関東圏のみならず全国から患者さんにご来院頂いております。
一般的な逆さまつ毛の治療といえば、
上瞼:二重整形をする
下瞼:毛の生える向きを外反矯正する
(上に向かって生えている毛を前方に倒し込むようにして向きを矯正する)
という形で治療するのが一般的です。
しかし、まれに瞼の裏の粘膜から毛が生えていたり、毛が瞼に当たる場所が
目頭の涙丘、涙点の付近にあったり、もしくは目尻側の最外側付近にある場合は、
上に挙げたような一般的な逆さまつ毛の治療法によっては改善しないことがあります。
たとえば、下は下瞼の逆さまつ毛の悩みをかかえる25歳の女性です。
下瞼の場合は、通常内側(鼻側)の逆さまつ毛であることが多いのですが、
この方のように、涙点付近で内側に向かって毛が生えていると、
一般的な切開法や埋没法では矯正出来ません。
このような場合、私はこれら目に当たる毛の部位が明確に分かっているならば
ピンポイントでの脱毛をすることをお勧めしています。
定期的に眼科でピンセットによって毛を抜いたり、あるいは自分で抜き続けることでも
毛の軸の部分を除くことは出来るので、一時的には瞼に当たる症状を改善することが出来ますが、
毛根は残ったままなのでまた少したつと毛は生えてきてしまいます。
…一生延々と抜き続けなくては、ならないと考えると少々面倒ではないでしょうか?
しかし、この問題を解決する手立てはあります。
レーザー脱毛を瞼のきわに対して行うことで、永久脱毛をすることが実は可能です。
目のそばにレーザーを当てるのが恐ろしいと思うかもしれませんが、
滅菌された厚手の専用コンタクトレンズを挿入することで、
たとえ瞼のきわであろうとも安全にレーザーを打つことが出来ます。
しかしこの方法の欠点は、通常のレーザー脱毛と同様に何回か打たなくてはならないという点です。
5回から6回などが目安となります。
しかし、もし手術によって脱毛するならば、1回で治療が終わってしまいます。
毛と皮膚と毛根をひとかたまりとして、くり抜いて永久脱毛としてしまいます。
下が、上の患者さんに手術による脱毛を行った後です。
これを見て分かるように、上瞼でまつ毛がないなら確かに不自然ですが、
下瞼の内側の一部の毛がないからといって極端に不自然とは言えないと思います。
このように、一般的な下瞼の逆さまつ毛治療である
まつ毛を外反方向に倒す(前方に倒す)矯正手技では対応が難しいケースであっても、
手術による永久脱毛という手段を用いれば、煩わしい毛抜きの作業から一生一切解放されます。
お悩みの方は、一度検討されるとよいでしょう。
もちろん、メスを用いた手術には抵抗があるとのことでしたら
レーザー脱毛という方法でも対応させて頂きます。
当院の逆さまつ毛治療の詳細はこちらです。
本ブログの症例に関する情報
治療名:脱毛による逆さまつ毛(下瞼)治療 費用:66,000円(両側)
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、傷跡など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。