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上まぶたのくぼみ治療(ヒアルロン酸がお得です)

2015年07月21日(火) | カテゴリ: 上まぶたのくぼみ・たるみ, 二重整形・眼瞼下垂・目元
注入治療に興味を持っていらっしゃる方々に
もっと気軽にヒアルロン酸を利用していただきたいと思い、
先日ヒアルロン酸注入の治療をプライスダウンしました。

その結果、おかげさまで
患者様がかなりの勢いで増えつつあります。

その中でも「上まぶたのくぼんだ部分にヒアルロン酸を入れたい」という
リクエストを頂くことがよくあります。

※本当にお問い合わせが多いので、参考までに最近の
「上まぶたのくぼみ」へのヒアルロン酸注入の症例写真を掲載しました。(2015.11.16追記)


↑術前


 
↑術後



上まぶたのくぼみ・凹みは、くぼみ目・奥目などとも言い、
眼球を包むクッションのような役割をしている眼窩脂肪が
加齢により萎縮してやせてしまうことで見られ、目元に老けた印象を与えるものです。

「加齢により」と言いましたが、
実は30代から既にくぼみ始めのサインが見られる方もいます。


…ところで最近、患者様から聞くところによれば、
他院では上まぶたへのヒアルロン酸注入を希望しても断られるケースが
非常に多いとのこと。

大手美容外科に勤めていた頃は、
ほうれい線、マリオネット、くま、ゴルゴラインほどは多くないにせよ
上まぶたのくぼみへのヒアルロン酸注入は人気の定番メニューの一つのため
ごく普通に日常診療で行われていたわけですが、
実施してないクリニックが多いということは一体どういうことでしょうか。

ヒアルロン酸注入は、うまく入れると患者様に感謝されこそすれ、
基本的にトラブルになるものではないと思いますが、
確かに、上まぶたのくぼみ部分は慣れていないと上まぶたが極端に膨らんで見えたり、
内出血を起こして腫れることなどがあるため、その対応などに懲りて
もう二度と行わないということになったなどの経緯が想定されます。


なお、上まぶたにくぼみがあることで、
見た目的に老けて見えるという欠点とともに

1.二重幅が極端に広く見える。(眠そうな目に見える)
2.三重になってしまう。
3.二重の手術をしたくても出来ない。

などの不都合が生じます。

それぞれについて簡単に解説します。


1.はくぼみの部分に皮膚を奪い取られ皮膚の被さりの余裕がなくなり生じます。
(平らな面を覆う皮膚より、凹んだ面を多く皮膚の方が面積が必要)

下の図は、眼球と上瞼皮膚を横から見た断面図です。
くぼみがある方が二重幅が広くなるイメージを表します。


2.は、くぼみの部分に線が入り、
二重の上にもう一つ二重が出来たような状態です。


3.は、二重を作るには皮膚のあまりを中に折り込んで作るという理屈上、
くぼみに皮膚を奪われてしまうと、皮膚の余り(余裕)がないため
中に折り込みを作れないか、むりやり作っても簡単に二重が外れてしまうということが
あります。

二重が外れやすいのなら切開でラインを作ればいいのでは?
とおっしゃる患者様もいますが、切開二重は治療過程で筋肉を取ることもあるため、
上まぶたのボリュームが確実に減ります。

ボリュームが減ると言うことは、ますますくぼみが悪化することになるため、
通常上まぶたにくぼみのある方に切開で二重を作ることはまずありません。

※但し、軽度のくぼみであれば二重整形を切開ではなく
二重埋没法で行うことでくぼみが目立たなくなることがかなりあります。

つまり、1枚だった皮膚を二重形成によって2枚に折りたたむことで
上まぶたにボリュームが生じ、くぼみが目立たなくなるという効果が期待出来ます。

ヒアルロン酸注入などでくぼみ治療をすることで、
見た目が改善するだけでなく二重ラインに関してもプラスの効果が得られます。

つまり、ヒアルロン酸注入でくぼみが改善すると皮膚に余裕が出て来るので、

・三重だったラインが二重になる
・広すぎた二重幅が自然になる
・二重手術が出来るような皮膚の余裕が得られたりする。

などです。

このように良いことづくめなので、是非お勧めの治療なのですが、
実際の注入にはいくらかのコツが必要です。

浅い皮膚の部分にヒアルロン酸が入ると
表面が間違いなくボコボコの凹凸状態になります。

そこで、しわやくぼみを直接狙って入れるのではなく、
シリンジを持たない左手の指を上瞼の上に置き指先で眼球のカーブを感じながら
ゆっくり針を奥に進め、眼窩上縁の骨の裏側にヒアルロン酸を入れ
て眼窩脂肪のボリュームを増やすことで上瞼全体をふっくらとさせるイメージで
打っています。

…と口で言うのは実にたやすいのですが、実際にはもう少し難しいです。

だからやっているクリニックがほとんどないとも言えます。

患者さん曰く、
「ネットで調べて調べて調べまくって、
 何とか最後ようやっとここにたどり着いたんです!」

と何やら感激の面持ちでおっしゃる方もいます。

そんなおおげさな!?と思う反面ちょっとうれしかったりしますが。。

また、中にはヒアルロン酸は時間がたつとなくなってしまうので
もっと持ちのよいものを希望される方もいます。

脂肪注入によるくぼみ治療がそれに相当しますが、
脂肪注入の場合体のどこか他所から脂肪を採取するという分、
患者さんの体に負担が掛かるという点と
ヒアルロン酸ほどは滑らかに仕上がりにくかったり、
あるいは目の開きのあまりよくない方に入れて目の開きに影響が出た場合に
ヒアルロン酸のようにヒアルロニダーゼで溶かすことが出来なかったりと
いくつか難点があります。

よって、もし脂肪注入を希望される場合でも
まずは1回ヒアルロン酸を上瞼に注入して目を開く際に注入物が大きな抵抗となって
目の開きが悪くならないことを確認した上で、後日ヒアルロン酸が溶けてなくなった後に
(もしくはヒアルロニダーゼで溶かした後に)脂肪注入をするケースが多いです。

しかし、脂肪注入は入れたものが全て生着する訳ではなく
2,3ヶ月でいくらか目減りするので、後々2回から3回の追加注入が必要です。

この点も脂肪注入がこの部位であまり人気がない理由の一つとなっています。

ヒアルロン酸に話を戻しますが、
この部位の注入がお勧めなのは注入物の「持ち」という点もあります。

メーカー側で6~9ヶ月の持続効果とうたっているタイプのヒアルロン酸でも
実際入れて見るともっと長く持続することがかなりあります。

長いもので1年以上、もしくは数年など持続したケースも経験したことがあります。

ヒアルロン酸注入をしたがらない患者さんの言い分に
「だってヒアルロン酸てすぐなくなっちゃうんですよね?それがなぁ?」
というものがあります。

しかし、これは上まぶたに関しては
必ずしも当てはまらないということを知っておいていただければと思います。

数年に1回の治療のみで若々しい目元が手に入るなら、
是非一考の価値があるのではないでしょうか。


※冒頭にも述べましたが
当院のヒアルロン酸は大変お求め安い価格設定となっております。

厚労省認可品のジュビダーム・ビスタ・ウルトラが45,000円、
ウルトラプラスが1本・55,000円です。

数あるヒアルロン酸製品の中にあって最高級品と言われるジュビダームですが、
さすがにここまで安く出せるクリニックはいまだ都内にはないと思います。
都内以外でも、安いのでわざわざ電車賃をかけて遠くから打ちに来られる患者様も
いらっしゃるくらいです。

個人経営のクリニックだからこそ出来る価格と言えます。

当院の上まぶたのくぼみ取り治療詳細はこちらです。
上まぶたのくぼみ解消の症例はこちらでも解説しています。

<本ブログの症例に関する情報>

治療名:上瞼のくぼみ(ヒアルロン酸注入) 費用:88,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、アレルギー、塞栓症、眼瞼下垂症状など
治療内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士