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大きい耳をコンパクトにする耳輪縮小術(忘れ耳整形)

2023年09月26日(火) | カテゴリ: 口元・唇・耳など
今週は、大きく目立つ耳を手術によって存在感を薄くして目立たなくした症例をご紹介します。

耳が目立つ原因には、

・耳の上半分が大きい
・耳垂が大きい
・耳が起きて前方を向いている(立ち耳)

など様々なパターンがありますが、今回は1つ目の「耳の上半分が大きい」ケースです。




上は「耳が大きいため小さくしたい」とご相談に来られた20歳の男性です。診察で実際に確認したところ、特に耳の上部、耳輪(じりん)から舟状窩(しょうじょうか)と呼ばれる部分の面積が広いことによって耳が大きく見えていることが分かりました。この部分を切除縫合することで、耳のサイズ感をかなり小さく見せることが可能です。





耳の部位を示す用語は少々専門的になりますので、舟状窩と耳輪の部位をイラストでも示します。この部位を切除することで、主に耳の上半分のサイズを縮小する効果があります。なお当院では、耳の下の部分に相当する耳垂、つまりいわゆる「耳たぶ」を縮小する手術も行っております。





実際に行った施術イメージです。三角形にパイの断片を取り出すようにして、耳の皮膚と軟骨を全層で表裏を切って、切り出し縫合します。術後は7日目に抜糸を行います。






術前と1ヶ月目の状態を比較してみましょう。耳輪部にうっすら赤みがありますが、傷跡はほぼ目立ちません。傷跡は1ヶ月目をピークとして、次第に薄くなっていきます。

目元や鼻ほど目立つ部位ではないため、耳については手術の際にそこまでこだわりをお持ちではない方もおられるようですが、切開部分を単純に直線に切って縫合すると耳輪の辺縁にノッチ(切れ込み)状のヘコミが生じるため、当院では少しでも仕上がりが美しくなるように切開デザインと縫合に工夫を行っています。

耳が大き過ぎる、耳たぶの大きさを変えたい、耳の向きを変えたい(立ち耳改善)といった「耳」についてのご相談も、当院では比較的多く頂いているほうではないかと思います。耳の整形は、数ある美容整形の中ではマイナーな分野ですが、当院では美容外科にあるメニューを広範囲にカバーしておりますので、気になる際にはお気軽にご相談ください。
当院で行っている耳・耳たぶの整形術はこちらです。

<本ブログの症例に関する情報>

施術名:耳縮小術(忘れ耳整形・耳輪舟状窩切除法) 費用::片耳 110,000円 リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、傷跡、左右非対称、ケロイド、肥厚性瘢痕など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士