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目ヂカラを強化する眼瞼下垂手術(自由診療)

2016年04月18日(月) | カテゴリ: 美容外科, 二重整形・眼瞼下垂・目元
若い方で、目が小さいので二重手術ではなく
眼瞼下垂手術で目ヂカラを強化して欲しいというリクエストをよく頂きます。

実際に、二重手術では
二重ラインを入れることで目が大きくなったように見えるだけで、
黒目の見えている面積は変化しないことがほとんどです。

例外は、皮膚がたるんで上からヒサシのように覆い被さっている場合に限り、
二重手術でたるみがラインの中に折り込まれ、たるみが除去されることで
黒目の見えている面積が広がって見えることがあります。

長期間にわたって、アイプチ(糊)やアイテープ、目細工などで二重を作っていると
皮膚がたるんで伸びてくるため、二重手術によってたるみが取れると、
あたかも眼瞼下垂手術をして目ヂカラがついたかのような結果が得られることがあります。

しかし、これは本来の意味で目の力(開瞼力)が強化されたわけではありませんので、
本来の眼瞼下垂手術とは別に分けて考えなくてはなりません。

埋没法二重で切らずに下垂が治るとしているクリニックも多くあります。

確かに埋没法二重で糸をかけるコースを工夫すれば、一時的に瞼を開ける力が強くなったかのように
見えることもありますが、やはり確実な効果を得つつ、同時に効果の永続性を求めるなら
皮膚切開ありの腱膜短縮による目ヂカラの強化が王道であろうと考えます。

ただ、最近気になるのは、患者さん自身が眼瞼下垂手術を受ける気が最初からなく、
かつ別に病的な眼瞼下垂ではないにもかかわらず、「あなたの目は、眼瞼下垂症です」という診断を下して、
意図的に不安をあおり法外な値段(40万円から50万円など)で手術を受けさせようとしている
クリニックが急増している点です。

まずそもそも存在しない病気を医者自身が作り出しそれに対して治療を行うということは
完全に「医の倫理」に反することだと思いますし、その上実際に行われていることが
眼瞼下垂手術ではなく単なる二重手術だったということを目にすることが多々あり、
まっとうな美容外科医の間では最近特に問題視されています。

このような詐欺的手法にひっかからないよう、皆様くれぐれもお気をつけください。


下は、二重だけではなく目ヂカラそのものを上げて、
瞳をパッチリと大きく見せたいという希望で当院を受診された23歳の女性です。


これは決して病的な眼瞼下垂ではありませんので、
あくまで美容目的の自由診療の眼瞼下垂手術を勧めました。

二重ラインの調整も含めた、自由診療の眼瞼下垂手術(腱膜前転法)を行いました。


下は、手術直後の状態です。


二重埋没法と違って、皮膚切開を行い、眼輪筋や腱膜に操作を加えると
この程度の腫れは覚悟しなくてはなりません。
腫れが引くのには、2週間から1ヶ月を要します。
また、腱膜を糸で縫い縮めているため
目を開け閉めする時のツッパリ感はしばらくは続きます。


上は、手術後1ヶ月目の状態です。
腫れ・内出血はすっかり落ち着き、二重ラインも自然な仕上がりです。
少し幅がある平行型の二重としましたが、本人の希望もあり派手過ぎないように控えめな造りとしています。

術前に内側(鼻側)の目の開きが今一つだったので、特に内側で黒目がよりしっかり見える
ように腱膜の短縮量を多めにとっています。

結果に大変満足されていた様子だったため、モニターとしての目元写真の使用をお願いしたところ
こころよく引き受けて下さいました。

元々、他院よりかなり安く提供している自由診療での眼瞼下垂手術(腱膜前転法)ですが、
もしモニターでの写真使用が可能であればさらにお安く手術を受けることが出来ます。
興味のある方は、是非一度ご連絡下さい。


当院の眼瞼下垂治療(自由診療)詳細はこちらです。

<本ブログの症例に関する情報>

治療名:眼瞼下垂術(自由) 費用:550,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、皮膚の傷跡、後戻り、ライン消失、左右差など
治療内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士