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乳頭縮小術による美しいプロフィール作り

2017年01月09日(月) | カテゴリ: 美容外科, バスト・豊胸
今週は、乳頭縮小の症例についてご紹介します。

今から12年前、美容外科を専門に始めたころは
ご要望通りにサイズを小さく出来ればそれでよしという考えでやっていましたが、
今はサイズ・形などのトータル的なバランスを考えて手術を行っています

どのような形の乳頭が美しいと言えるか?
もちろん、個人の好みもそこには反映されるものか思われますが、

・サイズが標準的(直径10mm前後、高さ8mm前後)
・乳頭の位置が乳輪の中央から著しくずれていない。
・横から見たプロフィールが、わずかに先端が細い富士山型。

などが、一般的なポイントと考えて行っています。

ビッグサイズの乳頭に関しては、中央をクサビ型に切除する手術方法もありますが、
基本的には、乳管を出来るだけ温存する下記の図のような方法で行っています。
※特に授乳予定のある若い女性にはこの方法を行います。

この際、切除ラインのデザインと皮下組織の取り方を工夫することで、
出来るだけ側面の組織に余りが生じないように心がけています。

乳頭の側面に皮下組織が余ってしまうと、
円柱の側面が外側に出っ張り、乳頭の根元にくびれが生じます。

これはあたかもマッシュルームのような形に仕上がるため、
「もっとすっきりした形に出来ないの?」 と言われてしまうことがあります。
下の図のようなイメージです。


今回の患者さん(31歳の女性)は、もともと手術前から乳頭の根元にくびれが見られたため、
サイズ(面積と高さ)を小さくすると同時に、乳頭の根元にくびれが生じないようにしたい
というご希望でした。


下が縫い上がりの状態です。


出来るだけ極端にならない程度に先端をとがらせ、プロフィールが富士山のイメージで作ります。
理想的なサイズと形状を実現しています。

下は、術後2週後の状態です。

腫れが落ち着き、直後ほどとがった形状ではありませんが、
乳頭側面の出っ張りや根元のくびれはありません。
自然な形状をとりながら、サイズダウンは高さ・正面から見た面積ともに充分です。

乳頭縮小術は、言い方によっては皮膚を切って縫うだけの手技とも言えますが、
実際に患者さんが満足するような形に仕上げようとすると実はなかなか難しく、
医師の経験や手技が問われる奥の深い手術ではあります。
当院の乳頭縮小術についてはこちらにまとめています。

<本ブログの症例に関する情報>

治療名:乳頭縮小術(高さ+外径) 費用:330,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、化膿、皮膚壊死、皮膚の傷跡など
治療内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ


監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士