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上まぶたのくぼみ解消なら高品質のヒアルロン酸注入

2015年12月21日(月) | カテゴリ: その他の美容皮膚科, 上まぶたのくぼみ・たるみ
上まぶたのくぼみが、
実は簡単に治ることがまだあまり知られていないようです。

「奥目」とも「くぼ目」とも言われるこの状態は、ヒアルロン酸注入ですぐに治ります。


ヒアルロン酸注入で人気の部位は、当院ではオーソドックスなほうれい線、くまに加え
ゴルゴ線、マリオネットライン、頬のこけ、こめかみ、眉間、額のしわなどがありますが、
とりわけ「上まぶたのくぼみ」へのリクエストが多いのが特徴です。

上まぶたのくぼみのヒアルロン酸注入は他院では断られるケースが多いのか、
ネットでかなり時間をかけて調べに調べて、当院にたどりつく方が多いです。

ほうれい線や下まぶたくまよりも難易度の高い部位なので、
敬遠するクリニックが多いということなのかもしれません。

上まぶたのくぼみにヒアルロン酸を注入する際の注意する点として、
この部位は注入するヒアルロン酸のグレード(純度)が低いとアレルギーを起こして
パンパンに腫れ上がり目が開かなくなることがあるため、
出来るだけグレードの高い高純度のヒアルロン酸を注入することを勧めています。

当院では国内で厚生労働省が唯一公式に認可しているヒアルロン酸である、
「ジュビダーム・ビスタ・ウルトラ」を推奨しています。

このヒアルロン酸は、知る人ぞ知るボトックスで有名な米国アラガン社の製品です。

しかし原価の非常に高い高級品のため、ジュビダームを使用していると
うたっておきながら、実際にはより原価の安い全く別のヒアルロン酸を
注入しているクリニックがあるというのだから困ったものです。

当院では、このようなことが決してないことをご確認頂くため、
患者さんの見ている目の前で未開封のパッケージを実際に開封して
シリンジにウルトラの刻印が刻まれているアラガン社の正規品であることを
見てもらうということを、毎回必ず、上まぶたのくぼみへの注入直前の
タイミングで行っています。

注入の際に、もし余裕があったなら
今度ドクターの持つ注射筒をじっとよーく観察してみて下さい。

万一そこに「ULTRA」の文字の刻印がなければ、それはジュビダームではない
全く別のヒアルロン酸である可能性があるので要注意です。

ヒアルロン酸であれば、どれも同じでは?という考えの方も
確かにいらっしゃるかもしれませんが、体に入れる物だからこそ
安全性、効果、持続性などを考えた場合正規のブランド品であるかどうかは重要です。

なにしろ患者さんはその製品のブランド価値に対してお金を支払うわけですから
この部分だけは、本来は絶対に守らなくてはならない点のはずです。


さて今週の症例を見てみます。

下は、50代前半の女性で10年以上前から上まぶたのくぼみがあり、
ずっと悩み続けていましたが、まさか治療可能な部位だとは思っていなかったという方です。

パッと見はとても50代には見えないくらい若々しい印象の方だったのですが
目元のくぼみだけで見るとやはり老化のサインは明らかです。


私が上まぶたのくぼみへのヒアルロン酸注入で気をつけていることは
3点あり、

・1回の注入で完成形を得ようとせずに2回に分けて注入を行う。

・1回目の注入は、ごくわずかな低矯正にとどめ2回目の注入をタッチアップとして仕上げる。

・1回目と2回目の注入は2週間は間隔をあける。

「低矯正」とは少々専門的な用語ですが、要は一回目はかなり控え目な注入で
ほんのわずかな改善が見られるかどうか微妙なところにとどめ、
そして2週間後の再注入で仕上げるという意味です。

上の写真の方の場合、くぼみとしては中程度と判断し
片側で1回目は0.1ccの注入しかしておりません。

そうすると、直後大概の患者さんは首をかしげて
「本当に良くなったかどうか分からないんですが?」とおっしゃいます。

あるいは「もっとたくさん入れてしっかりとくぼみを消して欲しい」と
せがまれることがあります。

しかし、そこであえてその場で追加注入をしてはいけません。

なぜなら、ヒアルロン酸は本来水分と結合して膨らむ性質があるので
注入直後に今ひとつ効果が分からなくても、
あとからボリュームがでてくることがほとんどだからです。

もし直後の状態が、患者さんにとって理想的な状態だとすると
数日後にはほとんどの場合「過矯正状態」つまり入れ過ぎにより、
上まぶたが前方にふくらんだ状態となります。

この現象は特に朝に顕著に見られます。

そして下は2週後の状態です。


ほとんどの患者さんが1回目の注入のみで、
数日後に上まぶたのボリュームの増加を経験し、もはや追加注入を必要としません。

この方もこの結果に満足し追加注入を希望されませんでした。

なお1本ご購入いただいたヒアルロン酸はかなりの量があまるため、
当院では残りのヒアルロン酸を気になる他の部位の注入へ回すことが出来ます。

そのため上まぶた目のくぼみはだけではなく、
ほうれい線のしわやマリオネットライン、目の下のクマなども気になる場合、
一石二鳥で一緒にしわを改善することができます。



…そして、もうおひと方。

50代後半の女性で、さらにもっとくぼみの激しいタイプです。


といっても、このくらいのくぼみでも、片側0.15ccの注入しかしませんでした。

そして、2週後の状態が下。


右側は、もう少し追加しても良いか?とも思えましたが
本人的には充分満足とのことで、結局2回目は何もせずに終わりました。


上まぶたのくぼみにヒアルロン酸がお勧めなのは、
結果が非常によいということの他に

1.打つ際の痛みが少ない。
目のそばだから怖いとか、さぞ痛いのだろうと思う方が多く
それでヒアルロン酸注入をためらっている方が多いのですが、
実は上まぶたのくぼみは痛みがほとんどない部位です。

麻酔クリームや麻酔テープ、ましてや局所麻酔注射などはまず必要ありません。
意外なことに顔の注入治療で最も痛みの少ない部位が上まぶたなのです。


2.腫れることがまずない。
絶対に内出血がでないとは言いませんが、うまく入れるとほぼ腫れることがない部位です。

もし腫れそうならその日の注入はいったん中止して、
ヒアルロン酸に患者さんの名前を記して保存するので後日再チャレンジも可能です。


3.もちがよい。
ジュビダーム・ビスタ・ウルトラは、
メーカーが主張する効果持続期間は6ヶ月~9ヶ月ということになっていますが、
上まぶたのくぼみでは実際にはそれ以上もつことが多く、
長い人で今まで数年もった方もいらっしゃいます。


このように、たくさんのメリットのある治療ですので
上まぶたのくぼみでお悩みの方は是非一度ご相談頂ければと思います。
※ヒアルロン酸による上まぶたのくぼみ取りの詳細はこちらです。



※上まぶたのくぼみ治療で使用する
「ジュビダーム・ビスタ・ウルトラ」について(補足)

当院が使用しているのはアラガン社オリジナルの
「ジュビダーム・ビスタ・ウルトラ」というヒアルロン酸です。
形状やサイズが統一されてない架橋ヒアルロン酸ゲル粒子+非架橋ヒアルロン酸を
混合することで大変なめらかな粘性のゲルができます。
HYLACROSS技術と言い、3Dマトリックス構造のため治療効果長期間維持できる点も
メリットでしょう。

<本ブログの症例に関する情報>

治療名:上瞼のくぼみ治療(ヒアルロン酸注入) 費用:88,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、アレルギー、塞栓症など
治療内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士