最近はその中でも立ち耳整形(立ち耳にする整形)が人気ですが、それ以外にも耳全体(耳介)を大きくor小さくする手術や耳たぶ(耳垂)を大きくor小さくする手術など様々な施術を行っています。今回は、耳整形のひとつである「折れ耳」(=耳の上部が前方向に折れ曲がっている状態)の修正手術について症例をご紹介したいと思います。
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上の写真は、折れ耳を気にして当院にご相談に来られた41歳の女性です。
折れ耳の症状が重度の場合、親御様が気にされて軟骨が柔らかい幼少期のうちに治療を行っているケースが多いですが、今回の方のように軽度の場合は、そのままの状態で成人を迎えて大人になってから耳の形に違和感が生じて相談に来られるということが多いです。
ちなみに折れ耳が重度の場合、ひらがなの「く」の字のように耳の前方向にさらに強く折れ曲がった状態となるのですが、このような重度の折れ耳についても当院では治療を行っております。保険診療による手術は症状改善を目的としますが、自費診療による手術では機能性だけではなく見た目(審美性)も重視した形で施術を行っております。
折れ耳修正の手術法は、耳介後面付近の皮膚を切開し、耳の折れている部分の周辺にある皮膚を剥離して軟骨を糸で縫合し、前方に倒れている部分を後方に起こすという極めてシンプルな手法とはなりますが、ほぼ通常と変わらない耳の形となるため、「治すのであればできるだけ一般的な耳の状態にまで治したい」というご希望をお持ちの方や親御様からご相談をいただくことが多いです。
今回は比較的折れ耳の症状が軽度の方になりますが、早速折れ耳修正術の前後の様子を見てみましょう。

術後は抜糸時に撮影した写真となります。耳の上部に見える、カサブタがわずかに皮膚に被さっている部分が切開を行った部分となります。耳の前方への折れ曲がりが後方に起こされ、被さった部分が矯正されていることが分かります。折れ耳治療は片耳で15分、両耳で行っても30分程度の短時間で終了する、局所麻酔による手術です。
小耳症(耳の先天異常の中でも変形がかなり強いもの)は大学病院や総合病院の形成外科での対応となりますが、折れ耳や立ち耳、副耳、耳垂裂などの症状については、当院のような形成外科・美容外科でも十分に対応可能です。気になる症状があればご相談ください。
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本ブログの症例に関する情報
治療名:折れ耳修正 費用:片側 110,000円 リスク・副作用:腫れ、内出血、色素沈着、感染、血腫、左右差、肥厚性瘢痕、ケロイドなど 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。
Doctor
院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長
札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら