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唇のしみ・色素沈着は一発で取れます

2021年02月15日(月) | カテゴリ: しみ
唇のしみやホクロのご相談を受けることがしばしばあります。

どちらもレーザーによる除去が可能で、ほとんどの場合1回でとれます。
クリニックによって取り方は様々ですが、当院の方針は、

〇ホクロ:炭酸ガスレーザーで削り取り、気持ちやや深く除去する。
(根を残さないため)
〇唇のしみ:Qスイッチ・ルビーレーザーで取る。

としています。

炭酸ガスレーザーによるホクロの削りは若干気を使います。

唇は傷の治りのとても良い場所なので、
深く取ったとしても顔の他の場所のように凹んで
クレーターになったりはしないのですが、
稀に白抜け(色素脱失)してしまうことがあります。

そのため、わずかにへこむ程度の削り方ならOKですが、
仮に取り残しを出してでも、あえて2回に分けるなどの
丁寧さ、慎重さが求められます。

一方唇のしみに対するQスイッチ・ルビーレーザーでは
白抜けするリスクは炭酸ガスレーザーほどではありませんが、
こちらも出力設定を強く打ち過ぎると白抜けすることはあります。

では白抜けしてしまった場合いったいどうするのか?

その場合は白抜けしてしまった部分の皮膚をくり抜いて
縫合するという手術により治すほかありません。

まあ、もちろんそうはならないよう十分に考えて治療するのが
ベストなわけですが。。。

実際の症例を見てみましょう。




上下唇に多数の点状の細かいしみを認める27歳の男性で
これを出来るだけ全て1回で取って欲しいというご相談を受けました。





上は、目立つしみ全てにQスイッチ・ルビーレーザーを打って
約1.5ヶ月目の状態を示します。

目立った白抜けを起こすことなく、ほぼ100%を1回の治療で取りきっています。

このように顔のしみと違って唇の場合は、
複数回ではなく1回でとりきれることがほぼ全例です。

少なくとも私の経験では、目立つ色素沈着や傷跡が残ったことはありません。

これは、唇という部位の特殊性によりメラニンの排出・代謝が早く、
傷の治りも通常の顔面の他部位の皮膚よりもかなりいいということが関係しています。

それゆえ目立ったダウンタイムが少ないため、
患者様には私としても非常にお勧めしやすい治療となっています。

今回は、唇のしみの症例を紹介しましたが、
唇のホクロの治療例もわかりやすい写真が入手出来たら、
別の機会にあわせてご紹介したいと思います。

お悩みの方は是非一度ご相談くださいませ。
Qスイッチ・ルビーレーザーによるしみ治療詳細はこちら
炭酸ガスレーザーによるホクロ除去治療はこちら



<本ブログの症例に関する情報>

治療名:唇のしみ治療  費用:66,000円(税込) 
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:熱傷、水疱、色素脱失(白抜け)、傷跡など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ


監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士