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耳を小さく見せる耳形成術「耳垂縮小術」の症例

2024年02月14日(水) | カテゴリ: 口元・唇・耳など
日本ではあまり耳の形や大きさ・角度にこだわりを持っておられる方が少ないですが、欧米では耳の角度・大きさを気にする方がかなり多いです。

特に立ち耳は、キリスト教の宗教画で悪魔などの耳として描かれることが多いことから敬遠されてしまうケースが多いようです。(ちなみに欧米では歯並びについても同様に大変こだわりを持っている方が多いです)

このような背景には宗教の関係があるため日本ではそれほど気にしなくてもよいとは思いますが、当院では耳の形・サイズを変えたいというご相談はしばしばいただいております。

以前から立ち耳を改善したいというご相談は多かったのですが(日本人の場合は、宗教上の理由ではなく風の音がうるさい・、マスクをかけにくいといった機能的な理由や、ヘアスタイルがうまく決まらないなどの見た目の理由で手術を希望されることがほとんどです)、最近は「耳を小さく目立たなくしたい」というご相談も増えています。

そこで今回は、耳を縮小する耳形成術(耳垂縮小術)についてご紹介したいと思います。





上の症例は、耳の形が気になるとご相談に来られた45歳の女性です。

特に耳たぶが大きいことで全体がアンバランスになっていると感じたそうで、耳整形を行っているクリニックを色々探したものの見つからず、当院に相談に来られたとのことでした。

ちなみに、大きな耳を小さくする手術にはいくつかの方法がありますが、いずれの方法であっても、現在の耳をそのままコピー機で縮小するように均一のサイズ感で小さくすることはできませんので、耳を小さくするには「耳の一部のパーツ」に着目して切除縫合していくこととなります。

耳の横幅が広ければ「横方向」に縮めます。
耳の上下が長ければ「上下」に短縮します。

また、サイズを調整する手術とは少し異なりますが、立ち耳の場合は立ち上がった耳を水平に寝かせることで存在感を軽くすることで改善します。

今回ご相談に来られた方は、「耳たぶを小さくしたい」というご希望でしたので、耳垂(じすい)縮小術という手術で耳を小さくしています。

早速術後の変化を見てみましょう。





上は術後2ヶ月目の状態です。耳垂が上下方向に長かったことから、横方向に皮膚をカットして、縫い縮めております。辺縁の形状は滑らか且つナチュラルに仕上がっており、傷跡はほとんど目立っていないのではないかと思います。

数年前までは都内に耳形成の大家と呼ばれる先生がいらっしゃいましたが、こちらの先生が3年ほど前に逝去されて以来、耳整形を行っているクリニックが都内でもほとんどなくなってしまったそうで、どこに行ったら良いか分からないという耳整形難民の方が増えていると聞きます。

当院では、立ち耳や耳の縮小術の他、裂けた耳たぶの修復術や、少し変わったところでは副耳形成なども行っておりますので、耳の形でお困りの際には一度ご相談ください。
当院で取り扱っている耳形成術一覧はこちらです。

<本ブログの症例に関する情報>

施術名:耳垂縮小術 費用:片側 110,000円 リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、左右非対称、辺縁の不整、知覚鈍麻など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ








監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士