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額の青あざ(太田母斑)のレーザー除去症例

2022年05月09日(月) | カテゴリ: その他の美容皮膚科
あざには大きく分けて赤あざ、茶あざ、黒あざ、青あざの4つの分類がありますが、
当院では、どのあざの種類においても治療が可能です。
治療手段も多岐にわたり、レーザー、手術、剥削術と一通りを取り揃えています。

なお、茶あざや赤あざ、黒あざは除去が難しいケースもあるのですが、
顔に生じる「太田母斑」をはじめとする青あざは、
レーザーでほぼ確実に取ることが出来るので特に治療がおすすめです。

青あざ除去治療はQスイッチ・ヤグレーザー、Qスイッチ・アレキサンドライトレーザー、
Qスイッチ・ルビーレーザー、ピコレーザーのいずれでも除去できますが、
一番確実で治療結果が早いのは、やはりQスイッチ・ルビーレーザーではないでしょうか。

昨今人気の高いピコレーザーについては、
波長あるいは機種によってはQルビー並みにあざ除去ができるマシンもあるかもしれませんが、
ピコレーザーは主に美容治療(しみ改善・美白)や刺青除去を目的として使用されることが多く
あざ治療での症例発表数は多くないように感じます。





上は、左眉上にある青あざの除去を希望する32歳の女性の患者様です。

Qスイッチ・ルビーレーザー「Z-1」にて
3~4ヶ月ごとのインターバルで3回の照射を行いました。





約1年後の状態です。

まだ額にうっすらと青い色素の残存は見られますが、
この時点で除去率90%くらいと言ったところでしょうか。

出力を高くしてもう少し回数を当てればよりしっかりと消すことも出来ますが、
今の状態ですでに十分満足しているという患者様の言葉により、治療は一旦終了しています。

ちなみに、顔の青あざ(太田母斑)は
今回のように照射回数を重ねることでスムーズに色味が軽減していきますが、

体の青あざ(異所性蒙古斑)はなかなかそう簡単にいかず、
レーザーを照射すると一旦青が茶色に変色し色素沈着となり、
そこからさらにしつこく3~6ヶ月ごとにレーザー照射を続けることによって
除去に色素が薄くなります。

そのため患者様の中には茶色の色素沈着状態を見て嫌になり、
途中で治療を諦めてしまう方もいらっしゃいます。

対して顔の青あざは、
まれに照射後に色素沈着ができても体にできるものほどは
目立たないことが多いので、最後まで治療を続けられる方がほとんどです。

4つのあざの中でも、最も治療の成功率が高いのが青あざ除去治療ですので、
お悩みの方はお気軽にご相談ください。
>当院の青あざ治療詳細はこちら


<本ブログの症例に関する情報>

施術名:Qスイッチ・ルビーレーザーによる青あざレーザー除去治療 費用:1回22,000円(面積による)治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、水疱形成、内出血、熱傷、色素沈着、色素脱失、傷跡など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ


監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士