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Vライン形成術で「小顔効果」と「左右差改善」を同時に行った症例

2024年04月20日(土) | カテゴリ: 小顔・輪郭整形(骨切り術)
輪郭整形の中でも、最近は特に「小顔」を希望される方が男女問わず増えており、当院ではVライン形成の施術を行う機会がかなり増えてきました。

「小顔」を狙って行う輪郭整形としては以前からオトガイ形成(オトガイ骨切り/骨削り術)が人気でしたが、最近はオトガイ形成を単独で行うのではなく、エラ骨切り(骨削り)や下顎下縁切除を併用することで、「フェイスライン全体(顎の外側や側面)」をシャープにして小顔効果を得るという複合施術を行うことが多いです。

以前は、オトガイ形成とあわせてエラ先(下顎角部)部分をわずかに切り落とす複合手術による小顔整形も相応に行っていましたが、この方法だと、前から見た際の「小顔効果」があまり実感しにくいというデメリットがありました。そのため最近はエラ(下顎角部)ではなく、むしろより前方のライン(いわゆる下顎下縁)に同時にアプローチすることが増えています。

もちろん「エラ張りが気になる」という方については、顎先からエラ先(下顎角部分)まで全体を一塊として切除する方法で小顔整形を行うこともありますが、現在はそれほど多いリクエストではなくなっています。

※ちなみに、オトガイ形成の単独施術は操作エリアが小さいため静脈麻酔による日帰り手術も可能ですが、Vライン形成術としてエラ骨切りや下顎下縁切除の施術を組み合わせた手術になると、全身麻酔手術(1泊入院)となります。

さて今回は、「小顔整形」と「左右差改善」の両方の目的でオトガイ形成と下顎下縁形成を併用したVライン整形を行った症例をご紹介したいと思います。



上の写真は、顎が大きいこと、さらに左右非対称で曲がってみえる点を気にしてご相談に来られた33歳の男性です。

オトガイ水平骨切りでオトガイの上下長を短縮しつつ、下顎下縁切除によって左右差を消すように左右非対称に切除します。これにより、よりシャープでまっすぐな顎のラインに変えています。

この施術に関連して、よく患者様から「Vライン形成とはどんな手術を行うのですか?」と問われることがありますが、これは術前の患者様の状態によって実際に行う手技がかなり変わるので様々なバリエーションがあります。オトガイの短縮や前後の動き無しで、下顎下縁だけでVラインが作れることもあるので、一概にこの併用手技がVライン形成である、という訳でもないのです。患者様の状態にあわせて、シャープなフェイスラインと尖り感のある顎先を作り、全体として小顔に見えるような手術を行うことが、Vライン形成(小顔整形)と言ってよいでしょう。

早速術前後の状態を比較してみましょう。





術後は3ヶ月目の様子です。顎先の幅が細くなり、また左右差も改善されています。骨に対してどのような操作を行ったかは、CT画像で見れば分かりやすいので以下に示します。





左が術前、右が術後に撮影したCT画像です。顎先の骨を短縮しつつ、左から右に少し水平移動でずらすようにプレート固定を行っていることが分かります。術前に比べて、下顎下縁部分の骨が左右差無く切除されていることもこの画像からお分かりいただけるかと思います。

Vライン形成(小顔整形)は単に顎先のボリュームを減らして顔を小さく見せるだけでなく、左右非対称(左右差)についても一度の施術で改善することが可能です。小顔と同時に、下顎の形や左右差などでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
Vライン形成(オトガイ形成+下顎下縁切除)の詳細はこちら

<本ブログの症例に関する情報>

施術名:Vライン形成術(オトガイ骨切り+下顎下縁切除) 費用:1,210,000円(モニター価格1,100,000円) リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、血腫、知覚神経麻痺、顔面神経麻痺、左右非対称など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士