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みずほクリニック院長ブログ
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TOP/ ブログ/ 美容皮膚科/ 上まぶたのくぼみ・たるみ/  三重(みえ)まぶたの治療と上まぶたのくぼみ・たるみ

2016.10.11

上まぶたのくぼみ・たるみ 二重整形・眼瞼下垂・目元

三重(みえ)まぶたの治療と上まぶたのくぼみ・たるみ

上まぶたの二重ラインが2本以上入っている状態を三重(みえ)と言います。

二重(ふたえ)+1本なら三重という理屈ですが、
実際にはもっといっぱい線が入っているケースも含めて三重と総称します。

そして三重まぶたは、
・上まぶたのくぼみ
・眼瞼下垂
・上まぶたのたるみ
・上まぶたのしわ
などを同時に伴うことが多く、目元の印象が老けて見える原因の1つです。

治療法は症状によって、単独の手技で充分である場合から
複数の手技の組み合わせにより改善するものまで様々です。

この三重まぶたの治療は、

1 軽度のもの: 二重埋没法 or 上まぶたへのヒアルロン酸注入
2 重度のもの: 眼瞼下垂手術(切開あり)※手術の後にヒアルロン酸注入を追加することあり

が当院の治療方針です。

軽度と重度とは、分かりづらいのですが、

・軽度;1日の内で三重であったり二重であったりする。ラインが安定しないタイプ。
・重度;常にもしくは、ほとんど三重の状態で、眼瞼下垂や明らかな上まぶたの
 くぼみ・たるみ・しわなどの随伴する症状があるもの。

といった感じです。

以前、上まぶたのくぼみに対するヒアルロン酸注入治療についてブログを書いた時に、
くぼみの改善にともなって、三重が改善するケースがかなりあると書きました。
上まぶたのくぼみ解消についてはこちらのページでも解説しています。


確かにあるのは間違いないのですが、逆に言うと必ずしもヒアルロン酸注入のみの治療で
よくならないケースもありうるということです。

その際には、埋没二重手術もしくは切開の眼瞼下垂手術(腱膜前転法)などを
追加で行う必要があります。

手術なしで治すことはできないの?というお声をよく頂きますが、
ヒアルロン酸注入で改善しないものには、切らないにせよ切るにせよ手術以外に方法はありません。


また、三重まぶたに相当するしわ上の溝の部分に、浅くヒアルロン酸を入れれば
しわが伸びて二重まぶたになるのでは?とも患者さんからよく言われます。

理屈上はうまく行きそうなものなのですが、やってみると実際にはうまくゆきません。

下は、左目の三重と上瞼のくぼみを気にされて当院を受診された29歳の女性です。


出来れば手術なしで何とかしたいというご希望であったため、
まずはヒアルロンを左上瞼に注入しました。


ヒアルロン酸注入によりくぼみが若干改善したものの、まだ三重のしわが残ってしまっています。

このように、ヒアルロン酸注入だけでは三重がまだ残ってしまっているものについては、
次の手は手術となります。

二重切開術をしつつ、挙筋腱膜前転法(眼瞼下垂手術の一つ)を加えて行うことで、
目ヂカラを与え一カ所で二重の折り込みをしっかりと作れるようにして
三重を消すという方針で手術を行いました。


術直後の写真です。参考のために掲載しますが、
皮膚切開を伴う手術ですので、この程度の腫れは出ます。

腫れが心配だけれどもどの程度? というとおおよそ平均するとこの程度と言えます。
もちろん個人差ありですが。。


上は、手術を行って4ヶ月目の状態です。

左目の三重と上まぶたのくぼみはかなり改善していますが、
右目の開きが術前に比べて若干弱くなっているように患者さんは感じるとのこと。

写真上でもそのように見えますが、ヘリング現象と言えるかもしれません。

また、二重幅も左に比べて狭く見えるのが気になるとのことで、
二重ラインの拡大とともに右の眼瞼下垂手術(腱膜前転法)を希望されました。


病的な状態ではありませんので自由診療の眼瞼下垂手術で行った結果が上です。
二重幅、目の開きともに左右ともバランスよくそろいご満足頂けました。

今回は、三重まぶたの治療目的で始めた眼瞼下垂手術の症例でしたが、
片目の眼瞼下垂治療は、最初に手をつけた側の反対側の目の開きや二重幅に
術後変化が生じることがしばしばあるため、最終的に両目の手術となることが
ありうるということをお知りおき頂ければと思います。
ヒアルロン酸による三重まぶたの改善・上まぶたのくぼみ取り詳細はこちら
二重埋没法による三重まぶたの改善・上まぶたのくぼみ取り詳細はこちら
眼瞼下垂手術による三重まぶたの改善・上まぶたのくぼみ取り詳細はこちら

<本ブログの症例に関する情報>

治療名①:三重まぶた治療(ヒアルロン酸注入) 費用:80,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、アレルギー、左右差、眼瞼下垂症状、塞栓症など
治療名②:二重切開術(片目) 費用:98,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、皮膚の傷跡、後戻り、左右差など
治療名③:眼瞼下垂手術(片目) 費用:150,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、皮膚の傷跡、後戻り、左右差など
治療内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。

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院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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