・レーザートーニング
・フォトフェイシャル(光治療機/IPL)
・レーザーフェイシャル
・フラクショナルレーザー
の4機があります。
今後、たるみ取り治療機としてこれにウルセラが加わる予定があり、
この5台があれば美容医療機器として全ての範囲をカバーすることになります。
すなわち全ての範囲とはしみ・色むらから、肌質改善、毛穴、ニキビ跡、たるみまでです。
ちなみに、
レーザーに力を入れているクリニックでは何十台も取りそろえている所もありますが、
完全に機能がダブってしまっているのであまり効率的とはいえず
ほとんど院長かオーナーの趣味で多くなっているのでは?と思ってしまうところもあります。
ほとんどコレクターの域に達しているクリニックもあります。
しかし、よほど革新的な機能を持った機器が出てこない限りは
私は上記の5台の機種で日常診療には十分という考えです。
ところで、当院も個人院としては診療メニューは多い方だと思いますが
よほどのマニアな方でない限り、どの機器がどんな症状・悩みを解決しているのか
正確に理解していらっしゃる患者様は多くはありません。
いろいろな機器があるけれど、
「いったいどれがどう効くの?」
「違いがよく分からない!」
というご質問をまず頂きます。
もちろん実際には、診察で肌の状態を見せて頂いた上で
一人一人の肌質にあったベストな治療法を御提案をさせて頂くわけですが、
予備知識としてそれぞれの機器が得意な症状・悩みを知っておいて頂けると
私の説明もよりスムーズにご理解頂けると思いました。
下におおよそのイメージを図に示しました。
(クリックすると拡大します)
![](https://mizuhoclinic.jp/wp-content/uploads/2015/01/0001-300x217.jpg)
かなりザックリとですが、こんなイメージです。
実際には、トーニングであっても強い肌質改善効果があったりしますが、
どの症状により軸足があるかということをあくまでおおまかに示す図とご理解下さい。
この他の症状として、たるみに対しては、
皮膚表面のものには、フラクショナルレーザーが効果的です。
特に目周り(上瞼・下瞼)のリフトアップが得意な機種(マドンナリフト)です。
皮膚だけでなく深部も含めたたるみ、つまり頬肉自体が下にさがってフェイスラインが
四角くなりつつあるような患者様には今後導入予定のウルセラを用います。
また、これらの機器とヒアルロン酸、ボトックス、糸のリフト、PRPなどを複合的に
組み合わせることでさらなるアンチエイジング効果を狙うことも可能です。
とは言え、それらの治療はメスこそ使いませんが顔の皮膚に針を刺す治療です。
医療者にとっては、たったそれだけのことと思えても、
患者様にとっては、そのことだけで十分侵襲であり、
ストレスであり治療を受ける上で高いハードルとなることを
最近の診療で痛切に感じています。
レーザーや超音波、高周波ならダウンタイムがほとんどなく受けてみたいという
患者様のニーズを考えると、上記の5台はこれからの美容治療に必須のものと
考えています。