実は簡単に治ることがまだあまり知られていないようです。
「奥目」とも「くぼ目」とも言われるこの状態は、ヒアルロン酸注入ですぐに治ります。

ヒアルロン酸注入で人気の部位は、当院ではオーソドックスなほうれい線、クマに加え
ゴルゴ線、マリオネットライン、頬のこけ、こめかみ、眉間、額のしわなどがありますが、
とりわけ「上まぶたのくぼみ」へのリクエストが多いのが特徴です。
上まぶたのくぼみのヒアルロン酸注入は他院では断られるケースが多いのか、
ネットでかなり時間をかけて調べに調べて、当院にたどりつく方が多いです。
ほうれい線や下まぶたクマよりも難易度の高い部位なので、
敬遠するクリニックが多いということなのかもしれません。
上まぶたのくぼみにヒアルロン酸を注入する際の注意する点として、
この部位は注入するヒアルロン酸のグレード(純度)が低いとアレルギーを起こして
パンパンに腫れ上がり目が開かなくなることがあるため、
出来るだけグレードの高い高純度のヒアルロン酸を注入することを勧めています。
当院では国内で厚生労働省が唯一公式に認可しているヒアルロン酸である、
ジュビダームシリーズを推奨しています。
このヒアルロン酸は、知る人ぞ知るボトックスで有名な米国アラガン社の製品です。
しかし原価の非常に高い高級品のため、ジュビダームを使用していると
うたっておきながら、実際にはより原価の安い全く別のヒアルロン酸を
注入しているクリニックがあるというのだから困ったものです。
当院では、このようなことが決してないことをご確認頂くため、
患者さんの見ている目の前で未開封のパッケージを実際に開封して
アラガン社の正規品であることを見てもらうということを毎回必ず
上まぶたのくぼみへの注入直前のタイミングで行っています。
ヒアルロン酸であれば、どれも同じでは?という考えの方も
確かにいらっしゃるかもしれませんが、体に入れる物だからこそ
安全性、効果、持続性などを考えた場合正規のブランド品であるかどうかは重要です。
なにしろ患者さんはその製品のブランド価値に対してお金を支払うわけですから
この部分だけは、本来は絶対に守らなくてはならない点のはずです。
さて今週の症例を見てみます。
下は、50代前半の女性で10年以上前から上まぶたのくぼみがあり、
ずっと悩み続けていましたが、まさか治療可能な部位だとは思っていなかったという方です。
パッと見はとても50代には見えないくらい若々しい印象の方だったのですが
目元のくぼみだけで見るとやはり老化のサインは明らかです。
上が術前、下が術後2週間の写真となります。


数日後に上まぶたのボリュームの増加を経験し、もはや追加注入を必要としません。
この方もこの結果に満足し追加注入を希望されませんでした。
なお1本ご購入いただいたヒアルロン酸はかなりの量があまるため、
当院では残りのヒアルロン酸を気になる他の部位の注入へ回すことが出来ます。
そのため上まぶた目のくぼみはだけではなく、
ほうれい線のしわやマリオネットライン、目の下のクマなども気になる場合、
一石二鳥で一緒にしわを改善することができます。
…そして、もうおひと方。
50代後半の女性で、さらにもっとくぼみの激しいタイプですが、
このくらいのくぼみでもごくわずかの注入量で改善が可能です。
上が術前、下が術後2週間の状態です。


本人的には充分満足とのことで、結局2回目は何もせずに終わりました。
上まぶたのくぼみにヒアルロン酸がお勧めなのは、
結果が非常によいということの他に
1.打つ際の痛みが少ない。
目のそばだから怖いとか、さぞ痛いのだろうと思う方が多く
それでヒアルロン酸注入をためらっている方が多いのですが、
実は上まぶたのくぼみは痛みがほとんどない部位です。
麻酔クリームや麻酔テープ、ましてや局所麻酔注射などはまず必要ありません。
意外なことに顔の注入治療で最も痛みの少ない部位が上まぶたなのです。
2.腫れることがまずない。
絶対に内出血がでないとは言いませんが、うまく入れるとほぼ腫れることがない部位です。
もし腫れそうならその日の注入はいったん中止して、
ヒアルロン酸に患者さんの名前を記して保存するので後日再チャレンジも可能です。
3.もちがよい。
ジュビダームシリーズはメーカーが主張する効果持続期間は
6ヶ月~9ヶ月ということになっていますが、
上まぶたのくぼみでは実際にはそれ以上もつことが多く、
長い人で今まで数年もった方もいらっしゃいます。
このように、たくさんのメリットのある治療ですので
上まぶたのくぼみでお悩みの方は是非一度ご相談頂ければと思います。
※ヒアルロン酸による上まぶたのくぼみ取りの詳細はこちらです。
なお当院が使用しているのはアラガン社オリジナルの
「ジュビダームシリーズ」というヒアルロン酸です。
形状やサイズが統一されてない架橋ヒアルロン酸ゲル粒子+非架橋ヒアルロン酸を
混合することで大変なめらかな粘性のゲルができます。
HYLACROSS技術と言い、3Dマトリックス構造のため治療効果長期間維持できる点も
メリットでしょう。
本ブログの症例に関する情報
治療名:上瞼のくぼみ治療(ヒアルロン酸注入) 費用:88,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、アレルギー、塞栓症など
治療内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。