ちなみに人中短縮の施術をご検討されている方からのご要望として比較的多いのが、「傷跡を残したくない」というものです。最もオーソドックスな施術法である皮膚切開による人中短縮術は数ある施術法の中でも最もしっかりと効果を出せるというメリットがある反面、鼻下に一時的に傷跡ができてしまうというデメリットもあります。それゆえ最近は口腔内アプローチによる手術(粘膜切開/傷跡ができない人中短縮手術)を行うこともかなり増えているのですが、そもそも手術を避けたいという方については、ボトックス注射やフォトナレーザー、ハイフといった手術を伴わない人中短縮術をお選びいただくのがよいでしょう。今回は、当院スタッフ(30歳)による人中短縮ボトックスの症例をご紹介したいと思います。

人中が長い原因については、単に皮膚組織の構造上の問題だけでなく、口輪筋の過剰な収縮によって上唇が下方に引き下げられていることが原因とする考え方もあります。人中短縮ボトックスは、過剰に発達した口輪筋の働きを緩めることで、上唇を上方に引き上げ人中を短縮するという施術になります。術前後の様子を比較してみましょう。

術後は注射後1ヶ月目の状態です。
手術によって得られるような大きな変化とは言えませんが、写真上で見ても変化があり、上唇縁(バーミリオンボーダー)が上方に持ち上がって反り返り、また人中に凹面のカーブが生じているのが分かります。施術前のノッペリと平坦だった人中に対し、術後は立体感が造られた印象です。本人的にも効果をはっきり実感しているとのことでした。
人中短縮ボトックスの効果は4~6ヶ月程度と限定的なものになりますが、手術と比較するとダウンタイムなどが圧倒的に短いため、できるだけ手軽に受けたいという方にはお勧めの施術法です。またフォトナレーザーやハイフによる人中短縮術と併用することで、それぞれの施術効果はそれほど大きくはないものの複合治療とすることで、より分かりやすい変化にすることもできます。施術法はいくつか用意しておりますので、気になる際には一度ご相談ください。
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本ブログの症例に関する情報
治療名:人中短縮ボトックス 費用:14,300円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、話しにくさなど 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。
Doctor
院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長
札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら