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人中短縮術は「皮膚切開のデザイン」で決まる

2022年05月30日(月) | カテゴリ:美容外科, 口唇

今回は「人中短縮術」を行った方の症例を紹介します。

以前も別の人中短縮に関するブログで解説していますが、
人中短縮術でポイントとなるのは【皮膚切開のデザイン】です。

…もしかすると、同じ質問をした際に
【皮下の筋肉処理】を答えるドクターもいるかもしれません。

もちろん筋肉処理もポイントとなる点ではありますが、
こちらは必ずしも必要な操作とは考えていません。

人中短縮における筋肉処理についてもう少し詳しく解説すると、
人中部の皮膚弁の他に、皮下にもう一層の筋弁を起こして
ANS (前鼻棘)とその付近の骨膜を固定源として引き上げることで
口輪筋も一緒に上方に引き上げる操作を言います。

このような処理を行わないと
傷跡が下に引っ張られてずれてきて目立つ可能性がある他、
術後に後戻りしにくくなるというメリットがあると言われています。

もちろん、このようにメリットがあることは私もよく分かっており、
患者さんからリクエストを頂いた際には筋肉処理も行っています。

しかし実際は、上口唇は「遊離縁(=自由に動く組織)」のため
術後に縫合の傷跡が下方向に向かって強い力で引っ張られるというのは
考えにくいのでは?と考えています。


この理屈は、上瞼のたるみ取りに用いられる眉下切開法と同様です。

上瞼は上口唇同様に「遊離縁」であるため、
術後に傷跡が広がって汚くなることがまずないのと同じ原理です。

むしろ、筋弁を1枚余分に起こすことでより大きな侵襲が加わってしまい、
人中部の皮下が瘢痕となり硬くなることもあります。

見た目的には分かりづらいのですが、
このように硬くなった術後の状態を気にされる患者さんもいらっしゃいます。

また、筋肉処理を行うにはこの部分を広く剥離する必要がありますが、
その際にこの部位を走る知覚神経も当然切断されますので
しばらく知覚鈍麻(しびれ)の症状が続くこともあるようです。

ちなみに先日開催された形成外科総会にて、
皮膚を一切切開せずに口腔内からアプローチするという
人中短縮術が発表されていましたが、

手術に要する時間が通常の3倍もかかるため、
おそらく今後も一般化されない可能性が高いと予想しています。
(手術の結果自体はまあまあ悪くはないと見ましたが)


前回の小鼻縮小の記事でも同じようなことを述べておりますが、
人中短縮術においても「よりシンプルに」行ったほうが実は結果も良く、
またトラブルも少ない結果になるように感じます。

外来では、他院で人中短縮をされた方の症例として、
鼻柱の下から数ミリ程度離れて直線状に縫われた傷跡をよく見ます。

これは明らかに間違った皮膚切開法によるもので、
傷跡の部分がもう少し目立たない形で修正術を行ったほうがよいとは思いますが、
これはそもそも筋肉処理をするとかしないとか
そういう点が問題ではないというのをご理解ください。

要は、人中短縮においては
いかに切開ラインの大部分を鼻の穴の中にしまい込み、
さらに外側は正確に鼻翼溝に一致させるかということ

が、傷跡を目立たせない上での最重要ポイントであると考えています。


前置きが長くなりましたが、ここで人中短縮の症例を見てみましょう。





上は、上唇と鼻の間の距離によって
顔全体が間延びして見えることを気にされて来院された28歳の女性です。

当院で行っているオーソドックスな単純な皮膚切開による
人中短縮術を行うこととしました。





上は、術後3か月半が経過した状態です。

この方の場合は最大幅で5.5mmの皮膚切除を行っています。

一般的に人中短縮術では7mm程度が上限とされていますが、
あまり取り過ぎると上唇が引き上げられて分厚く見え、
唇の形のバランスが崩れることがあるため要注意です。

5.5mmの切開でも、写真でハッキリ分かるくらい
短縮されていますし、後戻りもありません。

なにより、傷跡の大部分が鼻孔内と鼻翼溝内にあるため
傷跡が分かりにくいのが伝わりますでしょうか。

今回の症例のように、正しく皮膚切除と縫合を行えば
筋肉処理を行わなかったとしても、傷跡が下方にずり落ちてきたり
傷跡が極端に幅広く広がることはまずないと考えていいでしょう。

つまり人中短縮術では、
筋肉処理よりも「皮膚切開をどのように行うか」という
術前のデザイン設計が最も重要であると言えます。

このデザイン設計部分に狂いがなければ、
傷跡も目立たず後戻りもないイメージに近い人中に近づけることができます。
>当院の人中短縮術詳細はこちらです。

<本ブログの症例に関する情報>

施術名:人中短縮術 費用:220,000円 
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、傷跡、知覚麻痺、ケロイド、肥厚性瘢痕、左右非対称など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ


監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士