ピコレーザー（ピコシュア）

＜次のような方におすすめです＞

• 顔のしみが気になる。
• しみはないが、肌の色むら・くすみが気になる
• 肝斑が目立つ
• そばかすを消したい
• 年齢による肌のたるみを何とかしたい
• 最近肌にハリツヤがなくなってきた
• 毛穴が開いてきた
• ニキビ跡の凹凸を滑らかにしたい
• 近々同窓会や写真を撮る機会があり、肌の調子を上げておきたい
• 小じわのせいで老け顔に見える
• あざのようなシミ（ADM）を取りたい
• 昔入れてしまった刺青をもはや取り去りたい

従来レーザーと異なる原理による照射を実現

レーザーの発射作用時間であるパルス幅を大幅に短縮したことで、高いピークパワーを実現しつつ、周囲への熱影響を最小限におさえるフォト・アコースティック（光音響）もしくはフォト・メカニカルと呼ばれる効果により、シミの構成物質であるメラニンや刺青のインク粒子などを細かく砕いて破壊します。
従来のレーザーが熱作用によりターゲットを、時間をかけてゆっくりと分解する（photothermolysis効果）のに対して、ピコレーザーは衝撃波で一瞬にしてバラバラに粉砕するようなイメージです。
つまり治療効果が従来のＱレーザーと比較して倍増しているにもかかわらずレーザー照射後の炎症後色素沈着などの副作用が理論的には起こりづらいということがこの新しいレーザーの特長です。

美肌治療での効果が認められてきています

ピコレーザーは、元来刺青除去においてより早く確実に刺青のインク色素を破壊し除去するために開発されたレーザーでしたが、日本においては2017年ごろより実はこのレーザーをシミ取りや肝斑治療、皮膚の若返り、肌質改善に用いることで、今までのＱスイッチ・レーザーや他の照射治療（IPL、高周波、超音波など）よりもさらに一歩進んだすぐれた治療効果を得ることが出来るという結果が各施設から徐々に発表され始め注目を集める結果となりました。

ピコレーザーの中でも特に秀逸なマシンを導入

そして、肌治療を目的としてピコレーザー（ピコシュアTM）を世界に先駆けて初めて世に送り出したのがレーザー業界世界最大手の米国サイノシュア社であり、その後同業界においてメジャーな各社が相次いで追随対抗する形でピコレーザーを次々と開発販売するに至りました。どの社もこの分野において鎬をけずっている現状ですが、特にしみ取り・美白治療・肌質改善・ニキビ跡治療などフェイシャル施術の分野では先行メーカーの強みを生かしきり、他社にはない卓越した治療効果を発揮できるマシンと言えます。
今後、間違いなく美容医療の歴史に名を残すであろう傑作機としての呼び声も高いピコシュアTMを用いた美肌治療を一度はお試しください。

施術の特長

幅広い肌トラブルに対応

刺青除去治療のイメージが強いピコレーザーですが、当院のピコシュアは刺青のみならず、しみ取り、美白治療、顔全体のトーンアップ、毛穴引き締め、皮膚の肌理を整えハリツヤを与える、リフトアップ効果などいわゆる美肌治療の90％以上を網羅カバーできるマシンです。
また、一つの治療で複数の効果が得られる所がこのレーザーの重要ポイントです。

ダウンタイムがほとんどない

ピコレーザーは従来機よりもよりパワフルなイメージがあるため、ダウンタイムを気にされる方がいますが、実際にはQスイッチ・レーザーよりもはるかに一発を発射した時の照射作用時間が短いため皮膚へのダメージが少なく、照射後のカサブタ、点状出血、炎症後色素沈着（戻りジミ）、浮腫（腫れ）などの副作用・リスクを従来機よりも大幅に軽減しています。
基本的に照射後に起こる反応として、皮膚面がほんのりピンク色に染まるのみであり、この赤みは数日でひいてゆきます。化粧も直後から可能なため実質的なダウンタイムがほとんどない治療であり、患者様にとって安心して受けやすい施術と言えます。

速効性

通常レーザー、光治療（IPL）などのフェイシャル施術において肌質改善等の一定の効果を出すには、少なくとも2週間から1ヶ月ごとに3回から5回など複数回の施術と時間が必要とされることが多いのですが、当院のピコシュアにおいては1回の照射施術において95％以上の方が数日後から効果を実感しています。これは、他社性のピコレーザーにおいても複数回の治療が必要と謳われている機種がほとんどであることを考慮するとピコシュアが美肌治療において他社製品から一歩抜きん出た効果を発揮出来ることを意味しています。

少ない痛み

パワフルなレーザーイコール痛みが強いというイメージを持つ方が多いようですが、実際は異なります。レーザーの発射照射時間が従来機であるQレーザーよりも超短時間に短縮された結果皮膚へのダメージだけでなく、痛みも大幅に軽減されています。
過去に当院でQレーザーもしくはIPL（光治療）によるフェイシャル施術を受けた患者様がピコシュア施術を受けると痛みの少なさに驚かされる方がほとんどです。
速効性と大きな効果にもかかわらず、痛みに関してはエステ感覚で続けられる治療として好評を頂いています。

コンビネーションが多彩

ピコシュアには、いわゆるシミ取りや刺青除去に用いるオーソドックスなスポット照射はもちろんのこと、その他加えてトーニング用ハンドピース、フラクショナル・レンズ用ハンドピースが搭載可能です。　美白治療をメインで希望の方にはスポット照射で濃いしみには強めに当てておき顔全体にはトーニング照射を行う。肌質改善には、顔全体にフラクショナル照射をおこないつつ、フラクショナル（点状照射）でカバーできていない部位はトーニング照射でより均一に肌理を整えるなど、複数の照射方式を組み合わせるコンビネーション治療が可能で、患者様の様々なニーズに応えることが出来ます。もちろん、ケース・ご希望によってはそれぞれの方式単独での照射も承ります。

フォーカス™レンズを使用したフラクショナル照射

ピコシュアは、レーザー光をフラクショナル化つまり多数のドット状の光に変換する特性レンズ（フォーカス™）を装着することが可能です。そのメリットは、点状の部分だけを短い間隔（距離）をあけて打つことで、スポット照射に比べて皮膚にダメージを与えることなく点状の箇所のみを狙って高出力で打つことが可能となります。
上の図のごとく総エネルギーの70%がマイクロスポットから照射され、残り30％はその周囲から低出力で照射されるピコシュア独自の方式です。

• 高出力で照射されるのは、総面積のうち限られたエリアであるため組織ダメージが少ないのが特長です。
• 皮膚に対してPhotomechanical（フォトメカニカル）効果と呼ばれる、一種のショックウェーブ（衝撃波）を与えます。
• 新しいコラーゲンとエラスチンを皮膚内で生成することで、皮膚を再生し若返らせます。
• 従来のサーマル効果（熱効果）を発生するフラクショナルレーザーでは、熱エネルギーによる疼痛とダウンタイムを引き起こすという欠点がありましたが、ピコレーザーによるフラクショナル照射はこの欠点を克服しました。
• しみ（色素斑）、くすみなどのメラニンを原因とする色素病変を取り除きつつ、ニキビ跡の凹凸、小じわをも改善させる効果があります。色味の治療と肌の引き締め、リフトアップなどの肌質改善治療を二つ同時に行える^※という点もピコシュアによるフラクショナル照射の特筆すべきメリットです。

※現在既にある従来型のフラクショナルレーザーの多くが、肌質の改善のみを目的としたものがほとんどです。

ピコシュアと他社のピコレーザーの違い

ピコレーザーで、ピコシュア以外の他社製のマシンには、シネロンキャンデラ社の「ピコウェイ」やキュテラ社の「エンライトン」、クワンタ社の「ディスカバリーピコ」などがありますが、いずれもヤグレーザー（532nm, 1064nm）を主力装備として当初開発されたマシンです。
これに対し、ピコシュアで使用されるアレキサンドライトレーザーの波長755nmは、他社製のマシンでフェイシャル手技（トーニング照射、フラクショナル照射）に使用される1064nmの波長と比べ、メラニンへの吸収性が3倍以上に高く、シミ治療・美白治療により強い機種と言うことが出来ます。また、このメラニンへの吸光性の高さをうまく使うとあまり出力を上げない低出力照射によっても充分な効果を得ることが出来るため皮膚に加わるダメージと痛みがより少ないと言えます。1064nm（ヤグ）のピコレーザーで一定の結果を出そうとして強く照射すると皮膚内に点状の出血が見られることがよくあり、これが一つの問題点とされます。

また、ピコシュアは日本の厚労省に相当するアメリカFDAからピコレーザーの中で唯一しみ・しわ・ニキビ跡・刺青除去の全ての分野で「効果有り」として公式に有効生について認定許可を取得しているピコレーザーです。このような点から安全性と治療効果の面において他の数あるピコレーザーを引き離し、一歩進んだ機能を持つ機種であると言えます。

効果目的

• しみ除去
• くすみ除去
• そばかす除去
• 肝斑治療
• ADM（後天性真皮メラノサイトーシス）除去
• ニキビ跡の凹凸を目立たなくする。
• ニキビ跡の色味を目立たなくする。
• 皮膚の若返り効果（皮膚にハリツヤを与える）
• 皮膚のリフトアップ効果
• 毛穴引き締め
• 皮膚の肌理を整える。
• 小じわを目立たなくする。
• 刺青除去（全色に対応）

症例写真

ピコレーザーによるしみ治療

ドクターによる症例解説

術前

鼻部、下瞼から目尻にかけて茶褐色の点状のしみが散在します。色調としみの形状、分布パターンからメインがソバカスで、一部に紫外線によるしみ（日光性色素斑）も混在すると判断し、ピコレーザー（ピコシュア）のスポット照射を行いました。
波長755nm, 3mm径, 2.83J/cm2, パルス幅750psのセッティングにて、しみを狙ってピンポイントでの照射単独とし、トーニング照射、フラクショナル照射は今回行っていません。

術後1ヶ月目

1回照射後1ヶ月目において、まだうっすらと色むらの残る箇所もありますが、施術前にあったしみの90％以上が取れている印象です。
施術後数日の間は、照射箇所において薄いカサブタが生じましたが、メイクでは十分に隠せるレベルのものでした。典型的なソバカスでは1回の照射でもかなり効果的であることがお分かり頂けるかと思います。
今回はしみ治療を主な目的とした照射方法をとりましたが、スポット照射でもある程度密度を密に当てることで肌にハリツヤを与えるなど肌質改善効果を得ることも可能です。

症例に関する情報

治療名：ピコレーザーによるしみ治療　費用：22,000円/回　治療に伴う可能性のあるリスク・副作用：炎症後色素沈着、水疱形成、熱傷、蕁麻疹など　施術内容に関する問い合わせ先：お問い合わせフォームからどうぞ

ピコレーザーによるADM除去

ドクターによる症例解説

術前

主に頬骨部と鼻部、下瞼において斑状ないし点状のしみを認め、これらの除去を希望された56歳の女性です。バックに地図状のうすい色むらがあるため一見肝斑のように見えるかもしれませんが、しみの形と色あい、分布のパターンからADM（後天性真皮メラノサイトーシス）と判断し、レーザーによる除去治療を開始しました。

術後

当初は1ヶ月ごとに4回のQスイッチYAGレーザーによるトーニングを行いましたが、ほとんど変化が見られなかったため、途中から方針を変更しピコシュアのスポット照射を1ヶ月ごと合計8回行いました。
ピコシュアのスポット照射法によってしみの輪郭が徐々にぼやけ、最終的に色むら状に残ったため、最後の仕上げとして、色調を均一に整えてそろえる目的でピコフラクショナルを強めに1回照射しています。回数こそ掛かりましたが、ほぼ取れきったと言っていいでしょう。

症例に関する情報

治療名：ピコレーザーによるADM治療（スポット照射およびフラクショナル照射）　費用：1回22,000円～33,000円程度（しみの個数による）　治療に伴う可能性のあるリスク・副作用：炎症後色素沈着、熱傷、水疱形成、瘢痕形成、痛み、腫れ、赤みなど　施術内容に関する問い合わせ先：お問い合わせフォームからどうぞ

ピコ美白セット（ピコスポット+ピコトーニング）による日光斑（日光性色素斑）除去

ドクターによる症例解説

術前

紫外線によるしみ（日光性色素斑＝日光斑）が顔中にある55歳の女性です。2018年始めにピコレーザー（ピコシュア）を当院で導入した際に、モニターさん第一号として施術を開始しています。
両頬全体にひろがるくすみと斑状・点状のしみが両頬部を中心に下瞼部・鼻にも認めます。

術後

ピコシュアによるスポット照射、つまりしみ1個1個に個別にピンポイントで強く当てる方法と、顔全体に低出力でトーニング照射をゆるく当てる方法を組み合わせた、当院式の「ピコ美白セット」にて、月に1回のインターバルで5回照射を終了したところです。
両頬部にまだ若干の色むらとくすみを認めますが、日光斑は90％以上取れています。今まではファンデーションでシミを隠すのが大変だったけれども、施術後にかなり化粧が楽になったというコメントを頂きました。
第一号の症例としてはうまくいったほうだと思います。

症例に関する情報

治療名：ピコシュア／ピコ美白Ａセット：スポット照射＋ピコトーニング　費用：1回　44,000円　治療に伴う可能性のあるリスク・副作用：色素沈着、熱傷、水疱形成、白斑の発生、肝斑の悪化など　施術内容に関する問い合わせ先：お問い合わせフォームからどうぞ

ピコレーザー（ピコスポット）によるしみ・くすみ治療

ドクターによる症例解説

術前

頬のしみ・くすみを改善したいと当院にご相談に来られた46歳の女性です。しみにはいくつかの種類がありますが、今回の方は紫外線や加齢による日光性色素斑（日光斑）でしたのでピコレーザーによるしみ取り（ピコスポット）を勧めました。
当院では、このようなしみに対してルビーレーザーを使用することが多いですが、ダウンタイムを出来るだけ少なく抑えたい方にはピコレーザー（ピコスポット）が適しています。

術後1ヶ月目

2ヶ月毎に2回ピコレーザーによるピコスポット照射を行った経過です。ピコレーザーにはピコスポット、ピコフラクショナル、ピコトーニングと3つの照射方法がありますが、そのうちピコスポットは、ピンポイントで高出力のレーザーをしみ・くすみに照射する治療法で、即効性が期待できる点が特徴です。
今回は、美肌効果のあるトーニングやフラクショナル照射は行っていませんが、術後はしみ・くすみが改善されているだけではなく、肌のツヤ・ハリ感も増しているのが写真からお変わりいただけるかと思います。
若干、色素が取りきれていない抜け方の甘い場所もありますが、ピコスポットはダウンタイムが少ないため、仕事をなかなか休めない、人前に出る機会が多いといった方にはお勧めです。逆にもっとしっかり目にしみを除去したいのであれば、ルビーレーザーがお勧めです。ただしルビーレーザーの場合は、ダウンタイムが3～6ヶ月程度とやや長くなることもあります。

症例に関する情報

治療名：ピコレーザーによるしみ除去（ピコスポット）　費用：1回当たり 44,000円 ※照射範囲による　治療に伴う可能性のあるリスク・副作用：炎症後色素沈着、炎症後紅斑、痂皮形成、疼痛、水疱形成など　施術内容に関する問い合わせ先：お問い合わせフォームからどうぞ

施術の流れ

1. 洗顔
2. 麻酔（痛みがかなり少ないので通常必要ありませんが、希望に応じてクリーム麻酔使用可能）
3. 施術（レーザーを照射します）
4. クーリング（皮膚面を冷タオルで５分間ほど冷却して終わります）

悩み別：オススメのピコレーザープラン

ピコスポット

お顔の気になるシミやくすみに対して、院長自らがスポット照射を行います。

＜このようなお悩みに＞

・部分的に気になるしみ・くすみがある

ピコトーニング

肌表面に弱めにピコレーザーを照射し、メラニン色素を分解・排出します。

＜このようなお悩みに＞

・お顔全体のしみ、くすみが気になる
・そばかすが気になる
・肌のキメやハリ感をアップしたい

ピコフラクショナル

肌の深部にピコレ―ザーを照射し、コラーゲン・エラスチン等の産生を促進します。

＜このようなお悩みに＞

・ニキビ跡や傷跡などの凸凹が気になる
・毛穴の開きを改善したい
・通常のフラクショナルレーザーでは痛みを感じた
・ダウンタイムを最小限に抑えたい

ピコ・フェイシャルセット（ピコトーニング+ピコフラクショナル）

当院オリジナルのピコレーザーコースです。複合的なお顔の悩み改善に最適です。

＜このようなお悩みに＞

・しみ、くすみはもちろん、毛穴の開きやニキビ跡も改善したい
・全体的なお顔の悩みを一気に解決したい

ピコ美白セットA（ピコスポット+ピコトーニング）

当院オリジナルのピコレーザーコースです。
気になるしみはもちろん、お顔全体のしみ・くすみ改善を行います。

＜このようなお悩みに＞

・お顔の一部に比較的色味が濃いしみ、くすみがある
・全体的にしっかりと美白効果を得たい

ピコ美白セットB（ピコスポット+ピコフラクショナル）

当院オリジナルのピコレーザーコースです。
気になるしみはもちろん、コラーゲン・エラスチン産生によって美肌効果を促します。

＜このようなお悩みに＞

・お顔の一部に比較的色味が濃いしみ、くすみがある
・全体的にしっかりと美肌・美白効果を得たい

ピコフルセット（ピコスポット＋ピコトーニング＋ピコフラクショナル）

当院オリジナルの、ピコレーザーを駆使した美肌フルコースです。
一度の照射で、様々な肌の悩みをしっかりと解決したい方におすすめです！

＜このようなお悩みに＞

・比較的色味が濃いしみ、くすみが一部にある
・全体的にしっかりと美白効果を得たい
・小じわ、毛穴の開き、ニキビ跡をなくしてなめらかな肌にしたい

料金

※回数:3回から10回推奨

※料金:照射方式とコンビネーションによります。

※記載料金は予告なく変更することがございます。またカウンセリング・診察時にご提示したお見積について、有効期間は提示日より3か月とさせていただきます。

施術情報

• 所要時間
  30分
• ダウンタイム
  ごく軽度の赤みが数日
• 施術の痛み
  輪ゴムではじく程度
• 通院
  1ヶ月ごとの複数回の施術が望ましい
• 麻酔
  外用麻酔　or テープ麻酔　（有料）
• 持続性
  個人差あり
• 洗顔
  当日可能
• シャワー・入浴
  当日可能
• メイク
  当日可能