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痩身注射・サクセンダ(GLP-1ダイエット)
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痩身注射・サクセンダ(GLP-1ダイエット)

痩身注射・サクセンダ(GLP-1ダイエット)痩身注射・サクセンダ(GLP-1ダイエット)

痩せるホルモン注射「サクセンダ」
1日1回の自己注射により食欲を確実に抑えます。

サクセンダは、米国FDA認可の体重管理治療薬です。現在までの食欲を抑える薬による痩身治療は、代表例としてサノレックスやBBXなど内服薬による治療が主流でした。しかしそれらによっても痩せられない人や当初は効果的であったにもかかわらず、徐々に薬に対し体が慣れて耐性がついてしまい効果が減少してゆくケースも外来でよく見受けられます。そのような人でも、サクセンダ注射であれば、食欲抑制効果を実感出来ることが多いでしょう。皮下注射薬として消化器を介することなく血中に直接薬が運ばれるため、注射直後よりダイレクトな効果が期待できます。

サクセンダについて

サクセンダの成分は、正式名:リラグルチド(GLP-1 ヒトグルカゴン様ペプチド-1)といい、元々は2型糖尿病の治療薬でしたが、2014年に米国FDAに、さらに続いて2015年には欧州委員会が「肥満症治療薬」として唯一承認し、現在では欧州連合28ヶ国で承認が取られるなど、次世代型のダイエット注射薬として世界的に注目されブームとなりつつあります。などGLP-1は、元来自身の体内において腸内で実際に作られている生理的なホルモンの一種ですので、使い方を間違えない限り極端な副作用が出づらいとされます。

サクセンダのホルモン作用機序について

サクセンダのホルモン作用機序ですが、膵臓に働きかけることで、膵臓の膵島(ランゲルハンス島)においてβ細胞からのインシュリン分泌を促進します。インシュリンが分泌されることにより血液中の過剰な血糖値を下げることで、糖から脂肪が合成されることを抑制します。さらにインシュリンは血糖を体の細胞に取り込みエネルギー消費を高めるため、体が温かくなり代謝が上がるのが注射後すぐに感じられます。
インシュリンは糖尿病患者の治療薬としてよく知られており、過剰量を打つと急激な低血糖となるリスクも確かにあります。しかしGLP-1(サクセンダ)の場合、直接インシュリンを体内に注射で入れるのではなく、膵臓にいったん働きかけてβ細胞を介してインシュリン分泌を促す形式を取っているため、そこにはワンクッションがあり、インシュリンそのものをじかに直接皮下に打つよりもかなりマイルドにゆっくりと血糖を下げられるというメリットがあります。
なお、早く痩せたいという気持ちは分かりますが、はやる気持ちを抑えきれず用法を守らずに最初から一気に大量に規定用量を超えて注射をすると当然低血糖発作が発生するリスクはありますので、医師の指示を守り慎重に少しずつ用量を上げていくのがこの注射薬とうまくつきあってゆくコツです。

実際の投与について

実際の投与について

参考となる投与例・目安

1週目 1日0.6mg
2週目 1日1.2mg
3週目 1日1.8mg
4週目 1日2.4mg
5週目 1日3mg

このような投与方法は「漸増形式」といって、最小量から薬の投与を始めて徐々に身体をならした後、1週間ごとに投与量を増やしていきます。もし投与の途中で、嘔気、脱力感、疲労感などの副作用が強く見られた場合は、いったん元の量(前の週の量)に戻ってしばらくは体を慣らすなどの調整も必要となります。また血液中のホルモン濃度を一定に保つため、食事に関係無く1日のうちに使用する時間を一定に保つことも重要です。(朝なら朝で固定、夜なら夜で固定など)

さらに言うと、上記の漸増方式は、あくまで使い方の目安であり効果の実感が持続するうちは必ずしも増量させてゆく必要はないという考え方もあります。そうすることで、実は1本で購入した分を1ヶ月など長くもたせて使うことが出来るというメリットもあります。

効果的な使い方の例

従来の痩身内服薬(サノレックス、BBX、漢方薬など)と一緒に組み合わせてサクセンダを同時使用するのも効果的な方法の一つですが、内服薬の休薬期間のつなぎ治療として使用したり、それぞれの薬をローテーションで使用するなどの工夫も可能です。生活習慣や目標体重などにあわせて投薬への指導やアドバイスも行っておりますのでお気軽にご相談ください。

例)サノレックスを3ヶ月間内服 → BBXを3ヶ月間内服 → サクセンダを1ヶ月間使用 → サノレックスの内服に戻る。

施術の特長

強力な食欲抑制効果
今まで内服の痩身薬で効果を感じづらかった方でも、GLP-1(サクセンダ)においてはほとんどの方で強い食欲の減退を実感しています。2019年現在、他にも同様の注射薬がありますが、サクセンダが日本国内では最も実績のあるメジャーな痩身治療薬と言えるでしょう。それだけ効果が確かであるにもかかわらず副作用が少なく使いやすい薬であるため、近年爆発的に需要が高まり入手しようにも品薄の状態が今現在も続いています。
耐性がつきにくい
どのような薬であっても、長期間にわたって使い続けることで体が慣れてしまい、使い始めの時期よりは効きにくくなるという耐性の問題はありますが、GLP-1(サクセンダ)は耐性がつきにくく、万が一効果が悪いと感じても、投与量を細かくコントロールすることによって効果が全く感じられなくなるということはほぼないと言えるでしょう。ただし、使用量を増やしてゆくと嘔気や脱力感、倦怠感などの副作用が出てくることもありますので、医師と適切な投与量を相談しながら治療を進めることが重要です。
注射治療だが痛みはほぼない
自己注射など通常は行ったことはないという方が多く、出来るか不安に思う方もいるでしょう。また、針を皮膚に刺すわけですので、その時の痛みも心配かもしれません。しかし、実際に行ってみると驚くほどシンプルで容易な操作であり、痛みも少ないことに気がつくはずです。ポイントは使用する針にあり、34G(ゲージ)という径が極細の針を使うという点と針の長さも4mm程度と皮下注射のため非常に短いです。よってそれによって一般的な点滴注射や採血の時に生じるような内出血が発生することもありません。最初の1回目の注射はクリニック内でスタッフがついてしっかり指導しますので、それ以降については自宅にてご自身で継続することが可能です。

効果目的

  • 全身痩身
  • 食欲抑制
  • ボディメイク

手順:基本的に自己注射のため自宅にてご自身で行って頂きます。

  1. サクセンダの注射筒にクリニックで用意した注射針をセットします。(毎回新しいものへ交換必要)
  2. サクセンダの注射容器のテール部分のツマミを回して1回注入量を決定します。
  3. 腹部、大腿部、上腕など注射部位を選び市販のアルコール綿等を使い消毒します。
    (毎回打つ場所は、左右などで変更することを推奨)
  4. 針を皮膚に差し込める長さいっぱいまで刺します。
  5. 注射筒のテール部分のボタンを把持している手の親指で押し、ダイヤルメモリが動き始めゼロにまでなるのを待ちます。
  6. ダイヤルがゼロになったら、6秒間ほど針を刺したそのままの状態で待ちます。
  7. 6秒たったら針を皮膚面から引き抜きます。
  8. 注射筒から使用した針を取り外し、市販のタッパなどにまとめて保管します。
    (衛生面から針は1回のみ使用可能であり、決して使い回しをしないで下さい)
    針はいわゆる「医療廃棄物」相当のもののため、後日診察の際クリニックにて回収しますので、タッパに入れたままの状態でお持ち下さい。

料金

サクセンダ(GLP-1)注射による
痩身治療
1本 33,000円
(1日0.6mgで使用した場合30日分)

※1日1回が基本となり、治療期間は医師との相談の上決めます。

※記載料金は予告なく変更することがございます。またカウンセリング・診察時にご提示したお見積について、有効期間は提示日より3か月とさせていただきます。

施術情報

  • 所要時間
    1日1回1分(自宅にて自己注射)
  • ダウンタイム
    なし
  • 施術の痛み
    針を刺す時の非常にわずかな痛み。
  • 通院
    最初の1ヶ月は2週に1回。その後慣れた時点で1ヶ月に1回。
  • 麻酔
    不要
  • 持続性
    量の調整により使用期間内は半永久的効果

よくあるご質問と回答

Q. サクセンダはどれくらいの期間使用可能ですか?休薬期間は必要ですか?
サクセンダの使用期間の長さに上限は特に定められていません。休薬が必要な期間もありません。
Q. 依存性はありますか?
いわゆる通常の意味での依存性はありませんが、この薬の使用を中止すると食欲抑制効果は失われます。減少した体重を維持するためには適切な運動療法・食事療法との併用が推奨されます。
Q. 自己注射で使用した針の扱いはどうしたらよいでしょう?
使用済みの針は、市販のタッパなどに集めて保管し1ヶ月に1回の診察時に当院までお持ちください。当院にて医療廃棄物としてまとめて廃棄します。決して自宅で一般ゴミに混ぜて捨てないようにお願い致します。
Q. 副作用にはどのようなものがありますか?
一般的なものとして、脱力感、倦怠感、嘔気、嘔吐、低血糖、下痢、便秘、頭痛、消化不良、疲労、めまい、腹痛などが報告されています。これらの症状が強い時は、使用量を減らすか当院医師にご相談ください。
Q. 処方前に採血検査は必要ですか?
採血は必須ではありませんが、ご希望に応じて行うことは可能です。また使用中も定期的な採血を必須としてはおらず、低血糖様症状などが見られた時には必要に応じて行うこともあります。
Q. 人によって効果の出やすい、出づらいなどのタイプがあるか?
特に効果が得られやすい、得られにくいなどのタイプがあるわけではありません。ほとんどの方で効果を実感出来るはずですが、あくまで薬物による治療ですので効果に個人差がある点をご理解ください。
Q. 血糖値の維持に数値的基準(目安)はありますか?
当院では、血液検査を必須としてはいないため特に数値目標で血糖値を管理していません。発汗や手の震えなど明らかな低血糖症状が見られる時は、使用量を減らすか治療を中止する必要がありますので一度医師にご相談ください。
Q. サクセンダと併用禁忌の薬はありますか?
他の2型糖尿病治療薬およびビクトーザ(Victoza)、他のGLP-1受容体アゴニストに分類される薬は併用禁忌です。またインスリンとの併用も禁忌です。
Q. サクセンダを使用する上で最も注意すべき点は何でしょうか?
使用量を厳守してください。上限量を守るということと、最低量から使用を開始し「漸増形式」で 1週間に0.6mgづつ1日の投与量を増やし、上述のような副作用が見られた場合は量を減らすか中止するようにしてください。
Q. 年齢制限はありますか?
15歳未満の小児および妊婦さんへの使用は禁止されています。さらに当院的な基準として未成年には処方していません。
Q. 脂肪溶解注射(BNLSなど)との違いは何ですか?
脂肪溶解注射は、脂肪の多い部分に局所注射することで脂肪細胞を分解吸収させるものであり「部分痩身」を目的とした治療です。サクセンダは、注射した部位で脂肪がなくなる訳でなく膵臓のインスリンを分泌する細胞に働きかけることでインスリン分泌を促し血中の余分な血糖をエネルギーに変えてくれる作用を持ちます。またインスリンにより脂肪細胞からレプチンというホルモンが分泌されて脳の視床下部にある満腹中枢に働きかけて、食欲を抑えます。 それによって日々のカロリー摂取量が減り、体全体の脂肪量が減る「全身痩せ」という効果を得ることが出来ます。
Q. 自己注射による痛みや腫れ・内出血などが心配です。
サクセンダの付属品としてお渡しする医療用の注射針は径のサイズ規格が34Gと極細で作られています。よって注射の際に感じる痛みは最小限のものとなります。また皮下注射のため血管に当たって内出血を起こしたり、腫れたりすることはまずないと言ってよいでしょう。
Q. 1回の注射で得られる効果の持続期間はどのくらいですか?
1回の注射で得られる効果の持続期間は1日です。それゆえ1日1回の注射が効果の維持に必要であり、血液中の薬剤の濃度を一定に保つためには1日のうちで注射を打つ時間帯を一定に保つことが重要です。
Q. 薬をやめたらリバウンドはあり得ますか?
薬の効果は、1回の注射後1日の持続期間ですので注射治療を止めると食欲自体は以前と同じレベルに戻ります。いったん減少した体重を維持するためには、もし注射をやめるなら、運動療法・食事療法が適切に行われることが重要です。リバウンドするかどうかは、患者様それぞれの心がけ次第といったところです。
Q. 注射の跡が残ったりはしませんか?
サクセンダの処方時にお渡しする針は、径の極細のタイプのため跡が残ったりすることは基本的にありません。
Q. 痩身内服(サノレックス、ゼニカル、痩身漢方など)との違いは何ですか?
痩身治療に用いられる内服は、食欲を抑制したり、脂肪の代謝活性を上げて脂肪分解・排出を促進したり、脂肪の吸収を抑制したりなど痩身効果を発揮するメカニズムこそ異なりますが、最終的に全身の脂肪量を減らす「全身痩せ」ということを目的としており、サクセンダもその点では同様です。 サクセンダの場合は、膵臓でのインシュリン分泌を促すことで血中の過剰な血糖値を下げ、細胞内への取り込みによりエネルギー代謝を上げ、かつ脂肪細胞からのレプチン分泌を促すことで脳の満腹中枢を刺激して食欲を抑えます。このように、一言に同じ全身痩身薬と言ってもその効く仕組みが全く異なる点と使用している限りは薬剤耐性が非常につきづらいという点が他の薬とは違うメリットです。もちろん注射薬ゆえの速効性と効果の強さということもすぐに実感出来るでしょう。

Doctor

院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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