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赤ら顔改善にも効果的なICON(アイコン)MAX-G

2016年11月21日(月) | カテゴリ: その他の美容皮膚科
みずほクリニックでは、光(IPL)・フォトフェイシャル治療として
サイノシュア社の「ICON MAX-G(アイコン マックスジー)」を使用しています。






数ある光治療の中でそれほどメジャーな存在とは言えませんが、
実は機能において他社製のマシンから一歩抜きんでていると感じます。

というのも、先日時々お手伝いをしている別の美容皮膚科クリニックで
新しい光治療機を導入することになり、メーカースタッフ立ち会いの元で
新機選定のため導入候補のマシンをスタッフや患者さんの顔にデモ照射を行い、
6機種ほどのIPLの性能を比べる機会がありました。

それらの中で、患者さんにもスタッフにも総合的に評判が良かったのが
当院でも使用しているICON MAX-Gでした。

しみが良く取れるだけではなく、
肌のハリ、ツヤなど質感の改善と毛穴の引き締め効果など、
総合的に肌質が良くなり、化粧の乗りが明らかに今までと違うという声を頂きました。

その他、しみの取れ方という点ではルミナスのフォトフェイシャルM22が良かったです。
しみの抜け方に限って言えば、唯一アイコン(MaxG)と互角という感触を得たマシンでした。
さすが、元祖フォトフェイシャル。

韓国製のマシンは、2社ほど試しましたが
患者さんからの評価としては、今回は今一つといったところでした。

メーカーいわく、今回はデモなので安全のためあまり出力を上げていないので、
もう少し高出力で打てばより効果を実感出来たのでは?とのことでした。
まあ、デモですから安全第一というのは分かります。

一方、ICON MAX-Gは普段から使い慣れているマシンなので、
出力設定をある程度熟知した条件で掛けられたので、
確かにより良い結果が得られたというバイアスがあったかもしれません。

しかし、なんと言ってもICON MAX-Gの強みは、
しみ、肌質改善に加えて赤ら顔・毛細血管拡張などいわゆる「赤み」にも効果を発揮するという点です。

各メーカーでも、赤みについては一応効果ありと謳っていても、
実際に照射してアイコンほどの効果を発揮するマシンを私は知りません。

あのM22でさえ、赤に効果を発揮するフィルターを今年ようやく開発して
国内各クリニックで導入して現在効果をテストしているところと聞きました。

そういう意味では、サイノシュアはピコレーザーの場合もそうでしたが、
常に他社を一歩リードして新しいことをしてくる先進的でアグレッシブな会社というイメージがあります。

さて、以前にもICON MAX-Gによる赤みの治療例は、ご紹介したことがありますが、
また新たによい症例がありましたので、ご覧にいれましょう。

下は、原因がハッキリしないのですが、
皮膚科でにきび治療(内容不明)を受けている最中に、
海外旅行で日光をたくさん浴びる機会があり、その際に一気に顔が真っ赤になって
それがそのまま定着してしまった38歳の女性です。(1年くらい前のことだそうです。)

皮膚科の診断では、日光アレルギーの一種ではないか?との見解だったそうです。


通常日光アレルギーの可能性のある患者さんに、レーザーや光治療は基本的に行わないのですが、
たまたま、皮膚科のニキビ治療により皮膚のコンディションが変化していた時に
偶発的に起きたことの可能性もあり、とりあえず目立たない頬の外側の1カ所を選んで
ICON MAX-Gのテスト照射をしてみました。

結果、通常範囲の出力では、皮膚の反応に問題なしと判断して
全顔に対する照射を1ヶ月ごと4回繰り返しました。
下が、4回照射後つまり本番の治療開始後4ヶ月目の状態です。


まだ、若干の赤みは残りますが、かなりの改善です。
今もICON MAX-Gの照射を1ヶ月に1回のペースで継続しています。
※ICON MAX-Gによる治療詳細はこちらです。

さて、最近当院ではこのような赤ら顔、毛細血管拡張、酒?(しゅさ)といった
問い合わせが何故か非常に増えつつあります。

ICON MAX-Gやロングパルス・ヤグレーザーにて今まで対応してきましたが、
これらは、あくまで赤み治療専用のマシンではないため、
今回思い切って赤み改善・治療専用の機器を導入することにしました。

サイノシュアのシナジーとキャンデラのVビームとでどちらにするか最後まで悩みましたが、
先月10月にVビームの上位機種である、VビームII (旧Vビーム パーフェクタ改め)が、
保険適用の審査を通過したことを受け、これまでの実績や国内シェア、省スペース性など
様々な点を検討した結果、最終的にVビームIIを選びました。
早ければ、来月中旬には稼働開始予定です。

*アメリカのクリスマスシーズンに重なることで、
出荷に影響が出るともう少し遅くなるかもしれません。

今回導入するキャンデラ社のVビームIIは、
従来のVビームに比べてより高出力、大口径でレーザーを発射出来るため、
既存のレーザーでは取り切れなかった赤み、赤アザも取ることが出来ます。

ただ、これまでの旧Vビーム パーフェクタは、保険適用が効かなかった点と
値段設定が通常のVビームよりかなり高いというのが導入をためらっていた理由でした。

しかし、今回保険適用可能となったこと、さらに台数限定で比較的購入しやすい価格で
メーカーからご提案を頂けたので、購入に至りました。

10台限定の特別価格だったようですが、リリースと同時に国内で9台があっという間に売れて
最後の10台目、残り1台が当院だったそうです。
ふぅ?間一髪!滑り込みセーフ!です。(キャンデラさん本当ですか?)

12月に当院にやってくる最新のVビームIIは、
まだ豊島区では入れているクリニックはないとのことですので、期待して頂ければと思います。

当院のレーザー治療は、
しみ・肝斑、リジュビネーション(肌若返り)、毛穴治療などが中心でしたが、
来年に向けた新たな目標の一つとして、赤ら顔、赤アザ、毛細血管治療、にきび跡の赤みなど
「赤の治療」にも力を入れてゆきたいと思っています。

<本ブログの症例に関する情報>

治療名:アイコンによる赤ら顔治療
費用:22,000円/回 1か月毎に4回照射
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用: 腫れ、内出血、水疱形成、熱傷、熱傷による色素沈着など
治療内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士