医療脱毛とエステ脱毛の違い(医師・安全性)
脱毛によるトラブルも増えているようです。火傷や赤みといった皮膚トラブル、硬毛化や毛嚢炎といった脱毛ならではの副作用への対応などがありますが、事前に起こりうるリスクをきちんと説明し、万が一何かあった際にはすぐに医師が対応することでリスクを回避することができます。エステサロンでの脱毛の場合、その場に医師はいないので提携医療機関などで治療を受けることになるのかと思いますが、ここでは医療脱毛とエステ脱毛の違いについて安全面から考察します。
医療レーザー脱毛は医師が診察を行います
繰り返しになりますが、医療レーザー脱毛は医療機関でのみ行える脱毛治療です。レーザーで毛根を破壊することで永久脱毛を可能とします。
医療脱毛の場合、まず医師が診察を行います。医療脱毛が可能かどうか確認するために肌の状態を診る他、過去に脱毛を行ったことがある方についてはその際に赤みや腫れなどが出たのかどうか確認したり、既往症についてなど伺います。医療脱毛では医師が一人ひとりの肌質や毛量にあわせてレーザーの出力を設定しています。また同じ人でも、一度目と二度目では出力が異なることも多くあります。残りの毛量にあわせて医師が毎回確認し調整を行うことで、より効果的に脱毛治療を行うことができます。
火傷、赤み、腫れ、毛嚢炎、硬毛化など脱毛治療特有の肌トラブルは様々ですが、医療脱毛の場合は医師免許を持った医師の管理下で治療を行うため、万が一治療中や治療後に肌トラブルが起こった場合も、医師や看護師が迅速に対応することができます。再診時も診察を行っていますので、気になることがあればいつでも医師に相談できる環境だと言えるでしょう。
医師不在のエステ脱毛は安全な範囲内で脱毛が行われます
エステサロンに通って行う脱毛では、研修を受けたエステティシャンがカウンセリングや脱毛の施術、アフターケアを行います。
安全のため、医療脱毛のような高出力での照射は行えないため火傷や赤みといった肌トラブルになることもそれほどないはずですが、万が一何かあった際には提携医療機関もしくはご自宅近辺の医療機関に改めて相談に行くことになるでしょう。
医療機関のような強い照射でないので痛みもないし安全といえばそうなりますが、逆に弱い照射ですので永久脱毛はできません。一時的に1シーズンだけ脱毛したいといった際には廉価なエステ脱毛を選択することもよいかもしれません。
肌に関する様々な相談ができるのがクリニック
医師による診察を行っている医療脱毛では、脱毛に関してはもちろんですがそれ以外の様々な肌の悩みにも相談できる点がメリットではないでしょうか。当院でも、脱毛に限らず、しみや肝斑、あざやADM、さらに目元のたるみについてなど様々な相談を頂くことが多いです。美容クリニックに少し抵抗を感じられていた患者さんが、医療脱毛で何回か通われるうちに少しずつ当院を信頼してくださり、美容皮膚科の治療を始められるといったケースも多くあります。当院では保険診療も行っているためニキビ治療やほくろ・いぼの除去、ADMやあざ治療などで来院されている方も多くいらっしゃいます。
医療脱毛だけではなく、お肌や美容についてなんでも相談できるクリニックになれればと思いますのでお気軽にご来院ください。