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2024.11.06

鼻を高く・細く

団子鼻は自力で治すことはできる?ひどい団子鼻の治し方

団子鼻は自力で治すことはできる?ひどい団子鼻の治し方

鼻の形に関するご相談は様々ですが、その中でも最も多いのは「団子鼻」の悩みです。特に最近は「忘れ鼻」という、存在感が薄く目立たない鼻が人気なこともあり、団子鼻を気にされて相談に来られる方は、以前よりも増えているように感じます。団子鼻は可愛らしさ・親しみやすさといった印象を与えることもありますが、団子鼻であることで鼻全体が大きく見えたり、なんとなく野暮ったい印象(※いずれもあくまで患者様ご本人が感じられる「印象」のお話です)を気にされることが多いようです。今回は団子鼻の特徴や原因、そして改善方法などについて解説したいと思います。

団子鼻とは?団子鼻の特徴

団子鼻は自力で治すことはできる?ひどい団子鼻の治し方

団子鼻とは、鼻先がまさに団子のように丸みを帯びていて厚みがある状態を言います。鼻先中心部にボリュームがあるため、横から見ると鼻先が尖っておらず丸みのあるラインになっていることが多いです。また団子鼻の場合、鼻スジよりも鼻先にボリュームが出るため、全体的に鼻がどっしりと重たい存在に見えたり、鼻が低い・鼻スジがないといった状態になることもあります。
ここ最近は特に、存在感が薄く全体がほっそりとした鼻(忘れ鼻とも言います)を希望される方が増えていることもあり、当院においては団子鼻を治したいという相談は以前よりも増えている状態ですが、患者様の中には「自分では団子鼻だ」と思っていても、実際には団子鼻ではないケースが実は多くあるものも、団子鼻の特徴かもしれません。

団子鼻・あぐら鼻・
にんにく鼻の違い

団子鼻・あぐら鼻・にんにく鼻の違い

団子鼻とは、鼻先の中心部(医学用語では「鼻翼」と言います)が大きく太い状態を言いますが、ご自身の鼻先を鏡などで見た際に、鼻先中心部ではなく「小鼻(鼻の穴の外側の皮膚/医学用語では「鼻尖」と言います))」に厚みがあることで鼻先が大きく見える場合は、一般的にはこれを「あぐら鼻」と言うことが多いです。
また同じように鼻先が大きい際に使われる「にんにく鼻」については、鼻先中心部(鼻尖)と小鼻(鼻翼)の両方が大きい状態のことを言います。
見極め方としては、鼻先を横から見た際に尖っておらず丸みがある場合は団子鼻、笑った際に小鼻が横に広がる場合はにんにく鼻、両方とも該当する場合はあぐら鼻というイメージでしょうか。もちろん、いずれも医学用語ではない俗語になるので、あくまで参考程度としていただければとは思います。

団子鼻の原因

団子鼻の原因

団子鼻は基本的に遺伝(生まれつき)であることがほとんどで、鼻尖の皮下組織や脂肪組織、大鼻翼軟骨(鼻先・小鼻付近にある軟骨)の量にボリュームが多いことによって鼻先が肉厚になり大きく見えてしまいます。
これらの組織量は生まれ持ったもの(遺伝)が多く、その後の成長過程における体重増加などで急激に鼻先に脂肪が付いたりボリュームが出るということはほぼありません。(鼻先についている脂肪はそこまで多くないため、体重増加で脂肪が増えてもこの部分には影響が生じることはほぼないです)

団子鼻を増強させる
行為

団子鼻を増強させる行為

団子鼻の原因は上に記載した通り鼻先にある組織(大鼻翼軟骨・脂肪・皮下組織など)の量が多いことが原因となりますが、日々の生活で以下のような癖があるとさらに団子鼻がひどくなることもあります。鼻先を構成する組織の大分部分は硬い骨ではなく軟骨(大鼻翼軟骨)のため、強い力を加えたり、恒常的に圧を加えることで、多少形が変形していく可能性はないとは言えません。

鼻を擦る・触る癖
目の下のクマや頬にできる肝斑などと同じように、鼻先も必要以上に触ったり擦る癖があると、皮膚が通常よりも硬くなったり厚くなっていく可能性があります。
鼻の穴に指を入れる癖
鼻の穴に指を入れる癖がある際も同様で、内側から皮膚が硬くなったり厚くなっていく可能性があります。また鼻の穴が大きく広がることも考えられます。
鼻先を怪我してしまった
鼻先に怪我をしてしまったなどで患部が炎症を起こしたり瘢痕化することで、皮膚に厚みや硬さが出てしまうこともあります。

団子鼻の治し方①
(マッサージ・体操)

団子鼻の治し方①(マッサージ・体操)

自力で団子鼻を治す方法としては、マッサージや鼻(顔)の体操などがあります。いずれも血行を促進することで浮腫みや老廃物を少しでも流して鼻先をすっきりさせることが目的です。

団子鼻を治すマッサージ例

  • 小鼻のくぼみに軽く指先を添えて数秒間押す
  • その後、くぼみ部分を上下に軽く動かすようにマッサージをする
  • さらに窪み部分を伸ばすように少しだけ持ち上げる
  • 小鼻から鼻筋、眉間のラインを優しく指の腹で挟んでマッサージする

いずれもごく優しく行うことがポイントです。

団子鼻を治す体操例

  • 小鼻に力を入れて、膨らませたり縮める動きを定期的に行う
  • 鼻の下を伸ばしながら鼻先を上に軽く押し上げる

鼻の体操については、筋トレやトレーニングと同じように定期的に行うことがポイントです。

団子鼻の治し方②
(ツボ押し・呼吸法)

団子鼻の治し方②(ツボ押し・呼吸法)

マッサージや体操の他、団子鼻を治すツボもあるようです。眉間の間にある「印堂」というツボは筋肉の緊張緩和作用があり、鼻水・鼻づまり改善や目元の疲労改善(目ヂカラ強化)、肌の引き締めといった効果があるそうです。印堂を刺激することで鼻先が直接的に小さくなるとはさすがに思えませんが、鼻や目元などの老廃物の流れをよくすることで、浮腫みを改善する効果があるのではないかと考えています。
また、小鼻に力を入れて膨らませたり縮める体操と似ていますが、片方の鼻を指で塞いで、反対側の鼻だけで息を吸ったり吐いたりする呼吸法も多少効果的でしょう。この際に意識するのは息をしているほうの鼻ではなく反対側の指で塞いだのうほうの鼻で、息を吸ったり吐いたりすることで膨らんだり凹んだりする小鼻に対して、指で軽く圧をかけて広がったり凹んだりする動きに刺激を加えることがポイントになります。

美容整形による団子鼻の根本改善

美容整形による団子鼻の根本改善

とはいえ、団子鼻を根本から改善したいという際には、やはり美容整形がお勧めです。団子鼻を治す整形にはいくつかの手法がありますが、当院の場合は鼻尖縮小(鼻尖形成・鼻尖修正とも言います)術を行うことが多いです。簡単に鼻尖縮小(鼻尖形成・鼻尖修正)の整形術について解説しましょう。

鼻尖縮小(鼻尖形成・鼻尖修正)の整形術について

鼻尖縮小(鼻尖形成・鼻尖修正)は、団子鼻を改善して細くスッとした鼻先を形成するための手術です。具体的には以下のような手順となります。

  1. 局所麻酔を鼻先に注射します。痛みに不安がある方については静脈麻酔や全身麻酔での施術も可能です。
  2. 鼻の穴の中の内側(粘膜側)を切開します
  3. 鼻先が大きく見える原因となっている余分な組織を取り除きます
  4. 左右に広がった鼻先にある軟骨(鼻翼軟骨)を糸で中央部に寄せるようにして縫合します。
  5. さらに切開した部分(鼻粘膜部分)を縫合します
  6. 術後は鼻先がしっかりと固定するようにギプスを当ててテープで固定します。
鼻尖縮小(鼻尖形成・鼻尖修正)の整形術について
  • 鼻尖縮小(鼻尖形成・鼻尖修正)の手術自体は1~2時間程度で終了します。
  • 団子鼻整形は基本的に局所麻酔で行いますが、痛みや手術に不安があるという際には、静脈麻酔や全身麻酔を使って手術を行うことも可能です。
  • 術後は、腫れを抑える+形をしっかりと固定する目的でギプスを5日程度装着していただきます。と言ってもギプスはそこまで大きくなく、鼻先のみのためマスクをすれば周囲にバレることはほぼありません。
  • 鼻先にできるだけシャープさや高さを出したいという際には、耳から採取した軟骨を鼻先に移植する鼻尖耳介軟骨移植を組み合わせることでさらに相乗効果が得られます。

当院はワンドクター制のクリニック(=院長が全ての診察・施術を行っています)ですので、施術法などにマニュアルなどはありません。そのため仕上がりや手術法についてご希望・ご要望があればできるだけ対応していきたいと考えておりますので診察の際にお申し付けください。

美容整形による団子鼻整形のメリット・デメリット

団子鼻を治す整形術にはメリットもデメリットもあるため、以下を理解した上で施術を行うとよいかと思います。

団子鼻整形のメリット

  • 一度の施術で変化が出せる
  • 一度施術を行えば半永久的に効果が持続する
  • 一度でイメージに近い状態になる

団子鼻整形のデメリット

  • 手術を行うには費用がかかる
  • ダウンタイム(赤み・腫れ)が2週間程度ある
  • 場合によってはイメージ通りにならないことがある
美容整形による団子鼻の根本改善

鼻尖縮小(鼻尖形成・鼻尖修正)は手術による団子鼻改善策となるため、どうしても術後に一定期間のダウンタイムなどが生じますが、その時期をクリアすれば半永久的な効果が得られる点が特徴です。
また、1点気を付けていただきたいのはデメリット3つ目に挙げた仕上がりへ対する満足度(イメージ通りのならなかった)の部分で、これは施術前に医師としっかりと仕上がりイメージをすり合わせすること、また担当する医師の技術力を事前に確認すること(そのドクターが実際に担当した症例写真など見せてもらうとよいでしょう)で出来るだけ回避することができるかと思います。

団子鼻整形の症例写真

実際に当院で鼻尖縮小術を行った方の症例写真もお見せします。

団子鼻の改善治療①(鼻尖縮小)

「団子鼻の改善治療①(鼻尖縮小)」の症例写真・ビフォーアフター
(症例に関する情報)治療名:鼻尖修正(鼻尖形成・鼻尖縮小) 費用:220,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、血腫、感染、色素沈着、皮膚面の凹凸、左右非対称など

こちらの方は「周囲にバレない程度の自然な仕上がり」を希望されたため、鼻先の絞りを若干弱めにしています。もちろん、患者様のご希望次第で鼻先をもっと小さくシャープにすることも可能です。この辺りの微調整は当院が得意とする部分で、患者様の仕上がりイメージにあわせて細かく調整した施術を行っています。

団子鼻の改善治療②(鼻尖縮小+)

「団子鼻の改善治療②(鼻尖縮小+)」の症例写真・ビフォーアフター
(症例に関する情報) 治療名:鼻尖修正術 費用:440,000円(鼻尖修正220,000円+鼻柱耳介軟骨移植220,000円) 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:血腫、皮膚壊死、皮膚の傷跡、後戻り、左右差など

こちらの方は団子鼻の改善とあわせて、鼻柱(鼻の穴の間にある柱・鼻橋部とも言います)を下に伸ばしたいというご希望でしたので、鼻尖修正(団子鼻改善治療)とあわせて鼻柱延長(鼻橋部耳介軟骨移植)の手術を行っています。
術前の下から見た鼻先の状態は、まさに「団子鼻」の典型ともいえる形で、鼻先がボッテリとしたボリュームのある状態になっているのがお分かりいただけるかと思います。仕上がりについてはできるだけ鼻先をシャープでスッとした鼻先にしたいとのご希望でしたので、比較的しっかり目に絞りを加えています。
鼻手術の手技においては、お互いの手技がお互いの良さを、さらに増強して伸ばし合うタイプの組み合わせがある反面、逆にお互いの良さ・目的を打ち消し合ってプラマイゼロの結果になってしまうものもあるため要注意です。また鼻先を絞りすぎるとピンチノーズという、洗濯ばさみで摘まんだような尖った形になってしまうため、この部分の調整・見極めがポイントになります。

当院では、鼻尖縮小(鼻尖形成・鼻尖修正)を比較的リーズナブルな価格(220,000円)にて行っています。今後場合によってはどこかで値上がりする可能性もありますが、できるだけトライしやすい形で、多くの方にご満足いただけるようにとこのような価格を設定しています。医師は院長のみのワンドクター制のクリニックとなりますので、全ての診察・施術・アフターケアを院長が行っている点も特徴です。団子鼻の治したい、シャープな鼻先にしたいという際には、お気軽に御相談下さい。

団子鼻を治す整形(鼻尖縮小)の詳細はこちら 当院で取り扱う鼻整形一覧はこちら
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※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はコラム投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。

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院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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