アートメイク(眉、アイライン)
アートメイクは、医療機関にて行うのがベストです。
痛み対策・安全性の両面からクリニックをお勧めします。
当院では、医療機関としてアートメイク(眉、アイライン)を入れる施術とアートメイク除去の両方の施術を行っています。アートメイクは現在、医療機関ではないサロンなどでも行われていることがありますが、2017年9月に大阪地裁が針を用いて人体に刺青(入れ墨)を施すことは医療行為であり、医療機関以外で行うことは違法であるとの見解を既に示しています。法的解釈については現在まだ争われている最中ですが、少なくとも医学的見地からは以下が言えます。
- 皮膚に刺す針:滅菌装置で完全滅菌した使い捨てのものを使用しているか。(血液感染の問題)
- 痛み対策:局所麻酔注射を使用出来るか。(塗り薬麻酔単独では、除痛効果はかなり低い)
よって安全性および衛生面の点、そして痛み対策の観点から、クリニックで処置を受けるアートメイク治療はメリットが大きいでしょう。
本ページでは、アートメイクを入れるいわゆる「色入れ施術」について当院の情報を掲載していますが、アートメイク除去(レーザーによる除去)については、別に他の施術ページがありますのでそちらを御参照ください。
なお当院では、基本的にドイツ製のマシンAmieaMed(MTderm社)を使用した機械彫りをメインに行っています。しかし輪郭の微妙な調整などに手彫りを併用することもあります。
施術の特長
- 局所麻酔注射による施術時の痛み軽減
- 通常、医療機関で行うアートメイクでは、施術前に色を入れる部位に局所麻酔注射(キシロカイン)を注射することで、施術中の痛みをほぼ無痛として施術を受けることが出来ます。
サロンなどでは注射薬を使うことが出来ないため施術に伴う痛みが強く、この点が医療機関で行うアートメイクの大きなメリットの一つです - 機械彫りによるスピーディーな施術と色の定着率の向上
- 手彫りに比べて機械彫りの場合、1秒間に140回など高速で皮膚面に針を刺して、色素を皮膚内に入れることが出来るため施術時間の大幅な短縮が可能となります。
また、通常アートメイクは初回施術後の2~3ヶ月後に色が少し抜けるため、必要に応じて色素を新たに入れて皮内に補充する作業が必要になってくることがあります。
しかし当院の機械彫りのマシンは、手彫りに比べて皮膚内に入る色素の量が多くなり、それに伴って色素の定着率が大幅に改善することが期待出来ます。また色素の入り方が手彫りよりも均一にきれいに入ります。 - レーザーにより色素の除去も可能
- 当院には現在、アートメイク、刺青除去に用いるレーザーが3台(3種類)あります。
これらにより、古くなったデザインのアートメイクを除去して、新たに色素を入れ直すことでデザインと色味を刷新することが可能です。
また、いったんは入れてみたけれどもやはり後から別な形・色にしたくなったなどの時にも、色素除去に使えるレーザーがあればこそ修正が出来るという点で、サロンのアートメイクとは異なりかなり有利な点と言えます。
効果目的
- 眉にアートメイクを入れる。
- 上瞼のアイラインにアートメイクを入れる。
- 下瞼のアイラインにアートメイクを入れる。
- 以前に入れたアートメイクの形の修正
- 以前に入れたアートメイクの色の修正
- 以前に入れたアートメイクの色の補充
症例写真
眉のアートメイク
ドクターによる症例解説
症例に関する情報
治療名:アートメイク入れ 費用:両眉1回 33,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、色抜けなど
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
施術の流れ
- 麻酔:局所麻酔(注射麻酔)および必要に応じて、外用麻酔(クリーム麻酔)を使用。
- 施術:機械彫りにて目的の部位に針で色素を入れます。(両眉で30分程度)
- 止血確認:10分ほど安静室で休んで、止血を確認の上終了となります。
料金
アートメイク (眉・アイライン) |
両眉 | 1回 | 33,000円 |
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アイライン上瞼両側 | 1回 | 33,000円 | |
アイライン下瞼両側 | 1回 | 33,000円 |
※1回~2回(2回目は3ヶ月後)
効果持続期間:2年から3年(個人差あり)
※記載料金は予告なく変更することがございます。またカウンセリング・診察時にご提示したお見積について、有効期間は提示日より3か月とさせていただきます。
施術情報
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所要時間両眉30分 両上瞼アイライン30分 両下瞼アイライン30分
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ダウンタイム赤みもしくはカサブタが数日
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施術の痛み局所麻酔注射時の痛み
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通院施術後3ヶ月目に必要に応じて色入れを追加
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麻酔局所麻酔(注射麻酔)および必要に応じて外用麻酔(クリーム麻酔)追加
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持続性2~3年
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洗顔翌日より可能
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シャワー・入浴当日可能
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メイク施術部以外当日より可能
術前
数年前に入れた、両眉のアートメイクの色がもはや抜けて薄くなり、さらに色自体も薄いオレンジ色のように変色してしまっていたので、今あるラインの形状を変えずに色を補充して入れ直して欲しいという希望の63歳の女性です。
術後
元々ブラウン系の色が入っていたとのことで、ダークブラウン系の色素を機械彫りのマシンを使用して入れて1ヶ月後の状態です。
以前は手彫りにて行っていましたが、手彫りで入れるよりもマシンを使って入れたほうが色の入り方が均一でよりきれいに仕上がっている印象です。自然な仕上がりであるとして気にいってもらえました。