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TOP/ ブログ/ 美容皮膚科/ ニキビ・ニキビ跡/  ニキビ跡(凹凸)の治療

2015.02.09

ニキビ・ニキビ跡

ニキビ跡(凹凸)の治療

前回のお話(ニキビ跡治療)の続きで、今週はニキビ跡の凹凸治療についてです。

※ニキビ跡の凹凸がある方の場合、毛穴の開きが目立つケースが多いです。
 以下は、毛穴の引き締めに対しても有効な治療ととらえて下さい。

当院でご用意のある
凹凸・毛穴に対する治療メニューは、

1.イオン導入
2.フォトセラピー
3.トレチノイン軟膏
4.フラクショナルレーザー
5.アブレージョン

です。

それぞれについてざっと簡単に説明しますと、

1.イオン導入
毛穴を引き締める成分(グリシルグリシン)を皮膚に浸透させる。

2.フォトセラピー
有効な光を皮膚に照射してコラーゲン生成を促し皮膚引き締め。

3.トレチノイン治療
角質を少しずつ薬で剥くことで表面を滑らかにします。

4.フラクショナルレーザー
炭酸ガスレーザーをドット状(点状)に細かく照射して
皮膚の表面そのものを新しいものに入れ替えてしまう。

5.アブレージョン
高速回転するヤスリで皮膚面を削り取ってしまいます。
皮膚の入れ替えをフラクショナルレーザーが多くの点で行うのに対して、面で行います。

またそれぞれの治療との補助的な組み合わせとして、
資生堂のドクターコスメのナヴィジョンシリーズの
GGエッセンス(グリシルグリシン配合美容液)

ホームケアタイプのトリートメントとして使用するとなお一層の相乗効果を期待できます。

ただこれは、美容皮膚科・美容外科治療一般に共通して言えることですが
「効果が高い=ダウンタイムがある=侵襲度が高い」
という図式が成り立ちます。

逆にいえば、
「ダウンタイムが少ない=1回の効果が大きくはない=回数or期間がかかる。」
となります。

上記のメニュー項目だと上から下に向かって番号の順に、侵襲度が高くなり
ダウンタイムも長くなります。

1.イオン導入(グリシルグリシン)が一番侵襲が少なくダウンタイムがゼロ。
2.フォトセラピーで数時間の赤み。(稀に目立たないカサブタ形成あり)
3.トレチノイン軟膏では、治療期間中(数ヶ月単位)は皮膚に軽い赤みが生じます。(化粧でカバー可能)
4.フラクショナルレーザーでは、皮膚面に小さな点状のカサブタが生じ取れるまで1週間。
 化粧である程度カバーは可能。
5.アブレージョンは、皮膚面を覆う大きな真っ黒いカサブタが生じ、
 顔にガーゼを当てる必要があります。

これらの中で、実は最も効果的なのはアブレージョンです。
たった1回でもかなり凹凸が滑らかになります。

しかし、顔にガーゼを貼るというのを聞くと女性ではNG、
男性でもよほど精神的にタフな方でかつ、接客系の仕事をされていない方や、
学生なら休みを利用するのでOKということも稀にはありますが
希望される患者様自体決して多くはありません。

需要がそれほど多くないという理由で、
アブレージョンの機械自体持っているクリニックが今やほとんどなく、
今時の若い美容外科医、形成外科医はそんな治療法があることすら知らず、
初めて聞いたという人も多いのではないでしょうか? 

こんな機械を持っていること自体自分ももういい年なのかな?と思ってしまいます。

効果抜群とは言え、当院ではなぜこのような
古典的とも言えるなつかしい機械を用意しているかといいますと、
主に頬全体を削る目的ではなく、水疱瘡の跡のような小さな部分的なヘコミ、
あるいは他院でホクロを削られ過ぎて1箇所限定的にへこんでしまっているような
ケースには使えると考えているからです。

このようなヘコミを削って生傷、カサブタとなったとしても
小さな肌色テープを1箇所貼るだけなので、それならば治療を受けたいという
ニーズが結構あり、開業してすぐに入手したという経緯があります。

さて、頬全体のニキビ跡(凹凸)の話に戻りますが
アブレージョンが皮膚面のヘコミ治療に最も有効な治療であることは事実ですが
いかんせん患者様がこの治療を希望されない以上、
結局はより低侵襲な治療を勧めることになります。

では、どのような治療が万人向けに受けやすい治療かといいますと、

小松のお勧めは

「フォトセラピーとイオン導入を5から10回繰り返した後、
 一番最後の仕上げにフラクショナルレーザーでフィニッシュ! 」

というパターンです。

当院のフォトセラピー自体、毛穴なら十分引き締まりますし、
ニキビの凹凸で浅いものならかなり滑らかにすることが可能です。

その効果を補強する目的で毎回フォトセラピー後のイオン導入を行います。

フラクショナルレーザーは、1回したことがある人なら分かると思いますが、
アブレージョンのような面状のカサブタではなく、点状のカサブタのため
化粧でかなりカバーが可能です。

しかしカサブタが取れるまでの期間(5日から1週間)が精神的ストレスになります。

ただ考えようによっては一生にたった1回だけの治療で
デコボコがかなり改善される!と思えるなら
まだ気持ちの上で頑張れるのではないでしょうか?

現在考えられる、
患者様にとって最も精神的負担のかからないベストな組み合わせです。

ちなみに、一般には痛みが強いとされるフラクショナルレーザーですが、
当院では強力な塗り薬の麻酔にブロック麻酔(注射)を組み合わせるため、
先日施術を受けた患者様は全く痛みを感じず無痛だったと言っていました。
やり方次第なのだと思います。

(注)当院では、麻酔クリーム・麻酔注射ともに一切無料です。

フラクショナルレーザーにもいろいろな種類がありますが、
ニキビ跡の凹凸・毛穴引き締めに最も効果の高いタイプとされる
炭酸ガス・フラクショナルレーザーを当院ではご用意していますので、
興味のある方は是非一度チャレンジしてみて頂ければと思います。

当院では、院長の小松が全てのカウンセリングを行っています。
カウンセリングのご予約はこちらからお気軽にどうぞ。


※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。

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院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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