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当院の下まぶたのたるみ取り(ハムラ法)は、肌のハリ感もアップします

2020年09月14日(月) | カテゴリ: 美容外科, たるみ(美容外科)
当院では下まぶたのたるみ取り治療も多く行っています。



オーソドックスなヒアルロン酸注射の他、脂肪注入やしわ取りボトックス注射、
レーザーによる皮膚の引き締め+小じわ取り、レーザーによる目袋消しなど
様々な手段を用意していますが、長年この仕事を行っていると、なんと言っても手術、
特に「ハムラ法」が一番良い結果を得ることが出来ると断言することになります。

なお、下まぶたのたるみ治療というリクエストに対して、
脱脂つまり脂肪除去を勧めるクリニックが実際にはかなり多いようですが、
正直なところ決してベストな治療とは言えません。

40歳以上の皮膚にたるみが生じ始めている方に脱脂を行うと、
下まぶたが凹んでしわとたるみが増え、さらに上まぶたまでもが凹んでしまい
逆に目元が老けてしまう非常に問題のある治療であると私は考えています。

これらの症状は、仮に30代以前に行った場合、
行った時点ではそれほど目立たなくても年齢が進むと必ず生じてくるトラブルです。

事実、外来にて他院で下瞼の脱脂を行った患者さんから
目の下のたるみ(ふくらみ)は少し目立たなくなったが、上記のような凹みなどの
トラブルが発生しており何とかならないだろうか? という相談を頻繁に受けます。

手術には、必ず「適応基準」というものがあるはずです。

たるみ治療で相談に来た患者様全てに、
何でもかんでも脱脂を勧めてしまうのはいかがなものかと思います。

美容外科医が成長する過程で、手先の技術がうまくなることも大事ですが、
この「適用基準」を自分の中で固めてしっかり熟成させてゆくことも
外せない重要ポイントであると感じています。

そして脱脂術の最大の問題点は、
後々修正のためにハムラ法(表ハムラでも裏ハムラであっても)を行おうとしても
既に脂肪の移動固定に用いるはずのリソース(=眼窩脂肪)が抜き取られているので
もはや手術治療が出来なくなっているという点です。

下瞼の裏側=結膜側からアプローチして脂肪移動により
クマのヘコミを消す「裏ハムラ法」も脱脂術に比べれば害こそ少ないと言えますが、
皮膚を切除していないためしわやたるみの改善にはつながらないというのが欠点です。
(若い方の目袋とクマ治療には裏ハムラは良いと考えます。)

ハムラ法(いわゆる「表ハムラ」)のやり方は、
細かいテクニックまで言えば、医師およびクリニックによって様々ですが

・皮膚切除
・眼窩脂肪の移動固定により、目袋(ふくらみ)をフラットにする。
・眼窩脂肪の移動固定により、クマのヘコミを消す。(足りない部分にボリュームを与える)
・眼輪筋の吊り上げ固定により皮膚のたるみを改善しつつ、小じわを飛ばす。

の4つが主たる要点となります。

つまり、「たるみ」と「目袋」と「クマ(ヘコミ)」と「小じわ」の4つが
いっぺんに1回の治療で改善し、それが10年から20年単位のスパンで
長期にわたって効果が持続するのがハムラ法手術の最大の魅力です。

そしてさらに、当院のハムラ法は年々バージョンアップを重ねており、
標準的な上記4つの老けた目元の原因の4点の改善に加えて「肌質」も同時に
若返えらせることに成功しました。

レーザーや注入治療を一切使わず
肌質までも改善させられるのは大きなアドバンテージだと思います。

実際の症例を見てみましょう。




上は、65歳の女性で「下瞼のたるみ」を気にされて当院にご相談に来られた方の目元です。

一口に「たるみ」と言っても、人によって様々な特徴がありますが、
この患者様の場合はいわゆる一般的な高齢者の目元であり、
目袋(ふくらみ)、くま(へこみ)、たるみ(皮膚の余り+ゆるみ)、小じわの
4つ全てある典型的なタイプです。




ハムラ法(表=皮膚面からアクセスする表ハムラ)を行い、6ヶ月目の状態が上の写真です。

ふくらみ、凹みが改善されると、下瞼の皮膚の凹凸がなくなりフラットになります。

それに加えて、肌の質感が全く違うのが分かるでしょうか。

また皮膚面の傷跡も、下睫毛の生え際ドンピシャで1mmのズレもなくカットする技術があれば
完全に分からない状態で仕上がります。

目元が10歳以上若返った印象であり、結果に大いに満足されていた様子でしたので
今回モニターとして写真の使用許可をいただきました。

ご本人が術前・術後写真を是非手元に残したいとのことでしたのでお渡ししています。
当院では、モニターとして写真使用をさせて頂いた方に電子または印刷物で術前術後の写真を
お渡しすることも可能です。
ご希望の方はお申しつけください。
当院のハムラ法はこちら


<本ブログの症例に関する情報>

治療名:下瞼たるみ取り(ハムラ法) 費用:330,000円(税込)
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、結膜浮腫、外反、傷跡など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士