアルロン酸 88,000円(税込)
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:眼瞼下垂手術/腫れ、内出血、ツッパリ感、左右の非対称性、眼瞼痙攣など  ヒアルロン酸注入/アレルギー、むくみの発生など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。

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院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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