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ほうれい線改善にコンビネーション治療(ヒアルロン酸×レーザー)

2021年05月17日(月) | カテゴリ: しわ
ほうれい線を目立たなくして欲しいというリクエストは、
日常診療において最も多いものの1つです。

美容医療において「基本中の基本」とされる治療課題の1つですが、
実は様々なアプローチ法があります。

当院で行う治療法としては、以下のようなものがあります。

1.ほうれい線の溝部分にヒアルロン酸を注入(昔からあり、一番オーソドックス)
2.ほうれい線の上にあるゴルゴライン付近に固めのヒアルロン酸を入れて
テンティング効果で皮膚のたるみを引き上げるヒアルロン酸リフト
3.笑ったときのほうれい線の目立ちが気になる場合、ほうれい線の外側にボトックス注射
4.ほうれい線にしわ取り効果のあるレーザー(フラクショナル)を当てる。
5.ほうれい線の裏側(口腔粘膜面)からレーザーを当てる(スムースリフト)
6.糸リフトによりほうれい線外側のたるみを取る(たるみを引き上げる)
7.ウルセラ(HIFU/ハイフ)をほうれい線外側に当てる
8.脂肪注入(溝部分に体の他部位から吸引した脂肪を注射器で注入)
9.ほうれい線外側のメーラーファットを脂肪吸引する(ベイザー吸引)
10.フェイスリフト手術



主な治療法を上げただけでも10くらいの治療法が挙がりましたが、
マイナーなものも含めると、実はまだまだたくさんあります。

いずれも効果的ですが、さらに効果を上げるならば
1つのみの治療に頼らずに複数を組み合わせる方法があります。

しかしやはり基本となるのは、
昔ながらのほうれい線自体の溝へのヒアルロン酸注入であり、
それを軸に付加的に他の施術を合わせることで治療を組み立てることが多いです。





上は、年齢でほうれい線がしっかり刻まれてヒゲのように目立つようになり
何とかして欲しいとして当院にご相談に来られた33歳の女性です。

治療としては、ヒアルロン酸(ジュビダーム・ボリューマ)1本1ccを
両側のほうれい線の皮下と真皮深層に注入し、
さらにフラクショナルレーザーのLux1540を皮膚面側から照射しました。

ちなみにLux1540は、カサブタを作らないフラクショナルレーザーであり
ダウンタイムは数日の赤みのみですので、
患者様にとっては定期的に継続しやすい治療です。





上が施術後2ヶ月目の状態です。
深かったほうれい線がかなり目立たなくなっています。

この組み合わせはほうれい線をかなり強力に改善するのでお勧めですが、
もっと上の年齢層の方でほうれい線の外側からたるんだ肉が
かぶさっているような場合には、糸リフトやメーラーファット吸引、
スムースリフト(口腔内照射)なども合わせて行うとなお効果的です。

美容医療において最も基本とされる
「ほうれい線を薄くする」という課題ですが、
1つの手技だけでなく複数組み合わせるとによって
口元回りの若返り効果が得られとても若々しく見えるようになります。
この件は、お悩みの方が大変多いと思いますので是非ご相談ください。
ほうれい線のヒアルロン酸注入詳細はこちら
フラクショナルレーザー(Lux1540)詳細はこちら

<本ブログの症例に関する情報>

治療名:ヒアルロン酸注入・アイコンによるフラクショナル(Lux1540) 
費用:ヒアルロン酸注入 77,000円、Lux1540 22,000円 
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:ヒアルロン酸注入:腫れ、内出血、みみず腫れ、皮膚壊死など、Lux1540:赤み、皮膚面に格子状の跡がしばらく残る、熱傷、水疱形成、色素沈着など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ



監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士