太ももの脂肪吸引
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![]() 吸引した脂肪 |
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ドクターによる症例解説
術前
太ももを細くして「足やせ」させたいという希望の35歳の女性です。
太ももで一番よく脂肪が取れて結果がわかる部位は、太ももの付け根の内側と太ももの外側部分です。前面や後面も取れることは取れますが、前後から見た時の見え方、つまり足の太さ(幅)にあまり関係しない部位のため、優先順位はさほど高くないことが多いです。
また、太ももの内側を脂肪吸引することで、逆に内膝の部分の脂肪のかたまりが、内側方向に突出してコブのように目立って見えてしまうことがあります。この部位も合わせてセットで吸引を行ったほうが、内側のラインがスムーズに美しく仕上がります。
「美脚3点セット」とでも言いましょうか。太もも外側・太もも内側・内膝の3カ所同時吸引はお勧めの組み合わせです。
吸引した脂肪
実際に吸引により取れた脂肪の状態です。
血液をほぼ含まず、脂肪分だけで約1100ccほどの量が採取されています。
術後
術後3ヶ月目に正面から撮影したものです。
外側のコブ状の張り出しと、内もも付け根のふくらみ、および内膝の脂肪が同時に除去されると足が大幅に細くなったように見えます。内ももの部位は、皮膚が薄いため比較的吸引が難しい箇所とされますが、本例では凹凸、シワなどが生じることなく滑らかなラインで完成しています。
体重の極端な増加がない限り、リバウンド無しでこの状態をがずっと維持されます。この3部位は、ダイエットによって痩せさせることが非常に難しい部位ですので、脂肪吸引は一考の価値ありです。
<症例に関する情報>
治療名:脂肪吸引(大腿内側・外側・内膝) 費用:462,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、感染症、傷跡、血腫、漿液腫など
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術前
下瞼および頬の境界部あたりを中心に、肝斑、ADMおよび一部に日光性色素斑(老人性色素斑)が混ざっており、様々なしみが顔全体に存在する40歳の女性です。
こういったケースでは、いきなりQスイッチレーザー(ルビー、アレキ、ヤグ)で日光斑、ADMを除去しようとすると肝斑を悪化させてしまう可能性が高いです。また、通常のレーザートーニング治療は肝斑には効果があるかもしれませんが、ADMや日光性色素斑(老人性色素斑)を除去ないし薄くするには力不足で、治療の選択が非常に難しいケースであると言えます。
そこで今回は、ヤグレーザーの強めのピンポイント照射と通常のトーニングおよび、照射径を小さく絞った若干強めのトーニングの3つを組み合わせて照射することで、肝斑を薄くしつつ点状・斑状のADMおよび日光性色素斑(老人性色素斑)の除去を試みました。この当院オリジナルの照射方法(みずほ式レーザートーニング)は、ダウンタイムを最小限に抑える工夫です。
術後5ヶ月目
約2週間に1回程度の頻度で、10回の照射が終了した状態です。
完全除去にまでは至っていませんが、肝斑、ADM、日光性色素斑(老人性色素斑)のいずれもがかなり薄くなり目立たなくなっています。
Qレーザーのように照射部位にカサブタを作らず、レーザー照射後の炎症後色素沈着(戻りじみ)を生じさせずに回数をかけて少しづつシミを薄くする方法です。以前はかなり化粧を厚塗りしないと隠せなかったしみが、薄い化粧で隠れるようになったので楽になったとのことでした。