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みずほクリニックの売れ筋ドクターコスメ

2015年03月16日(月) | カテゴリ: その他の美容皮膚科
当院で取り扱っているドクターコスメには、

1.Navision DR(ナビジョン・ドクター、資生堂)
2.Censil(センシル)
3.Kiyo(紀陽)コスメシューティカル

の3つがありますが、
現時点で最も売れているのがNavision DR(ナビジョン・ドクター)です。

資生堂という国内最大手のブランドとして知名度も高く、
かつ日本人の肌を知り尽くした日本のブランドということで当院で採用しております。



ドクターコスメとは、クリニックもしくは病院において
医師の診察のもとでのみ販売可能な化粧品全般を指します。
(医薬部外品に分類されます。)

したがって、インターネットなどの通販では入手することが
原則出来ないことになっていますし、薬局でも売っていません。
そこにプレミアム性というか価値のある商品とお考え下さい。

私がここ池袋で開業する際も、上記商品を絶対に当院サイトで通販したり
郵送販売しないこととという念書を資生堂から書かされましたので、
このルールは守らなければなりません。

この約束を破った場合は、
取引停止という重いペナルティを課されてしまいます。

実際先日も遠方から通って下さっている患者様から
化粧品だけ買いに出向くのは大変だからそこを何とか曲げて郵送で・・・
とお願いされましたが、残念ながらそれが出来ないところが心苦しいところです。

さてNavision DR(ナビジョン・ドクター)についてですが、
名前の由来は、Vision(外観、美しいもの、前向き)を
ナビゲート(Navigate)するという意味で、
ドクターコスメのNavision DR(ナビジョ・ンドクター)シリーズがリリースされたのは
2013年春からです。

ビジョンは美ジョンとも読めるそうです。

よく混同されてしまうのですが、
通常のNavisionシリーズとNavision DR(ナビジョンドクター)という2つのラインがあり、
Navisionはインターネットなどの通販入手が可能なタイプ。

一方Navision DR(ナビジョン・ドクター)はクリニックでのみ扱いが可能なタイプです。

違いは、DRシリーズの方が中身に含まれる有効成分が増量されて
より一層贅沢な仕様となっている点です。
値段はDRのほうが若干高くなるのも、こういう仕様なだけにしようがないです。

さて、このシリーズの売りについです。
他の製品に比べて何が良いのか?

化粧品ですから一つの製品にさまざまな肌に良い有効成分が配合されていますが、
Navisionシリーズで鍵となる中心的な成分は以下の3つです。
(資生堂の考えではなく、あくまで私見ですが)

1.トラネキサム酸
2.レチノール
3.グリシルグリシン

それぞれついて簡単に説明すると


1.トラネキサム酸;Tranexamic acid 略してTA

ナビジョンシリーズのほとんどのラインナップに配合されている成分で、
私のイメージとしては、「ナビジョン=トラネキサム酸」という感じです。

トラネキサム酸は代表的な美白成分の一つです。

しみのある部分では皮膚内部で微弱な慢性炎症が起こっており、
それが原因でしみの成分であるメラニンが作られれていると考えられています。

また炎症による血管拡張によりしみと一緒に赤みが目立つことがあります。

トラネキサム酸は炎症を抑えることでメラニン産生を抑制しつつ血管拡張をも抑え、
しみの色と赤みを一緒に改善する作用があります。

さらに血管拡張や血管の透過性の亢進がそもそもしみの原因ではないか?
という興味深い仮説もあります。

また、内服のトラネキサム酸は肝斑治療に有効な定番薬として美容医療通の人なら
今やみなさんご存知の薬かと思います。


2.レチノール;RT

レチノイン酸の誘導体の一つです。

レチノイン酸は、皮膚の表面に存在する古い角質を剥くことで
角質の下にあるメラニンを持った細胞を外に排出する作用があることが知られています。

しかしながら、角質の剥け方が強いと赤みが強く出たり、
人によっては剥けすぎによりヒリヒリとした痛みが出たりすることがあり、
効果は高いのですが化粧品に配合するには少々強すぎる成分です。

それに対して、レチノールはレチノイン酸よりも効き方が若干マイルドなので、
例えば目周りのような従来レチノイン酸を使用すると真っ赤にただれてしまうような
部位にも使えるようになりました。

レチノイン酸が一人一人の肌質を選ぶ薬であるのに対して、
レチノールはより万人向けの使いやすい成分と言えます。

初めて使う人向けのレチノファーストと
ある程度レチノール治療に肌が慣れてきた方向けのレチノアドバーンスの
2バージョンがありますが、ほとんどの方がレチノアドバーンスからのスタートでも
問題なさそうな印象です。


3.グリシルグリシン

毛穴付近の表示細胞に働きかけて、毛穴を引き締める作用のある成分です。

当院では、毛穴治療としてトーニング、フォトフェイシャル、
フラクショナルレーザーなどの機器を取りそろえていますが、
これらのレーザーおよび光治療と合わせて、ホームケアとしてグリシルグリシン(GG)
配合のGGエッセンス美容液を用いることによりさらに相乗効果を発揮します。

グリシルグリシンをイオン導入により、レーザー/光治療後に皮膚に浸透させる方法も
確実に効果が実感できるとして、ご好評頂いています。

Navision DR(ナビジョン・ドクター)の実際の使用感ですが、
当院の女性スタッフもみな気に入って愛用しておりますので、
感想を聞いてみましょう。

<受付カウンセラー・橋本の感想>

●化粧水:乾燥肌でもしっとりする。
だからといってベタつきが少ない。浸透力がある。
パッティングすると手に肌が吸い付く。使用してから透明感が出たと言われた。

●乳液II:ベタつかない。
肌なじみが良い。乾燥肌の方にお勧め。(若い方でも使える)

●日焼け止め乳液:
感動!肌が呼吸出来ているのが分かる。白くならない。のびがいい。
クレンジングしなくても落とせるのがいい。
サラッとしているのでつけてて不快感が全くない。

●オイルクレンジング:ウォータープルーフでもこすらず落ちる。
洗顔フォームを使わなくてもサッパリしている。

●洗顔フォーム:泡立ちがよい。洗いあがりがしっとりしている。

<看護師・松本の感想>

●化粧水:少しトロミがあるがベタつかない程度の使いやすいテクスチャーで
肌が吸い付く感じにもっちりします。

●乳液:さっぱりの方は朝時間がないときにお勧め。
すぐに乾いてくれるので次の化粧下地に移れます。
しっとりの方は時間のある時におすすめ。すごく肌がもっちりします。
乾くまで時間を要するので朝忙しい時には、すぐに下地に移れなくて使い勝手が
悪いかも。。(乾く前に下地をつけるとよれます。)

●GG(グリシルグリシン)エッセンス:毛穴対策で使用中。
気になる鼻・頬へたっぷりつけて他の場所へ伸ばしていきます。伸びがすごく良い。
価格が安いのもうれしいです。

●日焼け止め乳液:SPF50なのに軽い使い心地。乾燥もしない。
仕上がりは、ややマットだけれどつけすぎている感じはなし。


そして以下は小松のお勧めです。

【その1】TAクリームAA

数あるナビジョンシリーズの中で一度はお使い頂きたいのは、
ナイトクリームのナビジョンDR TAクリームAAです。

定価1万5千円と少々値は張りますが、資生堂の最高級ブランド
 「クレド・ポー・ヴォーテ」と同じ基本設計で作られた製品とのこと。

同様の内容でクレド・ポー・ヴォーテの価格と比較すると
かなり魅力的な価格設定かと思われます。

【その2】スポッツカバー

レーザー治療後に生じるカサブタを隠すのに有用な逸品です。
通常しみ取りのレーザーを照射した後には、テープを照射部に貼ることが多いわけですが
顔へのテープは男性でも嫌がる人はいますし、女性ならなおのこと。
そこで当院は、1日はテープをして頂きますが翌日にはテープを剥がして
スポッツカバーをカサブタの上に塗布して、その上から化粧をしていただいています。

傷に塗っても傷を刺激せずに、
カサブタを隠しなおかつUVをブロックしてくれるというすぐれものです。

どうしてもテープが嫌な人の場合、
レーザー治療直後からこのスポッツカバーの使用でも全く問題なしです。


以上、当院の売れ筋ドクターコスメの紹介でした。

Navision DR(ナビジョン・ドクター)に関しては
常にある程度の在庫をご用意しておりますが、
これらの他にもこんなドクターコスメを取り寄せて欲しいという
リクエストがありましたら、お気軽にお申し付け下さい。

世間は広いので私たちのいまだ知らない良い商品もあるかと思います。
スタッフにも使ってもらって評判が良ければ在庫を置くことも検討してまいります。
リクエストお待ちしております。
監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士