性病(性感染症)検査
近年増加傾向にある性病(性感染症)は
自覚症状がないまま進行するケースも多く、
感染が疑われる場合は
【早期の性病検査】を推奨しています。
当院では内容によって3パターンの検査をご用意しています。
近年増加傾向の性感染症(性病)は、STD(Sexually Transmitted Disease/性行為によって感染する病気)とも呼ばれており、性行為の他、口・肛門などの粘膜接触による感染症全般の事を指します。性感染症(性病)は現在増加傾向にあり、特に若年層に広がっている点が特徴です。
当院では、採血や採尿などの身体へのご負担が少ない検査方法ながら、最大13(感染部位別で換算)にも及ぶ感染症への感染有無を確認することができる検査法を導入しています。性感染症(性病)は自覚症状がないことも多く、かかっている症状によっては、不妊症や無精子症、子宮頸がんの原因などになる可能性があります。予防や早期発見のためにも、感染が疑われる行為があった際には速やかに検査を受けられるにしてください。
当院の性病(性感染症)検査で調べられる症状
- 淋菌(性器・咽頭)
- クラミジア(性器・咽頭)
- 梅毒(TP・RPR)
- HIV
- HBs抗原(B型肝炎ウイルス)
- HCV抗体(C型肝炎ウイルス)
- マイコプラズマ(性器・咽頭)
- ウレアプラズマ(性器・咽頭)
※当院で行っている性病検査には3パターンがあり、検査の種類によって判定できる項目が異なります。
当院で取り扱う性病(性感染症)検査について
性病(性感染症)検査の種類
現在以下の3パターンの性病(性感染症)検査を取り扱っています。
検査内容
検査項目:淋菌(性器)、クラミジア(性器)、梅毒TP、梅毒RPR、HIV、HBs抗原
検査項目:淋菌(性器)、クラミジア(性器)、梅毒TP、梅毒RPR、HIV、HBs抗原、淋菌(咽喉)、クラミジア(咽喉)、トリコモナスマイコプラズマジェネタリウム
検査項目:淋菌(性器)、クラミジア(性器)、梅毒TP、梅毒RPR、HIV、HBs抗原、淋菌(咽喉)、クラミジア(咽喉)、マイコプラズマ(性器)+ウレアプラズマ(性器)、マイコプラズマ(咽喉)+ウレアプラズマ(咽喉)、HCV抗体
性病(性感染症)検査の流れ
- ご予約:まずは診察のご予約をお願いします。検査とあわせて医師が問診を行います。
- 診察:医師が症状の有無などを確認します。
- 検査:検査セットの内容によって多少異なりますが、尿、血液、うがい液の採取などで検査を行います。いずれも簡単な採取方法のため、検査は15分程度で終了します。
- 検査結果の共有:検査結果は2~3日で分かります。再度ご来院いただき、医師が感染状況や治療法について説明します。
- 治療について:いずれかの性病(性感染症)に感染していることが分かった場合は、専門の医療機関をご紹介します。症状を放置すると重症化する可能性も高いため、早めに受診されることをお勧めします。
性病(性感染症)検査の注意点
- 尿採取があるため、生理中は避けてください。
- 診察の際に尿検査を行うため、検査直前の排尿をお控えください。
- 診察の際ににうがい液採取検査を行います。
お食事・うがい・歯みがき・ガムを噛むといった行為は診察の2時間以上前からお控えください。 - 梅毒の感染歴がある方は、検査の特性上、完治していても陽性(+)反応が出ることがありますので、事前に感染歴を医師にお伝えください。
- ご自身だけ検査・治療を行ってもパートナーが感染している場合は再び感染する可能性が大変高いため、できるだけパートナーとお二人で検査を行うことをお勧めします。
- 性病(性感染症)には様々な種類がありますが、いずれも性行為によって感染する症状です。そのため一つだけではなく複数のウイルス・細菌に感染している可能性もあるため、検査はできるだけ複数の検査を同時に行うことをお勧めします。
性病(性感染症)検査を受ける時期について
早期発見のためになるべく早いタイミングで一度、さらに3か月経過のタイミングで2回目の検査を推奨しています。
検査精度が向上しており、感染のある可能性のある行為から1日経過したタイミングからほとんどの感染症の感染有無を調べることが可能になりました。ただし梅毒、HIV、B型肝炎、C型肝炎などは潜伏期間が長いため、これらの感染有無についての確実な結果を確認するためには再度3か月程度経過してから改めて検査を行ってください。性感染症は一度の性行為で複数の種類に感染していることも多くあるため、可能な限り2回の検査を推奨しています。
早期発見の必要性
性病(性感染症)は早期発見が重要です。全ての性病の感染有無に関する結果が分かるまでは3か月程度を要するのですが、その間に潜伏期間が短い感染症(クラミジア・淋病・マイコプラズマなど)の感染症は症状が進行していくことになります。そのため当院では、感染の可能性のある行為の翌日以降に一度、さらに3か月経過してから確実な結果を確認するために再度検査を行うことを推奨しています。
潜伏期間について
細菌やウイルスによって症状の潜伏期間が異なります。特に感染初期は潜伏期間中のため感染していても陰性として反応してしまうことがあります。潜伏期間は性病(性感染症)に種類により異なり、カンジダなどは潜伏期間がほぼなく翌日から感染しますが、梅毒やクラミジアの場合は3週間ほどの潜伏期間を経てから症状が現れます。潜伏期間が長いものにはB型肝炎やC型肝炎があり、これらは症状が出る前に3か月程度かかることもあります。
性病(性感染症)検査では、このような「感染の有無」ではなく、病原菌が体内に入ってきたときに身体を守るために作られる「抗体」の有無を調べるため、感染の可能性があった日の翌日以降であれば、多くの感染症について感染の有無が分かります。ただし、B型肝炎・C型肝炎、梅毒、HIVについては3か月経過してから陽性反応が出ることもあるため、確実に結果を確認するために3か月経過した後に改めて検査を行うようにしてください。
複数の感染症にかかっている可能性があります
性感染症は性行為や性行為に似た行為によって感染する病気です。そのため性病(性感染症)には様々な種類がありますが、同じ感染経路をたどって同時に複数の細菌やウイルスに感染しているケースも多く見られます。上で述べた通り、性病(性感染症)は種類によって潜伏期間が異なるため、それぞれの感染有無をできるだけ確実に把握するためにも、検査は時期を変えて複数回行うようにしてください。
また、性感染症(性病)は日常的な性行為から感染することもあるため、それ以降も1年に1回程度の頻度で定期的に検査を行うことをお勧めします。
施術の特長
- 確かな検査精度
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当院で使用している性病(性感染症)検査は、登録衛生研究所(開発メーカー独自の研究所)で検査を実施しており、数ある性病(性感染症)検査の中でも検査の感度・特異度が100%に近い精度である点が特徴です。大学や研究機関と第4世代のHIV検査方法についてやクラミジア・淋菌以外の尿道炎起因菌の研究など様々な共同研究を行っており、その専門性や検査力の高さには信頼があります。
- 簡易検査で結果が判明
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性病(性感染症)検査の中には性器から直接菌の有無を確認するために綿棒採取を行う方法などもありますが、当院で導入している性病(性感染症)検査は、フルプランであっても
①血液採取
②尿採取
③うがい液採取というごく簡単な3種の検査と問診のみで、精度の高い確かな結果を得ることが可能です。
- 早期発見・早期治療が可能
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梅毒やHIV、B型・C型肝炎などの感染からの潜伏期間が長い(約3か月程度)感染症については、感染の有無ではなく感染によって身体に生じる抗体(異物を排除しようとする身体の反応)の有無で感染の可否をほぼ確認することができるため、以前よりも早いタイミングで感染の有無を確認できるようになりました。発見が早ければ、症状が軽いうちに治療も可能となり、患者様の身体の負担や心理的ストレスなども減らすことが可能です。
※潜伏期間の長い感染症については、抗体によって感染有無を確認することがほぼ可能ですが、より確実性の高い結果は潜伏期間を過ぎた3か月目以降で判明します。そのため当院では、早期発見のために感染が疑われる日の翌日以降の早めのタイミングで一度、さらに感染有無を100%に近い確率で確認するために再度3か月目が過ぎたタイミングで検査を受けることを推奨しています。
効果目的
- 淋菌(性器・咽頭)
- クラミジア(性器・咽頭)
- 梅毒(TP・RPR)
- HIV
- HBs抗原(B型肝炎ウイルス)
- HCV抗体(C型肝炎ウイルス)
- マイコプラズマ(性器・咽頭)
- ウレアプラズマ(性器・咽頭)
- トリコモナス
以下性病(性感染症)への感染有無
料金
性病(性感染症)検査セット1 | 検査項目:淋菌(性器)、クラミジア(性器)、梅毒TP、梅毒RPR、HIV、HBs抗原 | 11,000円 |
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性病(性感染症)検査セット2 | 検査項目:淋菌(性器)、クラミジア(性器)、梅毒TP、梅毒RPR、HIV、HBs抗原、淋菌(咽喉)、クラミジア(咽喉)、トリコモナスマイコプラズマジェネタリウム | 22,000円 |
性病(性感染症)検査セット3 | 検査項目:淋菌(性器)、クラミジア(性器)、梅毒TP、梅毒RPR、HIV、HBs抗原、淋菌(咽喉)、クラミジア(咽喉)、マイコプラズマ(性器)+ウレアプラズマ(性器)、マイコプラズマ(咽喉)+ウレアプラズマ(咽喉)、HCV抗体 | 33,000円 |
※記載料金は予告なく変更することがございます。またカウンセリング・診察時にご提示したお見積について、有効期間は提示日より3か月とさせていただきます。
施術情報
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所要時間30分程度
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ダウンタイムなし
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痛みなし
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通院検査結果が分かる3日目以降に再診。また感染が疑われる日から3か月経過したタイミングで再検査を実施。
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麻酔不要
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持続性性病(性感染症)への感染は常に存在するため、半年もしくは1年に一度などで定期的な検査を推奨。
性感染症(性病)について
近年増加傾向にある性感染症(性病)は、性行為によって感染する病気のことを言います。
自覚症状がないことが多く、なかなか検査や治療を行わないまま放置し悪化してしまうケースも多く見られます。性感染症は一般の方にも多く感染者が多く、不特定多数の性行為をしておらずとも感染していることも多くあります。感染すると将来的に不妊症や無精子症、子宮頸がんの原因になることがある他、他の人に移してしまうリスクがあるため、ご自身の身体を守るためだけではなく、他の人に影響を与えないためにも、早期発見が大切になります。性感染症には様々種類がありますが、以下のようなものが多く見られます。
※なお、性感染症と性病は同じ意味合いのように捉えられることもありますが実際には少し異なります。性病は昭和23年に制定された性病予防法に記載があるものが対象になります。(淋病・梅毒・軟性下疳・クラミジア感染症)対して性感染症(STD)は主に性行為によって感染する病気の総称で、細菌や原虫、ウイルスなどが性器をはじめ、泌尿器、口腔(咽頭)、肛門などから体内に入り込むことで感染します。(現在はほぼ同意義で使用されることが多いです)
性感染症(性病)は一度の性交渉でも感染します
コンドームを装着せずに性交渉を行った場合、それが一度だけだったとしても、淋病は50%、梅毒は20~30%、HIV(エイズ)は0.1~1%程度の確率で感染するというデータがあります。
また性感染症(性病)はご自身だけではなくパートナーに感染している可能性も大変高いため、ご自身の性感染症が完治しても再び感染する可能性が高く(ピンポン感染といいます)、検査を行う場合はできるだけお二人で行うようにしてください。