
上は、エラ(下顎角)から顎先にかけたフェイスライン全体がぼやけてしまい、輪郭が不明確なことを気にしてご相談に来られた24歳の男性です。顎先(オトガイ先端)も若干後退気味だったので、同時にこの部分も前に出したいという希望もありました。そのため今回は、オトガイ形成(オトガイ水平骨切り・前進)と下顎下縁形成(下顎下縁切除)を組み合わせた形で施術を行うこととしました。輪郭全体に変化を出す際に、この2つの施術の組み合わせは非常に相性がよい手法です。術前後の変化を見てみましょう。
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術後は4ヶ月目の様子です。横から見た際のフェイスラインがシャープになり、今風の若者が好みそうな精悍な雰囲気に変化しているのではないでしょうか。CT画像でも変化を見てみましょう。

CT画像で見ても、術後は顎先がしっかりと前進しつつ、下顎下縁(フェイスライン)のボリュームが上下方向共に減少しているのが分かります。
…ちなみに今回の方は、顎先が後退している点の他に、顎先の幅が広いことと、顎先の中心軸が左方向へずれている点も気にされていたので、手術では顎先の両サイドを少し切って細くしつつ、右方向へ中心ラインをシフトするという操作も加えております。この部分の変化については正面から見るとわかりやすいので、斜めから見た写真とあわせて正面の術前後の比較写真も比較してみたいと思います。

術後はいずれも4ヶ月目の様子です。術後の正面写真では、顎先(オトガイ先端)が細く変化し、また顎先の位置が術前に比べて真ん中に移動している(=左右対称なラインに変化している)のがお分かりいただけるかと思います。
今回の方のように、複数の手技を組み合わせたりアプローチ法に工夫を凝らすことで、輪郭整形術は一度の施術で様々な変化を出すことが可能です。Vライン形成はもちろん、その他のお悩みについてもお気軽にご相談ください。
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本ブログの症例に関する情報
治療名:Vライン形成(オトガイ形成/オトガイ水平骨切り・前出し + 下顎下縁形成/下顎体部の切除・削り) 費用:1,320,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、感染、血腫、知覚神経麻痺など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。
Doctor
院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長
札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら