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乳房ヒアルロン酸による豊胸 – 使い方いろいろ

2015年04月20日(月) | カテゴリ: バスト・豊胸
まだちょっと気が早いかもしれませんが、
もう少しすると夏の水着対策として、豊胸施術が徐々に増えてまいります。

ちなみに夏場近くなると増えてくる季節性のメニューとして、

わき汗治療
豊胸手術
脂肪吸引

と、この3つがどの美容外科でも御三家と言えるのではないでしょうか。

夏に向けて薄着となり、
スタイルが外から見た目に分かり安くなる季節になると
必然的に豊胸、脂肪吸引といったボディ・メニューの需要が高まってきます。

当院の豊胸メニューとしては、

1.バッグ挿入手術(日帰り、静脈麻酔)
2.脂肪注入(ピュアグラフト)
3.ヒアルロン酸注入

の3つがあり、これらのうちから選択が可能です。

ただしご希望があれば、
上記施術の組み合わせ=ハイブリッド豊胸も可能です。

最近の傾向としては、昔と違ってバッグ挿入による豊胸手術を
希望される方が少なくなってきています。

私が10年前大手美容外科に入職した当時は、
平均週に2、3回くらいはあった手術なのですが、
最近は、こういった大がかりな施術の人気がなくなってきています。

出来るだけ手軽に、ダウンタイムなく結果を出すとなると
やはりヒアルロン酸注入を選ばれる患者さんが多いです。

脂肪注入も切開手術とは言えませんが、
しっかりと胸のサイズを上げようとすると相応のボリュームの脂肪が必要となるため、
全身各所から脂肪吸引で脂肪を集めなくてはならず、
脂肪吸引の手術自体で2~3時間と長時間を要することになります。

また、その後の注入も細かくちらしながら微量ずつ打たないと
脂肪が塊になってシコリ形成の原因となるためかなりの時間を要します。

一方、ヒアルロン酸注入ならあらかじめ用意されたものを注入するだけなので
麻酔の時間を含めても、30分程度で終了です。

麻酔は局所麻酔で充分ですが、
ご希望があれば静脈麻酔(点滴麻酔)も使用可能です。

もちろん入院など必要なく、
日帰り手術ですので術後にそのまま仕事場に戻られる方もいます。

実際、この業界に長くいるとスタッフ(看護師、受付カウンセラー)から
この施術をして欲しいとしばしば頼まれることがあります。

診療が途切れた合間の空き時間を利用してさっと施術を終わらせ、
みなそのまま何事も無かったかのようにいつも通りの勤務を続けていますが、
全く何の問題もありません。

ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分でアレルギーなどもありませんし、
本当に手軽で、体に負荷のかからない施術であるとお分かり頂けるかと思います。

効果の持続期間は、ヒアルロン酸のタイプにもよりますが一般的には1年から2年間です。

豊胸術で使用するヒアルロン酸は、
顔のしわに使うタイプのものとは粒子の大きさや架橋構造が異なり、
美容目的で用いられるヒアルロン酸としては最も効果持続期間が長い部類になります。

当院のヒアルロン酸は、資生堂のダイアモンド・フィール・ボディです。

ダイアモンド・フィール・シリーズは、顔のしわ取り用以外に
豊胸用のものがあり、この「ボディ」がそれに相当します。

実際に、2年間はヒアルロン酸が残存していることを
以前MRIを撮影した患者さんの胸で確認したことがありますが、
患者さんの実感としてはもっと早くなくなってしまったと感じる方も多いようです。

この原因は、ヒアルロン酸はある日突然消えてなくなってしまうものではなく、
日々徐々に分解され続けていっているということにあります。

つまり、最初のサイズアップした状態がそのまま2年間継続するというわけではなく、徐々に分解されて2年でほぼなくなるということであれば、
それは1年目で半分の量に減ってしまっているということを意味します。

もし最初のよい状態を維持するのであれば、1年に1回の補充がお勧めです。

ただしその際の注入量は、計算上最初に入れた量の半分で済むはずです。

この点をよく説明して納得して施術を受けて頂ければ2年もつと言われたのに、
1年でなくなってしまったのはなぜ?と言われることはまずありません。

ところで、ヒアルロン酸注射を胸に使う場合、
単純にただ胸を大きくするという目的の他にも

○垂れた乳房を軽くバストアップする(垂れ具合があまりに強いと難しいですが)
○左右差を整える(大きさ and/or 形)
○部分的なボリュームアップ;主に授乳後など、上のほうのボリューム不足を補う。

などの使い方もあります。

先日も左右の胸の大きさが元々異なり、
これをヒアルロン酸注入でそろえられないか?とのリクエストを頂き
その場で即施術となりました。


極端な左右差ではないので分かりづらいかもしれませんが、
右胸が左に比べて小さくアンバランスです。

右胸の下、ブラジャーのライン1点から長目の細い針で局所麻酔を胸全体に広げて、
無痛状態としてボリュームアップをはかり、
胸全体に散らすようにしてヒアルロン酸を注入しました。

※この「散らすように」というのが案外重要です。
 脂肪注入同様1箇所にダマのように入ってしまうと異物反応として、
 ヒアルロン酸の周りにカプセル(被膜)が形成されて、
 触ったときにしこりとして固く触れ、気になる場合ヒアルロン酸を溶かす
 注射(ヒアルロニダーゼ)を注射しなくてはならない場合があるので要注意です。


術後の写真ですが、術前に比べて左右差がなくバランスが取れています。


非常に結果が良かったので、モニター写真として使わせて頂くこととなりました。

また、乳房以外にもボリュームアップという点では同じヒアルロン酸を
頬のくぼみ(頬骨の下の影)や、こめかみのくぼみにも注入することができます。

粒子の大きいヒアルロン酸ですが、
皮膚ではなく皮下に注射するので表面から凹凸が目立つということはありません。

当院では、夏に向けて胸のヒアルロン酸注入を希望される方を
モニターとして募集しております。

結果が分かりやすく出そうなケースに限り、
無料から半額の間で胸のヒアルロン酸注入が受けられますので、
サイズアップの他上記のような悩みのある方は是非当院までご連絡下さい。

ヒアルロン酸注入による豊胸術の詳細はこちらです。


お電話・メールお待ちしております。

みずほクリニックのカウンセリングご予約はこちらからどうぞ。


<本ブログの症例に関する情報>

治療名:豊胸術(ヒアルロン酸注入) 費用:3300円/1cc (右胸に70cc注入)
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、感染症、アレルギー、傷跡など
治療内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士