目の開きが良くなりますが、その一方でまぶたのフチの位置が上方に上がることで、
予想していたような二重ラインを得られないことがあります。
特にこの手術では、局所麻酔注射をまぶたの表と裏に打っていることと、
皮膚切開や眼輪筋の切除などにより腫れはある程度必須のため、
術直後の二重ラインの幅は広く見えます。
ところが、時間がたって腫れがひくと二重の幅が狭くなったり、
ラインの形・カーブが気になったり、それにともなってラインの幅の左右差が
気になったりすることはままあることです。
つまり、眼瞼下垂手術単独で左右の二重ラインがドンピシャそろったり、
思ったような幅でまとまるとは限らない場合があります。
そのような場合、しばしば埋没法二重を追加で加え、二重ラインの微調整を行います。
下は、生まれつき左目の上まぶたの開きが悪い、34歳の女性です。
先天性の眼瞼下垂です。
視野の悪さを額の筋肉を使って代償性にカバーしているため、
かなり左の眉毛が上がっています。
局所麻酔を用いて、皮膚切開ありの腱膜短縮法(腱膜前転法)を
左目に対してのみ行いました。
下が、手術後約1年後の状態。
左目の開きの改善は充分ですが、二重ラインのカーブに若干カドが入っており、
またラインに左右差があるのがやはり気になるとのこと。
さらに、もう少し両目ともに目を大きく見せたいとの希望がありました。
そこで二重埋没法を両目に対して行い、ラインの微調整を行いました。
下が、埋没法二重後2ヶ月目です。
二重ラインの角が取れ、左右の形・幅の差も気にならないレベルとなっています。
本人的にも満足とのことでした。
眼瞼下垂治療の場合、1回の手術では理想的なラインにならないケースもあります。
そのような場合は、二重埋没法といった負担が少ない施術でもライン調整が
可能なことが多いので、気になる方は遠慮せずにご相談頂ければと思います。
なお自由診療で行う眼瞼下垂手術の場合は、そのようなライン調整は無料で行っています。
本ブログの症例に関する情報
治療名:二重埋没法(片目) 費用:66,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、皮膚の傷跡、後戻り、左右差など
治療内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。