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2019.02.04

その他の美容皮膚科

ピコレーザー(ピコシュア)によるADM治療

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は、思春期から30歳以降で発生する、
主に両頬骨部付近を中心に生じる斑状(=円状)、点状のしみです。

女性のしみの悩みとしてはかなりメジャーなものの一つで、
おそらくは薄いものも含めると4人に一人くらいの方がもっているであろう
非常に一般的かつ高頻度に見られるタイプのしみです。

日光性色素斑、そばかす、肝斑については、言ってしまえば
医師の技量はあまり関係なくどんなマシンでも完全に取れるもしくは薄くすることができますが、
ADMについては、取り方が医師やクリニックの方針によってかなり差があり
術後の結果もかなり異なるように感じます。

前述したとおり、ADMは高頻度に女性の顔に見られるしみのため、
美容皮膚科をやっているとこの治療は避けては通れないメインテーマの一つと言えます。

少ない回数でダウンタイムを完全に無視して取って良いとするならば、
最強の治療法はQスイッチルビーによる高出力照射が一番という点において異論はないかと思われます。

これに対し、新世代のレーザーであるピコレーザー(ヤグor アレキ)がどこまで迫れるか?
そしていかにダウンタイムなく消すか?というのが昨今の重要な課題の一つです。

今回は、かなりの回数を掛けましたがピコレーザー(ピコシュア)による照射治療で
ADMをほぼ取りきったケースがありましたのでご覧にいれましょう。


症例写真・ビフォーアフター・画像


症例写真・ビフォーアフター・画像
上は、両頬骨部を中心として一部鼻部にかけて
茶褐色の斑状および点状のしみを認める56歳の女性です。

これを肝斑と診断する美容皮膚科医も必ずいると思いますが、
しみの形状と色味、分布パターンおよび下瞼にも一部点状のしみが見られることから、
ADMという診断が妥当でしょう。(年齢的にも肝斑混在の可能性は低いと判断します)

これに対し、Qルビーレーザーを当てれば治療は早いのですが、
炎症後色素沈着などのダウンタイムリスクを最低限にして欲しいという患者さんの希望があり、
QYAGレーザー(レブライト)のトーニングと高出力ピンポイント照射を組み合わせる方法で
月1回4回の照射を2017年9月から年末に掛けて行いました。

症例写真・ビフォーアフター・画像


症例写真・ビフォーアフター・画像
この方法は、うまく反応するとしみがほぼ完全に取れることも多いのですが、
しみの状態などによってはほとんど反応しないこともあります。

今回は、上の写真を見て分かるようにわずかに反応している箇所もありますが、
全体的な印象としては残念ながらあまり変わっていないという結果に終わりました。

そこで、2018年1月に導入したピコレーザー(ピコシュア)をピンポイント(スポット照射)で、
2.68J/cm2からスタートして、最終的に3.97J/cm2まで出力を上げて1ヶ月ごと8回照射しました。

パルス幅はいずれも550ps(フルブースト)です。
当院では長目のパルス幅は色素沈着を起こすリスクがあるため、
ADMを取る際は限界までパルス幅を短く絞って狭くして打つようにしています。

しかし、これもクリニックによって考えがかなり異なり、
長目(広め)のパルス幅で取ったほうが切れ味鋭くよく取れると主張している施設も見かけます。

症例写真・ビフォーアフター・画像


症例写真・ビフォーアフター・画像
8回に渡ってスポット照射を繰り返すことにより
それぞれのしみがだんだんとぼやけるようにして薄くなってきますが、
取り切れなかったしみが色むらとして残るため、最後の仕上げとして色調を均一に整える目的で
2018年の年末に1回ピコフラクショナルを6mm径、750psという出力重視の設定で打った結果が
上の写真です。

本来ピコシュアのフラクショナル照射は
肌質改善(毛穴引き締め、肌理の整え)などで用いることが今までは多かったのですが、
最近は、普通にしみ抜きや色むらの改善にもある程度効果があることが分かってきたため
しみ治療にも好んで使っています。

治療開始前と比較して、今度は明らかにしみが取れたという違いがはっきりと分かる結果となりました。

今まで、QスイッチYAGのトーニング治療では
「気持ち薄くなった」「かなり薄くなった」という段階で治療が終わっていましたが、
ピコシュアを使うようになってからは、「薄く」ではなく、「ほぼ取れた」あるいは「取りきった」
という結果が得られるようになり患者さんの満足度もかなり高くなりつつあります。

但し、今回のピコレーザーの治療回数は1ヶ月ごと合計9回の照射回数が掛かっており、
十分な結果が出るまでにかなりの回数と時間を要してしまっています。

途中でもう少し早く効果を出したいという方のために最近は、
ピコのアレキサンドライトにダウンタイムがほぼ近いQスイッチのアレキサンドライト(アコレード)の
スポット照射を治療の途中経過でご提案することもあります。

Qルビーよりははるかに少ない(短い)ダウンタイムで、
ピコシュア単独治療よりも早く結果を出すことが出来る治療としてお勧めです。

最近は、ピコシュア+アコレードが当院のADM治療における必勝の方程式になりつつあります。

当院のピコレーザー詳細はこちら
当院のQスイッチ・アレキサンドライトレーザー(アコレード)詳細はこちら

本ブログの症例に関する情報

治療名:ピコシュア・スポット照射およびフラクショナル照射 
費用:1回22,000円~33,000円(税込)
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:炎症後色素沈着、熱傷、水疱形成、瘢痕形成、痛み、腫れ、赤み等
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ


※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。

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院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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